新型コロナウイルスの感染拡大が収束・終息した後に、世界がどのように変わるのか?
今回は、このことについて予想をしていきたいと思います。
マスク文化の定着
日本では何てことのない話ですが、東アジア以外の国でマスクをする国はほとんどないので、そういった国にとってマスクをするようになることは結構大きな変化と言えます。
このことは、今後起こるであろう感染症の拡大にも大きな影響があるかもしれません。
テレワークの拡充
新型コロナウイルスの感染拡大によって実施された外出自粛に伴い、企業ではテレワークが推進されました。
この経験を機に、今後、企業でのテレワークが大きく進む可能性があります。
日本の場合は企業が従業員の交通費を出すケースが多く結構な負担になっているので、思った以上にテレワークが進んでいくかもしれません。
これに伴い満員電車の解消などといった良い効果も出るでしょうが、その結果、交通各社の業績は悪くなり運行本数が減るなどといったことも考えられます。
また日本特有のハンコ文化が廃れたり、都心部にある夜の仕事(飲み屋など)が地方に移るなど、働き方や産業が大きく変わっていく可能性もあります。
ITサービスの発展
今回の新型コロナウイルスの流行では、テレワークだけではなく、
ネット通販
ネットゲーム
ネットTV
などといったインターネットサービスを、はじめて利用した人も多かったと聞きます。
こういった分野は、5Gの時代になれば元々大きく伸びると言われていましたが、今回の件でより速い速度をもって広がっていく可能性が考えられます。
テレビ離れの拡充
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界中の人々は自粛生活となり、その流れは放送界にも波及しました。
そこでエンタメ業界の人々は、YouTubeやSNSを使って個人でもできるようなネット配信に乗り出します。
こういった今までテレビで見ていた芸能人たちを動画サイトやSNSで見るという文化の変容に、今回の件で提供する側も提供される側も慣れたと思われ、今後はテレビからネットメディアへのエンタメ事業の移行が進んでいく可能性があります。
これも元々進んでいたことですが、より早い速度をもって進んでいくことでしょう。
狩猟などの禁止
新型コロナウイルスの発症は、野生動物を食べたり接触したことが原因と考えられています。
その結果、野生動物を食べることや取引することに対して、実際の危険性を超えて規制がかかる可能性があります。
市場などでの販売方法などはもちろん、日本などでは捕鯨に対して今まで以上のバッシングが起こる可能性も考えられるのです。
ナショナリズムの高まり
世界同時多発的に起こった新型コロナウイルスの感染拡大は、マスクなどの医療品不足を招き、世界中の国々で商品の奪い合いが起きてしまいました。
その結果、命に係わる製品は自国で生産しなければならないという考えが現在定着しつつあります。
このことは、医療品だけではなく食料品などにも波及していくかもしれません。
冷戦終結後の世界は、インターネットの発展もありグローバル化が一気に進んでいきましたが、今回の新型コロナウイルスの感染拡大は、このことに大きくブレーキをかける恐れがあります。
そしてそれは、ナショナリズムの高揚にも繋がっていく話となります。
各国における対中関係の変化
あまりに多くの犠牲者を出した今回の新型コロナウイルスに対し、人々の怒りは誰かに責任を押し付けないと収まらないところまで高ぶってしまっています。
これは戦争の責任を追及する裁判で、あり得ないような判決が出ることと同じです。
現在その怒りの矛先がどこに向かっているかというと、新型コロナウイルスを発症させた中国です。
一方、中国は中国で、早い段階で新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込み、医療品や治療データの提供などで各国に揺さぶりをかけています。
このように中国に対しては悪い思いと良い思いが混ざりあい、世界中の国々で様々な感情が渦巻いていくものと思われます。
少なくともアメリカが今まで以上に反中に傾くことが確実で、新冷戦と呼ばれる米中冷戦がより激しくなる可能性はほぼ確実と言えるでしょう。
そうなれば世界の情勢は不安定化し、予想を超えた危機的状況に陥る可能性もゼロではありません。
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