本日、ソチオリンピックにおいてフィギュアスケート男子の羽生結弦選手が、金メダルを獲得しました。
このことについて、まずは、おめでとうとお祝いの言葉を残したいとしたいと思います。
しかし、金メダリストと銀メダリストの演技がグダグダだった感が否めず、素直に『良かった』とは言いづらいような気がします。
そもそも実際の演技を見てもなく、文字媒体だけでしか結果を知らない私に意見を言う権利もないのですが、テレビもなく世間のオリンピックの盛り上がりとかなりズレたところにいる私だからこその、冷静な意見を述べたいと思います。
まず、今回のフィギュアスケート男子金メダルの羽生結弦選手と、銀メダルのパトリック・チャン選手は、ショートプログラムでの高得点というアドバンテージがあったためメダルを獲得できた思っている人もいるかもしれませんが、それは大きな間違いで、この2人はフリーの演技でも1位と2位です。
正直、上位陣で最もミスをしていたと言っても過言ではない2人が、フリーで1位と2位というのは、なかなか納得がし難いものがあります。
現在のフィギュアスケートの採点方法は、技の難易度によってあらかじめ決められた点数を、技の出来によって加点・減点されるといった技術点と、演技全体を見る構成点から成り立っています。(その他にも細かい加点・減点がある)
これは体操競技などでも使われている方法で、かつての単純な6点方式に比べれば遥かにいい採点方法かと思います。
昔のフィギュアスケートは、ジャンプで転んでしまえば終わりみたいなところがありましたが、今の採点方法では今回のオリンピックでわかるように、転んでもいい点が出るときはしっかりと出ます。
ですので、選手も難しい技などにチャレンジしやすく、またこのことはスポーツ選手の本質的な部分であるチャレンジ精神という概念を阻害することもないため、現在の採点方法が決して悪いものでないことは間違いないと思います。
しかし、今回の採点結果を見ると、ジャンプをミスした時の減点をもう少し増やす必要があるように感じます。
そうでないと、できもしない難しい演技構成にして、ミスありきの演技をするという本末転倒な行為をする選手も出てきてしまうかもしれません。
これは微妙なところなのでしょうが、個人的には、フィギュアスケートはもう1段階見ている人が納得しやすい採点方式に改良する必要に迫ってきているような気がします。
日本人初のオリンピック男子フィギュアスケート金メダルでお祝いムードのなか申し訳ないですが、個人的見解を述べさせていただきました。
しかしこのことは、実際に演技する選手にとってはどうすることもできない問題ですので、今回金メダルを獲った羽生選手には素直におめでとうと言いたいと思います。
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コメント
「限界への挑戦、フィギュアスケートに注目 採点早わかり」(渡辺佳子)
がとっても分かり易かったです(^^)/
この記事によると「ミスありきの演技構成」は避けられるかも・・
「アランフェス」世代です(^_-)-☆