世界中に広がる人種差別への抗議デモとオリンピックの延期問題

国際
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アメリカで起きた警察官による黒人男性への過剰な取り押さえ死亡事件に端を発したデモ活動が、世界中に広がっています。
黒人への差別といえば、高度に奴隷(黒人奴隷)政策が進んでいたアメリカのイメージが強いですが、ヨーロッパにもかつては黒人の奴隷はおり、そもそも黒人を対象とした奴隷貿易はポルトガル、スペイン、オランダ、イギリス、フランスのヨーロッパ5カ国が行っていたものでした。

アメリカでは黒人の割合が1割強とかなりの数いますが、ヨーロッパでも国によっては数%程度の黒人が存在しています。
有名なサッカー選手で言えば、フランスのティエリ・アンリさん、オランダのパトリック・クライファートさんなどがアフリカ系のヨーロッパ人となります。
中南米でも、ブラジルのサッカー選手・ペレさんに代表されるように黒人はかなりの数おり、こういった国々で黒人差別に対するデモ活動が活発化しているのです。

新型コロナウイルスの流行が完全に収束していないこの時期に、人が大勢集まるデモが世界各国で起きれば、感染の拡大を助長してしまうことは想像に難しくありません。
このままの状態(感染拡大が全く収束しない状況)で秋や冬になってしまえば、新型コロナウイルス流行の第二波は第一波以上のものになってしまう可能性も考えられます。
そうなると、来年に延期された東京オリンピックの選手選考大会が開催できなくなり、結果、東京オリンピックの開催もできなくなる公算が高くなります。

アメリカで奴隷解放が宣言されたのは1863年1月1日です。
それから157年と半年が過ぎた現在に至っても、人類は未だに人種差別という問題を解決できずにおり、現在行われているデモはある意味で必要なデモなのかもしれません。
しかし、よりによって今はないでしょう。
100年に1度の感染症が発生しているこの状況で、世界に広がるようなデモが起こるというのはタイミングが悪すぎます。

このままでは、東京オリンピックはおろか、カタールW杯、北京冬季オリンピックなどといった大きなスポーツ大会も開催不可能になってしまうかもしれません。
今は緊急事態です。
人類にはもう少し冷静な行動を求めたいと思います。

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