SNSで誹謗中傷されてもネガティブにならない心理学

社会
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今月23日、女子プロレスラーの木村花さんが自ら命を絶ちました。
出演していたテラスハウスという番組内の問題で、SNS上で多数の誹謗中傷コメント(返信)を受けたことが原因ではないかと言われています。

今や誰しもがSNSを利用する時代で、このような事態がいつ自分に降りかかるか分かりません。
特に芸能人・有名人には大なり小なりSNS上で誹謗中傷を受けており、明日は我が身と恐怖を感じている人もいることでしょう。
『もし自分のSNSに誹謗中傷が来た場合、精神的に追い詰められないようにするにはどうしたらいいのか?』
その疑問に答えるべく、この場で対応方法や気持ちの持ちようについて考えていきたいと思います。

まず、自身のSNSに対するコメント等で、批判的なものの割合が50%以上であるのなら、自分自身の行動や言動に何らかの問題あるでしょうから、そこは素直に改善するべきです。
その点を考量しても、あまりにもコメントの内容がひどいと感じるようだったら、SNSを一時的あるいは恒久的に停止したほうがいいでしょう。

しかし、こんな人はほとんどいないはずです。
こういったことが日常的に起きている人は、安田大サーカスのクロちゃんや加藤紗里などといった炎上を芸風にするような人か、スキャンダルや失言などといった何かしらのミスを犯したとき程度なはずです。
それ以外のほとんどの人は、アンチからの誹謗中傷コメントは全体の1割以下で、大半はファンからの応援などといった好意的なコメントが寄せられているかと思われます。
炎上していたと言われている木村花さんのSNSですら、コメントの大半はポジティブなものでした。

もし、あなたのSNSに少数の誹謗中傷コメントが来ていたとしても、それはまったく気にする必要はありません。
そんなこと言われても、批判的なことを書かれるとどうしても気になってしまうという人も多いかと思います。
自分も10年以上ネットで活動しているので、その気持ちは十分理解できます。
批判的なコメントによる嫌な気持ちは、良心的なコメントによる嬉しい気持ちよりも明らかに強く感じ、実際にネガティブな感情はポジティブな感情の5倍強く感じるとの研究結果もあるそうです。
そんな状況から、批判的なコメントに対しつい感情的に反応してしまうという人もいるかもしれません。
しかし、そんな対応はもっての外なのです。

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この説明だけでは誰も納得ができないでしょうから、以下で少数の誹謗中傷コメントを気にする必要がない理由や気持ちの持ちようを説明していきます。

皆さんは、SNS上で応援してくれるファンからのコメント対して、普段どんな対応をしているでしょうか?
おそらく、『いつも応援してくれてありがとう』と一括で感謝の意を示すぐらいの対応で、個別のコメントについては対応していないと思われます。
しかしアンチからの誹謗中傷コメントに対して頭に血がのぼってしまうと、具体的なコメントに対して反応してしまう人が多いようです。
ここで1度冷静になって考えてみてください。

あなたが活動をしていく上で、大切にしなければならないのはファンですかアンチですか?

当然、それはファンであってアンチではありません。
にもかかわらず、アンチの誹謗中傷コメントのほうにより強く反応することは、まったくもってナンセンスなわけです。
そして1番大事なことは、アンチのコメントに反応するということはファンを蔑ろにしていることとイコールであることです。

よく考えてください。

毎日のように応援コメント書き続けてくれる熱心なファンに対しては簡単な対応で済ませているのに、たまにしかコメントしてこないアンチに対し強く反応する・・・これっておかしいと思いませんか?
ファンの心理からすると、当然、自分がした応援コメントに対応してもらいたいはずです。
しかし、そのような対応をされることは基本的にありません。
見返りがあるわけでもなく、下手をすると読まれているかもわからないのに、それでもなおファンはあなたを応援するコメントを書いてくれているのです。
にもかかわらず、あなたがアンチの誹謗中傷コメントのほうばかりを気にして反応していたら、毎日コメントしてくれるファンに対しても失礼な行為となってしまうのです。
ハッキリ言います。
応援コメントが大多数であるのなら、少数の誹謗中傷コメントなんてまったく気にする必要はありません!

あなたは、ファンのために活動するべきであってアンチのために活動する必要はないのです。

アンチの誹謗中傷コメントに反応する暇があったら、ファンの応援コメントに対応するべきです。
もちろん、応援コメントの数は膨大で対応することは難しいことでしょう。
応援コメントに対応しない以上は、誹謗中傷コメントに対しても反応するべきではなくガン無視で構わないのです。
このことを理解できれば、自ずとアンチのコメントは気にならなくなってくるはずです。

このような説明を聞いても、アンチからの誹謗中傷が気になって、どうしても辛く精神的に追い詰められるようであれば、それはもうSNSをやめてください。

命より大切なSNSなんて、この世にありません。

木村花さんは死のギリギリまでSNSへの投稿を続けるなど、SNSに対する強い依存性が見てとれましたが、SNSと命を比べてSNSのほうが大事なんてことはあり得ないのです。
冷静になって考えれば、これは至極当然の話です。

SNSで誹謗中傷されるととても嫌な気分になりますが、あまり深く考えることはありません。
『いざとなったらやめたらいい』ぐらいの気楽な感覚でSNSを利用してください。
この考えが、自分自身をSNSから守ることに繋がるはずです。

以上、SNSは楽しく明るく活用しましょう!!

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