鷲巣麻雀は通常の麻雀よりも実力勝負なのではないか?

麻雀の競技性
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高齢者を除き、多くの麻雀ファンは『鷲巣麻雀』というルールを知っていると思います。
基本的に鷲巣麻雀を知っているものと想定して話を進めますが、極めて簡単に説明すると、鷲巣麻雀は漫画『アカギ』に登場したもので、4つの同じ牌の内3つが硝子で出来ていて透けて見えるという特殊な麻雀です。
今回は、この鷲巣麻雀が通常の麻雀よりも実力勝負なのか運勝負なのかについて考えていきます。

仮に捨て牌を全て伏せるというルールなら、(鳴き牌を除き)自分が手にした牌以外に全く情報がないので自己都合で打つ以外に方法はありません。
そうなると、勝負はほぼ100%配牌運とツモ運に左右されます。
牌効率と手役に対する着想で実力を示せないこともないのですが、通常の麻雀よりも遥かに運要素が高くなることは誰の目から見ても明らかです。

逆に全ての牌が透けていたらどうなるでしょうか?(山の牌は鷲巣麻雀と同様で見えないものとする)
他者の手牌が全て見えていれば、リーチをしている状況以外で振り込むことは基本的にありません。
そうなると、全ての捨て牌を伏せた状態と同じように、配牌運とツモ運で勝負が決まることが多くなると思われます。
しかし相手の手配が見えるということは情報量が増えているということで、考えなければならないことが大幅に増えるのです。
例えば、配牌の時点で字牌と老頭牌ばかりなら国士無双を目指すということが麻雀ではありますが、他者が111123のように1の牌を面子で使い切っていたら誰も国士無双は目指しません。

牌が透けて見えるということは、自分が狙う手に対して複雑で深い読みが必要になるのです。
平和系の手なら、タンヤオや一盃口などの手が絡むように手配進行していくことが普通ですが、他者の牌が透けてタンヤオや一盃口が絡むことが無理あるいは無理そうなことが分かれば、そのような手配進行を選ぶことはなくなります。
そもそも平和のみのような安い手を選ぶところから間違っている可能性もあります。
いずれにせよ牌が透けて見えるということは、相手が狙いそうな手や捨てられそうな牌までも予想が出来るため、考えなければならないことが大幅に増えるのです。
考えることが多いことは深い読みが可能になるわけで、実力が示すことにも繋がってきます。

鷲巣麻雀は4枚中1枚は通常牌なのですが、これがかなり絶妙です。
相手に見えない通常牌は迷彩として利用出来ますが、他人の手配にある通常牌は自分の牌や捨て牌などにある通常牌から予想することが可能となります。
もし通常牌が4枚中2枚や3枚なら予測が難しいのですが、4枚中1枚だけですとかなり深く予想することが出来るのです。
予測がつくということは『考えれば分かる=考えなければならない』ということになります。
鷲巣麻雀では、先程示したように牌が透けて見えていることで考えなければならないことが増え、更に通常牌の予測も高レベルで行わなければならないわけですから、通常のリーチ麻雀よりもかなり実力勝負になることでしょう。

奇抜に見えるルールですが、鷲巣麻雀は現在行われている競技麻雀よりもよっぽど競技性が高いと思われます。
ただし、確認しないといけないことが多いため打牌にめちゃくちゃ時間がかかり、ゲーム時間がとても長引くというマイナス面もあるため回数による運の是正が難しく、リーグ戦などではトータル的に運要素の是正に繋がらない可能性もあるようです。

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