現在、日本では新型コロナウイルスの新規感染者が高止まり状態になっています。
それもそのはずで、政府は新型コロナウイルスに対し目立った対策をせずに放置状態、それどころか『Go TOキャンペーン』などというウイルスを全国に広げるかのような政策を行い続けています。
新型コロナウイルスは高齢者(主に70歳以上)が重症化しやすく、高齢者に感染させないようにすることが政府や自治体の中では共通認識となっているそうです。
逆にこのことは、高齢者にさえ感染させないようにすれば経済を普通に回しても問題ないという政府・自治体の考えが透けて見えてきます。
感染症対策と経済対策を同時並行して行うことは難しく、結果、高齢者にさえ感染させなければいいという発想が生まれたのでしょう。
しかし、この考えは根本からして間違えです。
今のように感染者が増えてしまうと、ウイルスはどこにでもいる状況になってしまい、高齢者に感染させない対策ができなくなります。
例えば、高齢者を対象とした外出自粛を実施したり、買い物の時間を高齢者とそれ以外で分けるような対策をとったとしても、ウイルスが蔓延している状況では物流センターで働く人や配送業者にも無症状患者がいるのは当たり前となってしまうため、食品などの商品そのものにウイルスが付着している状態となってしまうのです。
そうなれば、家から一歩も出なくても新型コロナウイルスに感染するなんてこともあり得てしまいます。
結局、高齢者に感染させないようにするには市中感染を減らすしかなく、それは新規感染者数を減らす以外に方法はあり得ません。
とにもかくにも、新型コロナウイルスの対策は新規感染者数を抑え込むしかないのです。
今のような感染状態のまま秋冬に入ってウイルスが活発化するようなことがあれば、来春ぐらいまでずっと高い感染者数を維持するような可能性が考えられます。
それほど長期に渡って消費活動が委縮する状況となれば、日本経済にとって大打撃です。
以上のように、今の政府が行っている新型コロナウイルスを放置するという対策は(正確には対策をとっていないが)、死者も多数発生、経済にとってもマイナス、当然、東京オリンピックも中止という最悪の結末を生むだけで、日本にとって何のプラスもないように感じます。
今の状況で、新型コロナウイルスが蔓延している国から物を購入したい、または旅行に行きたいと思う人はまずいません。
全ての国で新型コロナウイルスが蔓延していたらどうしようもない話ですが、日本のお隣の中国、台湾、韓国は、みな感染の抑え込みに成功しています。(韓国はここにきて感染者が急増中)
周辺国が感染拡大防止に成功していて日本だけが失敗していては、日本の対外的な経済的価値が下がるのは当然です。
なぜ安倍政権が、このような日本にとって何のプラスにもならない新型コロナウイルス対策に突き進むのか、理解に苦しむばかりです。
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