島田晴香のプロレスラー挑戦とTPP参加による日本の農業崩壊の危機

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今年に入ってAKB48グループの話題が多かったので、今日もついでにAKB48について書いてみたいと思います。
私が一言物申したかったAKB48の話題は、島田晴香さん(ぱるるではありません)のプロレスラー挑戦に関する話題についてです。

彼女はデビューから現在まで9kgも太り、女子プロレスから正式にデビューのオファーが来るほど、アイドルとしては太った体型をしてます。
この話題をひっさげ?、昨年末にゴールデンタイムのテレビにいくつか出演した彼女は、太った理由について、『白米が大好き』なためとテレビやラジオで幾度も説明していました。

私は、この『白米が大好き』という言葉にとても違和感を感じるのです。

日本では、かつて税すら米を使って集めるほど米が日常に溶け込み、日本人が毎日3食米を食べるという行為は、至極当たり前の出来事でした。
本来の日本人にとって、米とは水や空気と同じぐらいあって当たり前のものです。
ですので、島田晴香さんの言う『白米が大好き』という言葉は、なんとなく『水が大好き』や『空気が大好き』と言っているようで、とても違和感を感じるのです。
もし本当に白米が好きでよく食べているのなら、白米を食べることは当たり前すぎて、『白米が大好き』などという発言はあり得ませんし、そもそもそんな発想すら浮かばないはずなのです。
日本で米に並んで主食となるのはパンは、戦後にアメリカが自国の小麦を日本に売るために急速に広がった食べ物です。
このことに関して、日本人は意識が低すぎるように感じます。

そこで考えなければいけない問題が、TPPの参加、特に農業の分野についてです。

日本食の基本とは、上記に挙げた米、そして島国ならではの魚介類、そしてもう一つが大豆です。
米や魚介類と違って加工している大豆はわかりづらいかもしれないですが、大豆は日本を代表する調味料である味噌と醤油、日本独特の食品である納豆・豆腐・きなこの元になり、それ以外でも枝豆やもやしなどに使われる日本食の根幹を成す食材です。
この日本食を代表する大豆の90%以上を輸入に頼り、その相手国のほとんどがアメリカであるという事実を日本人はどのように考えているのでしょうか?
しかもアメリカは、大豆を食べる歴史や文化がほとんどなく、事実作られた大豆のほとんどを自国での食用にはしていません。
そんな国から日本人は、農薬たっぷりの大豆を大量に買っているのです。

現在日本の食料自給率はカロリーベースで40%ほどとなっており、部門別にみると魚介類は50%、大豆や小麦に至っては10%程度しか自国で生産していません。
このような状況の中でも、米だけは100%に近いの自給率を誇っています。
米の自給率が高いのは、778%という高い関税によるものですが、TPPの協定に入ればこの高い関税も取り払われます。
もし米すらも他国に頼るようになれば、日本の食文化は崩壊すると言っても過言ではありません。

昨今、周辺国との緊張から、憲法改正や自衛隊の軍隊化などの軍事力強化が叫ばれていますが、いくら軍事力をつけても、国民の胃袋を他国に掴まれていては何の意味もありません。
本来なら、軍事力の強化を叫びながら、自給率を下げるような政策を推し進めるなんてあり得ないのです。

日本人は、米さえあれば何とか生き延びることができる国民です。
しかし今、その米さえも他国に頼るような国家になる危機にあります。
日本の農業にとって米は最後の砦です。
このような観点から考えた場合、TPPへの参加は、ひょっとすると北朝鮮や中国などの軍事力より脅威になるかもしれません。

特に憲法改正や自衛隊の国防軍化を推進する保守政党の自民党が、TPPに参加を表明することは理解しがたいとしか言い様がありません。

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コメント

  1. ふつうの母 より:

    その自給率の低い大豆さえも畑で放置されています
    TPP問題はとても重大なのに あまり話題にならなくなったのは 作戦なのかしら…

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