数日前にTwitter上で『#コロナは自民党の人災』という衝撃的なワードがトレンド入りしていました。
現在、日本では新型コロナウイルス新規感染者の人数が過去更新するなど流行の第三波が起こっていますが、この感染拡大が本当に自民党による人災によるものなのか、ここで検証してみたいと思います。
まず、現在起こっている新型コロナウイルスの感染拡大を政府(自民党政権)の人災とするには、2つの条件があります。
1つ目は『現在の感染拡大を政府が予見できたか?』ということで、2つ目は『現在の感染拡大を政府が防げたか?』ということです。
この2つの項目に沿って、以下で『コロナは自民党の人災』であったのかどうかを考えます。
現在の感染拡大を政府が予見できたか?
新型コロナウイルスは、冬になると活発化すると感染拡大初期段階から言われていました。
これは他のコロナウイルスにもみられる特徴で、いくら新しいウイルスとはいえ新型コロナウイルスでも同じような傾向になることは十分に予測がついたはずです。
日本での流行第二波は、ウイルスの活動が弱まるとされる夏だったにもかかわらず、感染者をほぼ抑え込んだ状態から一気に1日1500人程度まで新規感染者が増えています。
こういった過去の事例から、1日2500人(おそらく更に増えると思われる)を超えるような新規感染者を出す現在の状況について、政府は容易に予見ができたはずです。
現在の感染拡大を政府が防げたか?
新型コロナウイルスは素直なウイルスと言えます。
過去の感染拡大と収束の例を踏まえると、このウイルスは市民がしっかりと対応すれば感染拡大は収まり、逆に気を緩めれば着実に広がっています。
ですので、感染拡大を抑え込むことは十分に可能なのです。
上記したように、冬になればウイルスが活発化することが十分予見できたのですから、本来なら冬になる前に感染拡大をほぼ完全に抑え込んでおく必要があったはずです。
しかし流行第二波の収束以降の状況は、新規感染者の数が500人程度と0人近かくまで低下した流行第一波後と大きく異る状況をたどりました。
その理由はなぜかというと、GoToトラベルやGoToイートなどといった景気刺激策で、政府が人々の行動を促し感染拡大を助長したからです。
つまり政治的に防げるものを防がなかったということになります。
GoToキャンペーンを行わなければ景気が悪化し自殺者などが増え、却って死者数が増えると主張する人もいるかもしれませんが、それは全く別の話であり、ここでしている議論はあくまで現在起こっている感染拡大が自民党(政府)の人災であるかどうかの議論です。
結論としては、現在の新型コロナウイルス流行は自民党の人災であると言えます。
当然、自民党もこういった状況になることをわかっていてGoToキャンペーンなどといった政策を遂行しているので、自分たちの政策によって新型コロナウイルスの感染拡大が起こっているという認識はあることでしょう。
後はこの事実を日本人がどれほど受け入れられるかですが、少なくとも私は自民党政権が行う新型コロナウイルス対策を容認する気はありません。
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