デルタ株の危険度と今後の展望

社会
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現在世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルスの変異株『デルタ株』について、様々な情報がわかってきたので以下でまとめたいと思います。

感染力

デルタ株は今まで新型コロナウイルスの対策に成功していたベトナムやタイといった国でも流行し、大きな混乱を招いています。
現在はギリギリのところで凌いでいるオーストラリアも、いつ感染が爆発するか分かりません。
現状、デルタ株の流行を抑え込んでいる主要国は中国と台湾ぐらいで、他は地域は総じて新型コロナウイルスの感染者が急増しています。
それもこれもデルタ株の感染力が高いことが原因であり、今までの対策では感染の拡大が抑え込めないのです。
それは日本の感染現状を見れば明らかかと思います。

科学的には、初期の新型コロナウイルスは1人当り2.4人から2.6人にウイルスを移すとされますが、デルタ株は5人から8人にウイルスを移すとされ、感染力が倍以上に高まっていることが分かります。

ワクチンの効果

新型コロナウイルスによる混乱を収めると期待されていたワクチンですが、ここにきて効果に疑念があることが分かってきました。
変異したウイルスを想定して作ったワクチンではなかったということも根本的な理由でしょうが、そもそもワクチンというものは抗体の付き方が人によってかなり違い、抗体量が多い人もいれば少な人もおり、中にはまったく抗体がつかない人もいるとのことです。
抗体を持つ期間も、長い人もいれば短い人もいるそうです。
その結果、現在新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだ国で、感染はおろか重症化(致死率)も再び上昇するという現象が起こっています。

新型コロナウイルスに対するワクチンの効果については解明できていない部分もまだ多いようですが、いずれにせよワクチンが人類を新型コロナウイルスから救う救世主でないことは確実なようです。

今後の展望

現在使っている新型コロナウイルスのワクチンは流行初期のウイルスを想定して作られたものだったので、今後、デルタ株に適応したワクチンを開発すれば状況は“一時的”に好転するかもしれません。
しかし、ウイルスが再び感染力の高いものへと変異すれば、今度はそちらの変異ウイルスがデルタ株に入れ替わりて再流行することとなります。
この『どんどん感染力の高いウイルスに変異する』という状況が続けば、新型コロナウイルスの感染は悪化の一途をたどることとなり、本当に終わりの見えない人類とウイルスの戦いに突入してしまう可能性も考えられます。

このことに対し、新型コロナウイルスが弱毒化すると期待する人もいるかもしれません。
宿主を殺してしまってはウイルスにとってもマイナスなので、弱毒化してお互いが生存できるようすることがウイルス本来の進化であるという考えです。
しかし、このことはあまり期待しないほうがいいかと思います。
なぜなら、新型コロナウイルスで亡くなる人のほとんどは高齢者だからです。
ウイルスからすれば、地球上にいる人類全ての高齢者が亡くなっても、それ以外の人を介して増殖していけばいいのですから弱毒化なんてする必要はありません。
というか、新型コロナウイルスは既に十分弱毒化している状態と言えるのです。
もちろん変異によっては弱毒化する可能性もあるのでしょうが、その後、再び毒性が高く感染力の高いものへとウイルスが変異してしまえば、弱毒化した変異ウイルスは駆逐され毒性の高い変異ウイルスが流行すると考えられ、いずれにせよウイルスの変異などという不確定要素に期待することはできないと思います。

以上のように、新型コロナウイルスは相当強力に抑え込まないと、感染力の高いウイルスへと変異が続くという悪化の一途たどる気がしてならず、人類はかなり危険な状況に陥っている気がしてなりません。

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