前回の記事でネット麻雀のことを書いたので、今回はネット麻雀から感じた麻雀の運要素に関わる話をしていきます。
ネット麻雀で特に人気のある天鳳や雀魂は、後述する理由から上位に行けば行くほどラスを回避する打ち方が重要になります。
一方、現実で行われている麻雀は、競技麻雀にせよギャンブル麻雀にせよトップ取りが優先されるため、ネット麻雀ろ考え方に大きな違いが生じているようです。
そもそも現実の麻雀がトップ取り優先であるのなら、ネット麻雀もトップ賞20pの順位点10pt-30ptとして、以下で示す
1位:50pt
2位:10p
3位:-10p
4位:-30p
のようなトップ取りを優遇し、昇段するポイントを高めに設定するばいいように感じます。
しかし、これだと普通の成績でも長く続けていれば、いずれは昇段出来ることになり、麻雀の上手い下手が早く昇段するか遅く昇段するかだけの違いとなってしまいます。
当然、こういった状況は好ましくありません。
一方、ラスのマイナスポイントを高くしてラス回避に重点を置くと、弱い人はいくら頑張っても上に行けず実力が反映されやすくなります。
あるいは完全にランダムで対局者を決めて単純なレーティングで実力を示す方法もあり、そちらを採用しているネット麻雀もあるようですが、人気面ではラス回避に重点を置く天鳳や雀魂に人気が集まっているのが現状です。
元々このラス回避に重点を置くシステムは、勝ち目がなくなった人が途中退席してしまう対策だったようなのですが、思いの外いい効果があったらしく今では実力を示すシステムとして機能するようになりました。
しかしトップ取り優先の麻雀とラス回避優先は真逆の考えであり、麻雀の性質は大きく変わってしまいます。
そもそもの問題として、ラス回避のほうが実力が反映されるのなら競技麻雀でもラス回避に重点を置く方式を採用したらいいのではないでしょうか?
麻雀は『勝ちは運で負けは実力』などと言われますが、この言葉はそれなりに的を射ている考えと思われます。
負けが実力なら、負け(ラス回避)に重点を置くことはある意味当たり前で理に適った行為です。
ギャンブル麻雀では難しいかもしれませんが、競技麻雀はラス回避に重点を置いてトップ賞に20ptをプラスするのではなく、ラスに20ptをマイナスし、
1位:30pt
2位:10pt
3位:-10pt
4位:-50pt
上記のようなポイント配分にしたほうがいいのかもしれません。
トップ優遇の麻雀はギャンブル麻雀に対応したルールだったとも考えられるため、競技麻雀では思い切ってラス回避を優先することも1つの選択肢としては面白いように感じます。
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