本来なら、今は東京オリンピックの開催期間中でしたはずでしたが、ご存知の通り新型コロナウイルスの影響により開催は1年延期となり、現在オリンピックは行われていません。
しかしのこの1年延期開催についても、新型コロナウイルスの感染状況を考えると懐疑的な意見が多く、開催国の日本人ですら過半数以上の人が来年のオリンピック開催を無理だと思っているのが現状です。
私も何とか2021年に東京オリンピックが開催できる方法を模索してみましたが、さすがにもう諦めたほうがいいように感じます。

世界の新型コロナウイルス感染者は増え続ける一方ですし、なにより開催国である日本の新型コロナウイルス対策がガバガバで、とても他国から信頼を得られる状況になっていません。
世界の主要国が集まる北半球が秋冬に入れば感染はより広がると想定されますし、期待されていた抗体(感染者が得る免疫)も、新型コロナウイルスは3か月程度しか持たないことが判明しています。
これでは、代表選手を選考する予選会もまともに開けないでしょう。
しかし私は、こういった感染拡大の問題よりも、経済的な側面から東京オリンピックを中止したほうが良いように感じています。
東京では、オリンピックの中止が決まらないことで、事業をやめるにやめられない人や団体が多数いると思われ、そのことが経済的な負担になっていると想定されるのです。
例えば、東京オリンピック終了後に一般に売却することが決まっていた選手用の宿泊施設も、1年間は空き家の状態が続くことになってしまいました。
東京オリンピックの開催判断をいつまでも先延ばしにした挙句に中止という結果になったら、赤字がかさむだけかさんで破綻するような企業が出てくる可能性もあり、現状を考えれば実際にそういう結果(開催中止)になる可能性が高いように感じるのです。
ですので、いつまでも開催することを前提にして話を進めるより、早い段階で中止を決めてしまったほうが、現実的で経済的にも負担が少ないように感じます。
今の状況は、株式投資で損切ができずにダラダラと株価が下がっているのをただ見ているだけに思えてしまいます。
もちろん、日本や東京にオリンピックの開催を決める権限はなく、開催の是非はIOCが決める話ですが、日本側・東京側からもオリンピックの中止を訴えてもいい段階に入っているのではないでしょうか?
そして、開催地が既に決まっている2028年以降となる2032年での東京オリンピック開催について、IOCと交渉することが1番現実的な案だと思うのです。
10月にIOCと開催地側での交渉があるそうですが、日本側から東京オリンピックの開催中止と2032年の開催地先行決定という案を打診してみてもいいのではないでしょうか?
選手側も、開催されるのが疑わしい大会のために長い期間準備するのは精神的にきついと思うので、ここは一旦リセットして、もう一度、東京でのオリンピック開催を計画の段階から練り直したほうが良い時期に来ているように思います。
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