今日は、元々書く予定だった記事を急遽変更して、別の話題について書いていきたいと思います。
本日、防弾少年団なる韓国の歌手グループが、メンバーの1人が、過去に原爆投下時の写真がプリントされたTシャツを着ていた問題で、日本のテレビ番組への出演を取りやめになったそうです。
おそらく、日本の保守的な人間から多くの批判があったものと推測されます。
しかし、今回日本側がしている防弾少年団なるグループのメンバーに対する批判は、的を射ていないと指摘せざるを得ません。
日本に原爆が落とされ大きな被害が出たことは事実であるため、原爆のTシャツを誰かに着られることは加害者側にとってはバツが悪い話です。
しかし、原爆の問題について日本人は被害者側なのですから、防弾少年団なるグループのメンバーに対し目くじらを立てて批判をする理由にはならないのではないでしょうか?
私の主張に、いまいちピンとこない人もいると思うので簡単な例を挙げます。
環境問題で被害を受け抗議活動をする場合、被害状況の写真をプラカードにして問題を世間に訴えることなどはよくある話と言えます。
今回のTシャツの写真もこれに類するものと考えれば、被害者側である日本が怒る理由にはならないと思うのです。
韓国人(朝鮮人)が万歳をしている写真も一緒にプリントされていたことを非難をしている人もいるそうですが、Tシャツのデザインを確認すると、原爆投下の写真と万歳をしている写真は別々の写真として配置されています。
もしこれが慰安婦や徴用工の写真だったら、日本人として気分が悪くなる理屈はわかりますが、原爆の写真で怒る理由はいまいち理解ができません。
しかもこの原爆のTシャツは、日本で着ていたわけでもなく韓国で着ていたとの話です。(しかも数年前)
普通に考えて、韓国人アーティストが韓国で着ていたTシャツ1枚について、日本人がいちいち批判する必要はないでしょう。
着ていたのが日本人なら非難されてもしかない部分もあるでしょうが、相手はあくまで韓国人なのです。
それでも批判をしたいというのなら、世界中のアーティストの身に着けているものを調べ上げ、問題があるかないかチェックしなければフェアではありません。
今回の日本人側の主張は、まるで無理やり難癖をつけて他国の旗を批判するのと同じような構図と言えます。
日本の保守勢力は、韓国が行う日本批判を無理やりに難癖をつけているだけと強く批判しているわけですが、自分たちが批判してきたことを自分たちでやってどうするというのでしょうか?
韓国に対しては、根拠を持って主張するべきことだけ主張し、あとは大人の対応をするべきなのです。
日韓関係においては、日本側が韓国側と同じことをすることが1番みっともありません。
以上、日本人は韓国との問題について大人な対応をしていただきたいと思います。
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