今から1年程前に、『老害だと思う大御所芸能人ランキング』というアンケート結果が発表され、9位に選ばれた梅沢富美男さんがテレビ番組で激しく怒ったことがニュースになっていました。
確かに、今の日本を作ってきたと言っても過言ではない先人たちに対し、老害などと言うのは失礼な話です。
しかし、これは失礼とか失礼じゃないといった単純な話ではありません。
現在、日本の5歳ごとの人口ピラミッドで、1番多い世代は65歳69歳です。
本来の人口ピラミッドは年齢が若ければ若いほど多くなるはずなのですが、日本ではその逆に近い形になっており、異常な少子高齢化社会になっていることがわかります。
社会的な地位や経済力、または権力などは、年齢が高くなるにつれ上がっていくことは、誰もが理解が出来ると思いますが、現在の日本のように少子高齢の社会が続けばどうなっていくでしょう?
おそらくその答えは、年齢の高い世代が年齢の低い世代を押さえつける社会になるはずです。(既になっている?)
そして本来、若者がその押さえつけに対抗する手段は、”数”しかありません。
しかし現状の日本では、その数でも年齢が高いの世代のほうが勝っており、若者の不満の行き場がなくストレスが溜まる一方なのです。
最近の若者が”老害”という失礼極まりない言葉を頻繁に使うことも、そのような背景があるものと思われます。
現状、若者が不満をぶつけられる唯一の存在は、自分たちより少数派数である更に下の世代ですが、下の世代への押さえつけが永遠に続くような社会など、まともな社会構造とは言えません。
現在の日本の人口統計を考えると、自分より上の世代が定年退職するような年齢までまでずっと数滴有利を確保して、永遠に上の世代からの押さえつけを感じながら生きていかなければならない高ストレス社会になっていくと想定されます。
こんな状況になれば、日本は今のような豊かな社会を保てなくなっていく可能性すら考えられます。
この問題の対策は、出生率を上げることが1番効果的ですが、すぐに効果が現れるわけでもないですし、実際、何年も前から対策をしているのに出生率が上がってきていないという現実があります。
出生率を上げることが無理ならば、若者を認める社会を作っていくしか解決策はないでしょう。
若者に対し多少の問題を感じていたとしても、それを認め意見を聞く社会を作っていかなければ、今後の日本はどこかの半島のようなおかなしな国家になってしまうかもしれません。
以上、若者を認める社会を作ることは、現在の日本における最優先課題の1つだと思います。
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コメント
そうだそうだ!!クソ政治しているヤツら
いい加減に気付け!! 老害政治家は撤退せよ!!