プロ麻雀界の現状と5年間の変化

麻雀界の話
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当ブログは、タイトルの通り麻雀の運要素を考えるブログですが、移転する前のブログでは麻雀プロ団体の組織運営についても色々なことを書いていました。
しかし、それは中途半端の状態で終わってしまいます。
なぜかと言うと、ちょうどMリーグ発足の報道があったのです。
その影響で記事が書き途中のままになったり、一部の記事は内容が形骸化してしまい非公開にするなどし、そのまま旧ブログの更新は終わってしまいました。
今回、それらの記事に修正を加えて公開していきたいと思います。

まずは、当時書いた麻雀プロ団体の組織運営を考える前文の記事をそのまま公開します。

プロ麻雀界の現状とプロ団体の数

今後、当ブログでは麻雀のプロ団体が1つにまとまったと想定して組織運営などの改革案を考えていきますが、その前にプロ麻雀界の現状について見つめ直していきたいと思います。
麻雀のプロ団体が複数あることは、麻雀のファンなら知らない人はいないはずです。
将棋や囲碁もプロ団体が1つではないとは言え、ほとんど1つに近い状況で、棋戦は基本的に団体を分け隔てずに行われています。
しかし麻雀界は、各プロ団体がバラバラのリーグ戦を行うなど完全に団体が分かれている状態なのです。

最近は団体交流戦なども行われていますが、麻雀のプロ団体が1つにまとまることは難しいと想定され、むしろ時代を負うごとに分裂する方向に動いています。
現在確認出来る麻雀のプロ団体は、

日本プロ麻雀連盟(1981年~)
最高位戦日本プロ麻雀協会(団体としては1981年~)
101競技連盟(1982年~)
麻将連合-μ-(1997年~)
日本プロ麻雀協会(2001年~)
RMU(2007年~)
全日本麻雀協会(2014年~)
麻雀共同体WW(2017年~)

と8団体もあり、分裂する方向への歯止めが効いていない様子がうかがえます。
元々は最高位戦という1つの麻雀リーグ戦だったものが、団体化されたり分裂したりでここまで増えてしまったわけです。
団体数が多いことは見る人の混乱を招きますし、プロ雀士の数も増えて質が低下するなどといった好ましくない状況も発生してしまいます。

プロ麻雀界にとっては団体が統合することが最高の解決策なのでしょうが、現状を考えれば、それは不可能に近いと言わざるを得ません。
各プロ団体の有力選手を集めた上部リーグを作り、実質的にプロ団体の上部組織としてしまったほうが話が早く現実的と思われます。
実際にそういった動きは昔からありますが、運営面など(団体のリーグ戦との日程調整など)に問題があるのか中途半端なもの(短期決戦)にとどまっています。
実現の可能性があるとしたら、中国で行われているよな企業が運営する囲碁のチーム戦(中国囲棋甲級リーグ戦)みたいな形かもしれません。
企業が個人とプロ契約を行えば、現状のプロ団体は形骸化し本当の意味でのプロ雀士が誕生すると想定されます。
しかし麻雀は決してイメージの良いものではないため、企業がスポンサーになってチーム運営することにはリスクを伴い、そもそも広告的な価値があるかどうかも疑わしくなっています。
いずれにせよ、そんなことが昨日今日で実現されることはないでしょう

次回からプロ麻雀界が1つの団体にまとまったと想定し、どうやって組織運営やリーグ運営をしていくべきかを考えていきますが、現実的に麻雀のプロ団体が1つに統合する可能性が極めて低いだろうことは先に述べておきます。

これが、2018年の春に書いたことです。
その後すぐに出来るわけがないと思っていた企業主催のチーム戦リーグであるMリーグが発足し、この記事は非公開としました。
自分にとっては、このようなブログを書かなくなること(書く必要がなくなること)が理想なので、Mリーグ発足は本当に嬉しく思ったのですが、詳細が明らかになるに連れて期待を裏切る内容(詳細)で今に至っています。
当時と状況がだいぶ変わってしまいましたが、いずれにせよ次回からはプロ麻雀団体の組織運営などについて考えていきたいと思います。

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