平昌冬季オリンピックが始まったということで、オリンピックに関するニュースで気になったものを1つ取り上げたいと思います。
今月開幕する平昌冬季五輪で、11万個のコンドームが配布されることが分かった。
引用:平昌でもコンドーム配布へ、冬季五輪史上最多の11万個-AFPBB News
オリンピックでコンドームを配るというこのニュースですが、目的はオリンピック開催の成功とエイズ拡散防止だそうです。
エイズの拡散防止は良いことですし、性病予防にコンドームは効果があるでしょう。
しかし、コンドームは基本的に避妊具です。
この避妊具をオリンピックというスポーツ大会で配る意味があるのかについては疑問ですし、コンドームを配ってオリンピックが成功するという理論はもはや意味不明レベルです。
現在の地球でもっとも問題になっている人口爆発(人口の増えすぎ)ですが、この問題に避妊具であるコンドームは効果があります。(オリンピックでコンドームを配ることの本当の理由も、人口爆発の抑制にあるものと思われる)
人口爆発は、環境汚染、地球温暖化、化石燃料の枯渇、食糧不足、水不足、電力不足、これら問題に伴う人々の争いなど、様々な問題が起こるため、避妊などの抜本的な対策が必要ですが、この人口爆発という観点で考えても、冬季オリンピックでコンドームを配る意味はないかもしれません。
人口爆発の問題をわかりやすくするため、以下のサイトにある地域別の人口統計と推測データを御覧ください。
こちらのサイトを見ると、ヨーロッパは既に人口減少傾向にあり、アジアや南アメリカも今世紀中には人口が減少することが予想されています。
北アメリカやオセアニアは増加傾向を維持するようですが、圧倒的に人口が増加すると予想されているのはアフリカであり、現実的に人口爆発の原因はほぼアフリカ地域に起因しているのです。
そして、アフリカのほとんどの国は冬季オリンピックに参加していないし、していても極めて小規模となっています。
つまり、冬季オリンピックでコンドームを配っても、人口増加を抑制する効果は極めて低いものと予想されるのです。
日本では、このような世界の人口増加の流れとは違い、類を見ないハイペースかつ大規模な人口減少が起こっています。
出生率が2+αなければ人口は減っていくわけですが、日本の出生率は1975年に2を切って以降ずっと2未満で、現在は1.45(2015年データ)となっています。
また初産の平均年齢も上がり続け、現在30.5歳とたった40年で5歳も上がってしまいました。
私はこのような問題が、避妊を過度に推奨する歪な日本社会にあると感じています。
最近の若い子は、猫も杓子も『子供ができたら困る』と言いますし、性問題を教える側の大人も『避妊をしっかりしましょう』と当たり前のように言っている気がします。
このように、現在の日本では、まるで子供ができることが悪いことのように扱われている気がするのです。
確かに恵まれない子供ができないようにすることは大切ですが、このような考えの広がりが、出生率の低下や出産年齢の高齢化に繋がっているのではないでしょうか?
以下のニュースを御覧ください。
元NMB48でバンド「Over The Top」ボーカルの岸野里香(23)が、バスケットボールBリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズの中東泰斗選手(なかひがし・たいと/25)と結婚した。バンドの公式サイトと中東選手の所属チーム公式サイトで発表され、岸野は妊娠している。
引用:元NMB48岸野里香、Bリーグ名古屋・中東泰斗選手と結婚&妊娠を発表 バンドは解散 – Yahoo!ニュース
このニュースで報じられている岸野里香さんは、本格的な歌手を目指しNMB48を卒業し、その後しばらくしてバンドを結成、ボーカルを務めメジャーデビューも果たしました。
しかし、岸野里香さんの結婚・妊娠により、バンドは活動1年足らずで解散する運びとなってしまったのです。
このニュースに対してのネットの反応(Yahoo!コメント)は、
『プロ意識が足りない』
『ちゃんと避妊しろ』
『バンドメンバーが可哀想』
などの否定的な言葉が溢れ、妊娠を祝福するような言葉は極めて少ないものでした。
本来、子供が生まれることはとても素晴らしいことです。
この素晴らしい出来事に対し、現在の日本社会は祝福もできないのでしょうか?
私はこのような不可思議な現象が起きる要因も、避妊を過度に推奨する社会や性教育があるように感じるのです。
これは単純な良い悪いという話ではなく、現在の日本が避妊を推奨することに少し寄りすぎているのではないかという話です。
避妊も確かに大切な考えではありますが、日本の状況を考えればもう少し子供ができる素晴らしさを伝えることに重きを置くべきなのではないでしょうか?
以上、平昌オリンピックのニュースを見て、日本の将来を憂う今日この頃です。
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