アメーバピグ(サイバーエージェント提供)にて、熊本地震における募金が開始されました。
内容は以下の通りです。
アメーバピグ(パソコン版、スマートフォン版、モバイル版)にて募金対象のアイテムを販売いたします。
募金対象アイテムの販売額(1コイン=1円とし、ボーナスコインによる販売額を除きます)を、皆様からの募金対象金額といたします。
これに加え、上限2,000万円まで当該アイテムの販売額と同額を、サイバーエージェントが拠出し、その合計額を日本赤十字社に募金いたします。
引用:http://ameblo.jp/staff/entry-12151523558.html – アメーバスタッフブログ
一見、素晴らしい募金に思えますが、この募金方法には問題があると言わざるを得ません。
アメブロでは、課金しなくても様々なサービスからボーナスコインというものが貯められるのですが、このボーナスポイントには問題が隠れています。
上記の引用文にあるように、ボーナスコインでのアイテム購入は募金になりません。
そして・・・
ボーナスコインは通常のコインより優先的に消費されます
引用:http://helps.ameba.jp/faq/0650/0653/post_836.html – Amebaヘルプ
アメーバピグでコインを使う際は、ボーナスコインから消費されてしまうのです。
つまり募金したければ、今までコツコツためてきたボーナスコインを全て消費しない限り不可能ということです。
しかも自分のコインの内、何コインがボーナスコインで何コインが課金コインなのかは確認ができないため、自分の募金額を把握することもできません。
下手をすると、募金したつもりなのに1円も募金されていなかったということすらあるかもしれません。
自分が募金したかも分からないような募金方法がまっとうな募金方法と言えるでしょうか?
全てのボーナスコインを消費しなければ募金できないという手法は、利用者に対して不必要な課金を促す行為であり、善意であるはずの募金が、企業側の利益に直接繋がっている可能性も考えられます。
例えば、ボーナスコインを100コイン、課金コインを100コイン、計200コインを持っていたとします。
ここから100コイン募金するために200コイン全てを消費し、後日、募金とは関係ないアイテムが欲しくなって100コインを課金・購入したとします。
本来、このアイテムはボーナスコインの100コインで購入できたのにもかかわらず、募金をするためにボーナスコインを消費してしまったため、余計な課金をさせられています。
そして、その課金・購入した100コインは、あろうことかサイバーエージェントの利益になっているのです。
これは、どう考えても問題があります。
今回サイバーエージェントが行っている募金活動は、詐欺までは行かなくとも、詐欺に類する募金方法と言わざるを得ないと思います。
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コメント
募金やら 寄附は立派な ビジネスと 心得たるが それが何かと