初心者に役立つ将棋格言の一覧

将棋のゲーム性
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数ある将棋格言の中から初心者の役に立つ格言を選んで解説します。初心者の方ならこの格言を覚えるだけでもそれなりに強くなれるはずです。

将棋格言とは?

将棋格言とは、将棋における教訓などを短くまとめたもので、主に棋士の原田泰夫九段が創作したとされています。

ここでは、数ある将棋格言の中から初心者に役立つ格言だけを選定し解説していきます。

遊び駒は活用せよ

遊び駒とは、戦いが起こっているところと全く関係のないところにいる駒のことです。
初心者は駒得ばかりを優先してしまいますが、遊び駒は駒が死んでいることと変わらないので、特に強力な駒である金や銀が遊び駒にならないよう気をつけましょう。

居玉は避けよ

居玉とは玉が最初の位置に居続けることです。
初心者は攻めることばかり考えてしまい守りを疎かにしてしまいますが、玉をそのままにしておくと最終盤で詰まされやすくなるので、序盤に玉を囲うことを習慣づけたほうがいいでしょう。

一歩千金

歩はとても弱い駒ですが、終盤は歩1枚持っているかいないかで勝つか負けるか勝負を分けることもあり、場合によっては金と同じぐらい価値があるときもあります。
ですので、たとえ歩であっても大事にしなければなりません。

受けは金、攻めは銀

斜め後ろに動ける銀は自陣の歩の隙間から出ていったり戻ったりすることが容易にでき、盤面の上部でも活躍できますが、斜め後ろに動けない金は、盤面の上部に出ていったら最後戻ってくることが容易ではなく捕まってしまう可能性が高くなります。
そのため、銀は攻めに使い金は守りに使ったほうが効果的です。

王手は追う手

相手の王を追い詰めたと思って王手を繰り返していると、逆に逃げられるてしまう場合がよくあります。
終盤は王手にこだわらず、相手玉の逃げ道を塞ぐような手を指すよう心がけましょう。

大駒は離して打て

飛車や角などの大駒を打つ際は、離して打ったほうが駒の動き的に効率がいいので、特に考えることがなければ離して打ちましょう。
もちろん状況により近くから打ったほうがいい場合もあります。

香は下段から打て

『大駒は離して打て』と同じで、一直線にどこまでも動ける香車も離して打ったほうが動ける範囲が多くなるので、特に考慮する点がなければ下段に打ちましょう。

玉の早逃げ八手の得

玉を早めに逃げることで、自玉が詰みづらくなり勝ちに繋がることもあります。

玉は下段に落とせ

将棋の駒は基本的に前に進むようになっているので、相手の玉が上段に上がってくると詰ましづらくなります。
ですので、相手の玉はなるべく下段に落とすように攻めるよう心がけましょう。

玉飛接近すべからず

玉と飛車が近くにいると思わぬ場面で両取りをされてしまうことがあるので、むやみに玉と飛車は近づけないほうがいいでしょう。

玉は包むように寄せよ

『王手は追う手』でも簡単に説明しましたが、相手の玉が逃げれないようにするには、相手玉の左、右、上などから攻めて逃げ場をなくすことが効果的です。

金はとどめに残せ

玉を詰ます際にもっとも有効な駒は金です。
最終盤では飛車や角よりも金の方が重要な駒になる場面も多々あるので、持ち駒の金はできるだけ残しておいたほうがいいでしょう。

桂の高跳び歩の餌食

初心者の方は、金や銀よりも動きの早い桂馬をどんどん動かしたくなってしまいますが、桂馬を安易に動かすと相手の歩1枚に捕まってしまうことがあり、駒損してしまうことがあるので気をつけましょう。

終盤は駒の損得より速度

将棋を優劣を決める基本は駒得ですが、最終盤に重要になるのはどちらの玉が早く詰むかどうかのみです。
勝負が終わった後に駒がいくら余っていても意味が無いので、最終盤は駒得を無視して相手玉を攻めたほうがいい場合もあります。

序盤は飛車より角

角は初期配置から歩を1枚動かしただけで一気に上部まで動けるようになりますが、飛車は前の歩をどかさないとなかなか自由に動けません。
そのため、序盤は飛車より角の方が活躍しやすくなります。

攻めは飛車角銀桂

攻めに使う駒の基本は、飛車と角と銀1枚と桂馬1枚になります。
特に重要なのは銀です。
初心者の方は、大駒(飛車と角)や動きが派手な桂馬を攻めに使いたがりますが、1マスごとしか前に出れない銀をしっかり攻めに使うことで一気に将棋が上達していくはずです。

戦いは歩の突き捨てから

将棋の基本は派手な攻撃ではなく少しずつ陣形を前に進めていくことなので、自分の歩と相手の歩ぶつかることから戦いは始まります。

中段玉は寄せにくし

『玉は下段に落とせ』で説明した通り、将棋の駒は基本的に前に進むようになっているので、相手玉が上に上がってくると詰ませづらくなります。

敵の打ちたいところに打て

敵の打ちたいところに自分の駒を打てば相手の手を潰すことができますので、有効な一手になる場合もあります。

と金の遅速

『と金』は、相手からすると取っても歩にしかならないので、攻めるのに最も有効な駒です。
ですので、多少遅い攻めでの『と金』で攻撃することはとても有効です。

長い詰みより短い必至

必至とは、次の手番が来たら詰ませられる状況で、更に相手に受けようもない状況のことです。
自玉が安全なら、難しい詰み手順を指して万が一間違うより、簡単な必至を選んだほうが懸命です。
『王手は追う手』とも通じる格言です。

端玉には端歩

端玉(左右どちらかの端に玉が行くこと)に対しては、同じ側の歩を突き進めると有効です。
端には香車という上部に強い駒がいるので、上から圧力をかけることが有効になるのです。

飛車先の歩交換三つの得あり

飛車先の歩を交換すると3つの得があります。
1つ目は、歩を手持ちにできることです。
2つ目は、飛車が前方に進むことができ、相手陣に睨みを利かせていることです。
3つ目は、他の駒が飛車の利きを活かして前に進めることです。

飛車は十字に使え

飛車は10時ちょうどに使うと良いことがあります。
・・・
という意味ではありませんw

飛車は上下にも左右にも利くように使うと効果が大きいという意味です。

歩のない将棋は負け将棋

将棋の中終盤以降は、持ち駒の歩を打つことから様々な攻撃をすることが可能になりますので、歩がない状況はできるだけ避けたほうがいいでしょう。

ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる

飛車を取られることばかりに気をつけていたら、肝心な玉が危険になってしまうこともありますので注意しましょう。

龍は敵陣に馬は自陣に

龍は相手陣に攻め入り横側から攻めると有効で、馬は自陣に引いて防御はもちろん斜めから相手玉に睨みを利かせると有効です。

両取り逃げるべからず

相手に両取り(2つの駒を同時に取られる状況)された場合、逃げても必ずどちらかは取られてしまうので、両取りをされたら逃げずに攻めに出るなどの有効な一手を考えたほうがいい場合があります。

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