シリーズ著作権問題を考える③ 無断アップロードは法律ではなく技術で解決すべし!

社会
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動画サイトにテレビ番組などの動画を無断アップロードすることは、果たして悪と言えるでしょうか?
もちろん法律的にはアウトです。
一方で、(事前に個別の許可は得ずとも)音楽をメディアなどで使った場合は、著作権者に対して使用料が支払われるシステムができています。
そのため、多くの作詞家や作曲家は自身が作った楽曲を様々な場所で使ってもらいたいと思っているわけです。
であるのなら、動画に対しても同じように使用したら著作権を得られるようなシステムを構築すればいいだけなのではないでしょうか?

You Tubeを例に考えてみましょう。
You Tubeは広告料や様々な有料サービスによる収益があり、今や年間1兆6000億円を稼ぎ出す巨大なサービスとなっています。
このYou Tubeに入ってくる収益を、無断アップロード者ではなく著作権者に渡るようにすれば、無断アップロードにおける大半の問題は解決するのではないでしょうか?
もしこういったことが実現すれば、今までアップロードをするなと必死に訴えていた放送業界や映像制作会社が、一転してどんどん自社の作品を動画サイトにアップロードしてくださいと言い出すかもしれません。
つまるところ、無断アップロードは法的な問題ではなく技術やシステム的な問題と捉えられ、『無断アップロード=悪』という構図は成り立たなくなるのです。
そして本当の問題は、無断アップロードについて放送業界や映像制作会社が違法だ違法だとばかり叫んで、技術的な問題解決に取り組んでいないことです。

放送業界や映像制作会社たち、あるいは著作権法に関わる国会議員や官僚などは、無断アップロードの違法性を訴えること労力を費やすよりも、むしろ無断アップロードをされても著作者に対し金銭が入るようなシステムを作ることに労力を費やすべきなのではないでしょうか?
今のIT技術なら、既にこういったことが可能になっているはずです。

現状を考えれば、無断アップロードの被害者側の人間ですら、何らかの無断アップロード動画を見たことがある場合が多いかと思います。
SNSなどにあるテレビの放送画面を映した短い動画なども含めて、違法にアップロードされた動画を1度も見たことない人間なんて、今日の日本ではもはや高齢者や生後間もないような赤ちゃんを除いてほとんどいなくなっていると思います。
ここまで広がってしまった無断アップロード動画について、違法だと叫んでいるだけでは何の改善にもなりません。
むしろSNSや動画サイトの拡散力を利用して様々な媒体で映像作品が見え、なおかつ収益できるようなシステム作りをすることが急務なのです。

現在において、車が危険だといって馬車を推進していたら、よほど頭がおかしいと感じることでしょう。
無断アップロードについても、将来の人間から見たら反対していることが滑稽に見えてしまうのかもしれません。

以上のように、法律を厳しくするだけではなく、関係各位は今までとは違った価値観で無断アップロードの対策を考えていってほしいと思います。

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