問題提起! 米中対立に対する日本の外交を広い視野で考える

政治
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今回は、問題提起をするために、あえて極端な主張をしたいと思います。

現在、あらゆる分野で中国が台頭しており、他の国は協力して中国への対抗策をとったり、逆に抜けがけして中国と協力したりと、世界各国の思惑が中国を巡って交差しています。
日本は、中国との対立を鮮明にしているアメリカ寄りの考えで、中国と対立の姿勢を強めています。
しかし一方で、日本にとって中国は最大の貿易相手国でもあり、日本だけで考えても中国に対しては様々な思惑があるのです。
ということで、冒頭に書いたとおり極端な主張をしたいと思います。
それは、

『日本は一層のことアメリカとではなく中国と仲良くなればいい』

という考え方です。

現在の日本にある脅威の大半は中国にあるわけで、中国と仲良くなればその脅威を大幅に低減することができます。
よって、中国と同盟を結ぶなどすれば、中国に関する問題が一気に解決するわけです。
もちろん、こんなことを本気で言っているわけではありません。
中国には選挙もなく、人権無視も平気で行い、国家間の問題でも滅茶苦茶なことを行っています。
こんな国と仲良くすることは非常に難しい話です。
しかし、アメリカは正しい国なのかと問われると相当の疑問符が付きます。
第二次世界大戦後のアメリカは、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争※、アフガニスタン紛争、イラク戦争と大きな戦争を5回も行っています。(※湾岸戦争に参加したのは国連軍だが大半はアメリカ軍だった)
しかも、全て自国から遠く離れた地でです。
中国がいくら滅茶苦茶な国家だといえども、アメリカのように自国から遠く離れた地で何度も何度も戦争は行っていません。

犯罪率をみても、アメリカは中国以上の数値となっており、アメリカでは警官によって殺される人の比率が日本の殺人比率以上と言われています。
日本に対する軍事的脅威で考えても、中国軍の脅威は尖閣諸島に軍艦が接近する程度ですが、アメリカ軍は日本の一部を直接的に支配していて、米兵による重大な犯罪なども度々起こっています。
当然、アメリカ軍が日本国内に基地をもつことになったことには、歴史や政治的な問題が絡んでいるわけですが、現実だけを捉えれば、中国軍よりアメリカ軍のほうが日本に対し脅威を与えていることは確実です。(歴史を知らない宇宙人が日本の状況を見れば、中国ではなくアメリカが日本に対して支配と脅威を与えてると考えるでしょう)

中国の急激な台頭から、日本人の多くはアメリカ側に付くことが絶対的に正しいと勘違いしている傾向にありますが、現在の日本が対峙しているアメリカと中国という2つの国は、どちら世界最大規模の巨悪なのです。
そのため、アメリカ=正義、中国=悪のような凝り固まった考えではなく、もっと広い視野で物事を捉え、自分の考えに対しても一種の疑念を持つことが大事だと思います。
これはアメリカや中国に限ったことではなく、韓国でも北朝鮮でも台湾でも、更には他のアジア国やヨーロッパ国にだって言えることで、あまり凝り固まった考えに執着してしまうと見えるものも見えなくなってしまいます。

日本に限らず東アジア各国は、今後、アメリカと中国の対立構図の中で、極めて難しい判断を迫られることになるでしょう。
そのため東アジア各国の政治家はもちろん、メディアや個人に至るまで、物事をしっかり見据えることのできる目を養う必要があるかと思います。

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