本日起こったロシア軍によるウクライナ侵攻について、元サッカー日本代表の本田圭佑選手が以下のような発言をしました。
プーチン大統領の記者会見を見たけど、もうウクライナがNATOへの参加拒否するしかないなという感想。
僕が知ってるロシアのリーダーってのはここからの交渉は一切通用しない。
「解決のために窓口は開いてる」というのはウクライナがNATOへ参加しないという1択しか受け付けない窓口やと思ってる。— Keisuke Honda (@kskgroup2017) February 23, 2022
本田選手はロシアのプロサッカーリーグに長く在籍していた関係もあり、無意識的に(場合によっては意識的に)ロシア寄りの意見を持ってしまうのかもしれませんが、このようなウクライナ側が全面的に折れる形での終息では問題の解決にはなりません。
一方が全面的に損をするような物事の収まり方では、損をした側が納得ができず問題はいずれ再燃してしまうのです。
今回の件で言えば、ウクライナだけではなくその先にいるヨーロッパ各国(EU及びNATO)も納得せずに不満を持ち続け、その不満が後の争いの種になってしまいます。
ですので、ウクライナ及び欧米諸国もある程度納得のできる形での解決法でなければダメなわけです。
現実的には、ウクライナの親ロシア派が多く支配する地域を一部ロシアに明け渡す代わりに、ウクライナのNATO及びEUの加入をロシアに認めさせるしかないかと思います。
その上で、ウクライナはロシアとの国交を断絶し、国内にいる親ロシア住民もできる限りロシア側に明け渡した地域へ移住させます。
その後は、NATO軍と共にロシアとの国境警備を強化し、場合によっては国境沿いに壁などを建設する必要性もあるかもしれません。
ただしこれは戦争が始まる前の解決法であって、既に戦争が始まってしまっている以上、話はもう“どちらが勝利するか?”という段階に入っています。
ロシアが勝てば、ウクライナの親ロシア派が支配する地域を自分の支配地域に収め、ウクライナのNATO入りも叶わないでしょう。
ウクライナがロシア軍を退かすことができれば、親ロシア派支配地域を明け渡すこともなく、NATOやEUへの加入話も前進するでしょう。
戦争は勝ったほうが圧倒的な利を得るもので、2003年のイラク戦争などは、アメリカ側に全く正義がないにもかかわらず不利益を被ったのは戦争に負けたイラク側に偏っています。
だからといって勝ったほうを支持する気にもなれず、今はただ戦争の推移を見守ることしかできません。
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