米朝トップ会談の決定で問われる日本の姿勢

政治
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北朝鮮の金正恩委員長と韓国の特使団との会談が行われ、韓国と北朝鮮とのトップ会談が4月末に板門店(韓国と北朝鮮との国境地域にある交渉施設)で行われることが決まりました。
更にはアメリカと北朝鮮のトップ会談も決まり、一気に北朝鮮と周辺各国との緊張が緩和される道筋が見えてきました。
この一連の流れは国際的にも一定の評価がされており、多くは好ましいニュースとして報じられています。

一方、日本では今回の合意について批判的な意見が多いようです。
北朝鮮には過去の交渉で何度も騙されてきた例があるため、今回もまた騙されるという憶測もあり、世界各国が現在共同で行っている北朝鮮への圧力を、緩めることに慎重な意見を示す見識者が多く見かけられます。
しかし私は、今回の会談はそれなりに成果が出るように思います。
そう思う大きな理由の1つは、今回の会談相手が民主党の大統領ではなく共和党の大統領だからです。
アメリカと北朝鮮の関係は、基本的に、民主党のときは融和が進み、共和党のときに対立が進む傾向があり、過去に2度行われた大統領経験者の訪朝も、2人とも民主党の大統領経験者(ジミー・カーター、ビル・クリントン)でした。
しかし今回の会談相手は、保守政党である共和党の大統領で、更にその中でも特に保守思考の強いドナルド・トランプ大統領なのです。
これは、今までのように北朝鮮ペースで交渉は進まないでしょう。
そして何よりも、北朝鮮がこのような難しい会談に踏み切ったこと自体が切羽詰まっている証拠であり、何らかの譲歩をする用意があるのではないかと思います。

現在の日本では北朝鮮に対する強硬姿勢が支持されていますが、北朝鮮にとっての交渉相手はあくまで韓国とアメリカです。
そもそもアメリカ、韓国、北朝鮮は、朝鮮戦争休戦協定の署名国なのですから、この問題を真っ先に解決しなければなりません。(朝鮮戦争は休戦状態で未だ停戦に至っていない)
当然、日本にも北朝鮮との間に拉致事件やミサイル発射などの諸問題がありますが、朝鮮戦争に深く関わらなかった以上、北朝鮮との交渉で主体的になることは不可能に近いでしょう。
このような現実的な問題がある中、日本が韓国やアメリカと違う主張をすることは明らかにおかしく、そのようなことを続ければ国際社会の中で完全に孤立化してしまう可能性もあります。
以上のことを踏まえて、日本政府は、アメリカ、韓国としっかり協議して、北朝鮮問題の解決を目指してもらいたいと思います。

そして、朝鮮半島が平和になるように各国が協力していただきたいと思うのですが、日本では韓国に対する不信感から、朝鮮半島の統一が起きれば余計厄介だと思う人も多くいるようで、実際にそうなのかもしれません。
しかし、韓国がおかしな主張を繰り返す要因のひとつには、不安定な国際情勢やそれに伴う国民のストレスなどが背景にあると私は思っているので、朝鮮半島が平和になれば韓国国民も変な主張を自ずと少なくなっていくものと思います。

何はともあれ、核実験やミサイル発射実験を繰り返す国が、1日でも早く周辺からなくなることを願うばかりです。

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