今回は麻雀とジャンケンの運要素を比べていきたいと思います。
この話を聞いて、ジャンケンなんて100%運だろうと思った人も多いことでしょう。
しかし、体の構造や行動心理などからグー・チョキ・パーの出現率に若干の差が生まれるものと思われ、更にグーを出した次に出やすいものなどにも傾向があるはずです。
こういった傾向をAIで完全に分析したら、たとえジャンケンでも多少の実力差は出てくるものと想定されます。
とはいえジャンケンで反映される実力は極僅かで、いくら運要素が高い麻雀でもジャンケンよりかは遥かに実力勝負になるはずです。
しかし、時間的な概念を加えたらそうとも言い切れません。
麻雀の運要素を平準化するのにはゲーム数を増やす必要があるということは今まで散々書いてきましたが、ジャンケンも回数を重ねれば実力が反映されやすくなるわけです。
麻雀の半荘は1時間程度の時間がかかります。
その間に出来るジャンケンの回数は、100や200では済みません。
仮に1回のジャンケンに5秒かかったとして半荘1時間に出来るジャンケンの数は720回で、やりようによっては1000回を超える回数も余裕でこなせるはずです。
4人のジャンケンでは引き分け(あいこ)の可能性が高いとは言え、これだけ回数をこなせば麻雀の運要素と大きな違いがないくらいの状態になるかもしれないのです。
以上のように、麻雀はジャンケンよりも運要素が高い可能性すら考えられます。
つまり半荘1回とか2回の勝負で勝ち負けを決めるような大会は、実力的にはジャンケンの大会をしているにすぎないかもしれないわけです。
こういった事実を突き詰められても、現行の麻雀ルールで問題がないと感じている麻雀打ちの人は、麻雀でなくジャンケンでもしていたほうがいいように思います。
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