慶応大学病院で、新型コロナウイルスと関係のない患者にPCR検査を行ったところ6%(67人中4人)の人が陽性であったという事実が判明しました。
また、カリフォルニア州サンタクララ郡で住民3300人に対し新型コロナウイルスの抗体検査を実施したところ、66人に1人が抗体をもっていたことが分かりました。
この数値をカリフォルニアで発表されている感染者数に当てはめると、実際の感染者数は55倍に及ぶ可能性があるとのことです。
このような検査結果から、日本における新型コロナウイルスの感染者数の実数は、発表数より予想以上に多いのではないかという疑惑が持ち上がっています。
仮に日本の人口の6%が感染していたとすると、その数は700万人以上、現時点の感染者数12,023人の55倍だとすると、66万人以上の人が新型コロナウイルスに感染していることになります。
そして、これだけの人が既に感染していたとするのなら、新型コロナウイルスの死亡率は著しく低くなるわけです。
たとえPCR検査未実施の肺炎や特定不明で亡くなった人の中に新型コロナウイルスの感染者が相当数いたしても、100万人規模で感染しているのなら死亡率が0.1%以下になることは確実だと思われます。
このことがもし事実なら、新型コロナウイルスは季節性インフルエンザと同じような感染力や毒性(死亡率)になるのかもしれません。
しかし、海外で多数の死者が発生していたり、国内で志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなるなど、新型コロナウイルスには季節性インフルエンザと同様の毒性と思えないような事例も多々報告されています。
少なくとも私は、ここ10年ほどでインフルエンザが原因で亡くなった有名人を知りません。
2名とはいえ、国内で流行が拡大した1か月間で、日本中で知られているような有名人が2人も亡くなった事実は、新型コロナウイルスの毒性の高さを示しています。
このように、『新型コロナウイルスの実際の感染者数は発表数より大幅に多い → そのため死亡率はかなり低い → 季節性インフルエンザと危険性に変わりはない』という理論には明らかな矛盾があります。
そう考えると、やはり6%とか55倍という数字に何らかも問題点があるとしか思えません。
慶応大学病院の例は数が少なすぎますし、抗体検査はまだ始まったばかりです。
感染症の流行時には様々な数値が突発的に出てきますが、そのような数字に一喜一憂することなく、感染症対策には常に冷静な判断が必要になるかと思います。
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