今までの『麻雀のプロ組織を考える』と題した記事は2018年に書いたことを再編集したものでしたが、最後にMリーグが出来た現状を踏まえて完全な新しい記事を書きたいと思います。
Mリーグの選手になるには、
日本プロ麻雀連盟
最高位戦日本プロ麻雀協会
麻将連合μ
日本プロ麻雀協会
RMU
という5つの麻雀プロ団体に所属するプロ雀士であることが前提となっています。
こういった処置を設けたのは、おそらく既存の麻雀界とあまり対立せず円滑にMリーグを運営しようとした結果なのでしょう。
本来、チームが選手と直接的にプロ契約をする以上、既存のプロ団体に所属している必要はないはずで、例えば元日本プロ麻雀連盟所属の堀内正人がMリーガーになってもいいわけです。
そして実際にそういう事態が起こった場合どうなるかを考えると、おそらく麻雀のプロ団体はいらなくなります。
ただ、Mリーグの各チームが選手を直接的に集めるにしても、大会なりがないと選手の実力を見定めることが出来ません。
野球では、高校野球、大学野球、社会人野球などのアマチュア大会での実績などを査定し、ドラフト会議を経て選手を集めています。
Mリーグでは、上記した5つのプロ団体が行っているリーグ戦などを見定めて選手を集めるということになります。
つまり、今の麻雀プロ団体が行っていることは完全にアマチュア組織の活動なのです。
現在の麻雀プロ団体がアマチュアであることを素直に認めれば、5つのプロ団体に所属しているというMリーグの参加規定は必要なくなるものと思われます。
麻雀界の組織構図は、Mリーグというプロ組織とそれ以外のアマチュア組織と捉えたほうが適切なのではないでしょうか?
現在、麻雀のプロ団体は多数ありますが、アマチュア団体と考えれば数がいくらあろうと何をしようといいわけで、こういう方向性のほうが麻雀界は正しく発展するように感じます。
しかし既存のプロ団体はそんな状況を到底受け入れられず、そういった事態に対して激しい抵抗を見せるはずです。
そう考えた場合、既存の麻雀プロ団体は麻雀界に貢献しているのか疑わしくなってきます。
いずれにせよ、プロと称する団体が乱立しているという状況に対して、麻雀界は1度真剣に向き合ったほうがいいかと思います。
そして、そういう時期が今まさに来ているのではないでしょうか?
ということで麻雀のプロ団体が統合することを願い、以上の記事をもって『麻雀のプロ組織を考える』シリーズを終えたいと思います。
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