頭脳系ゲームのルール変更歴

麻雀の競技性
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当ブログは、現在の麻雀ルール(リーチ麻雀のルール)を、より競技性があるものへと変更することを促しています。
そこで1度、麻雀以外の頭脳系ゲームで起こったルール変更についても調べていきたいと思います。

将棋

将棋系のゲームは世界中に存在し、その地その地で独自の盤駒を使って楽しまれています。
日本でも古くから将棋は行われていましたが、今のような形ではなく、取った駒の再利用というルールもありませんでした。
日本で行われていた古い将棋は今よりも駒の種類が多く、更にどんどん駒を増やし盤面も大きくと複雑化していきましたが、あまりに複雑化したためか一転して簡略化の方向に進み、その過程で持ち駒の再利用が考案され16世紀頃には現在のルールに定まったそうです。

日本将棋における最大の特徴は何と言っても取った駒の再利用で、これは世界中にある将棋系ゲームの中で唯一のルールとなっています。
この持ち駒の再利用というルールにより、日本の将棋は世界で最も複雑な将棋系ゲームとして広く楽しまれています。

チェス

チェスも古くからある頭脳系ゲームですが、何度かのルール変更を経て現在のルールとなっています。
ポーン(将棋の歩に相当)が最初に2マス進めるようになったり、キャスリングという駒を一気に2つ動かせる特殊ルールが加わったり、ポーンのプロモーション(将棋の成りに相当)でクイーンへの昇格が可能になるなどのルール変更が行われ、将棋と同じく16世紀には現在のルールに定まったそうです。

チェスの特徴的なルールに、駒を動かせなくなる(キングが取られるところにしか動かせない)膠着状態(ステイルメイト)を引き分けにするというものがあります。
持ち駒が使える将棋では、ステイルメイトの状態はまず100%起きないと言っても過言ではないのですが、盤面から駒がどんどんなくなってしまう他の将棋系ゲームでは、『動かせる駒がない=動かしたら負け』という状況に陥ってしまうことがあるのです。
このステイルメイトのルールは、なったら負け(動かせる駒がないので負け)としたり、その状態を作ったほうが反則負けにしたりとルールがイマイチ定まっていなかったのですが、チェスでは19世紀以降にステイルメイトは引き分けとして広く普及していきます。
この『ステイルメイト=引き分け』というルールの採用により、終盤で劣勢になったプレイヤーが引き分けを目指すということが可能となりチェスのゲーム性が向上したそうです。
チェスは先手の勝率が引き分けを除いて54%程度と、ある程度先手の有利性があるゲームなので、後手側が積極的に引き分け(ステイルメイト以外の引き分けを含む)を狙うことも1つの戦略として知られています。

囲碁

囲碁は昔からルールが確立していて、1000年以上前から基本的なルールは変わっていないとされています。
変更のあったルールは、盤の広さを19路盤に決めたことと、先手後手のハンデ(コミ)の取り決め程度だそうで、この先手後手のハンデは時代と共に調整しているようです。
また、中国と日本の囲碁で獲得した陣地の数え方に多少の揺らぎがありますが、囲碁を打つ人なら容易に対応出来るレベルのものになっています。

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バックギャモン

西洋すごろくとも呼ばれるバックギャモンは、すごろくの元祖とされ5000年以上の歴史がありますが、他のゲームが普及したこともあり19世紀に一度廃れてしまいます。
しかし1920年にダブルという勝敗のポイントを2倍にするルールが考案され、再び脚光を浴びることになりました。
ダブルは一方が提案し、もう一方が受けない場合はそのゲームが負けとなるため(勝負は複数のゲーム回数で決める)、勝負が決したゲームをダラダラ続ける必要がなくなった他、駆け引き的(ギャンブル的)な要素も加わり面白さが一気に増し、今やバックギャモンは競技人口3億人と呼ばれる世界的な頭脳系ゲームとして知られています。

オセロ

オセロは元々リバーシという名前で古くから行われていましたが、盤の大きさや最初に置く石の形が曖昧で普及の障害となっていました。(チェス盤を使っていたため昔からほとんど8路盤だったが)
それをオセロとしてパッケージ化された商品が発売され、ルールが明確に決まったことにより一気に普及が進みます。

現在のオセロは研究が進み、一節には白(先手)の勝率が44.9%、黒(後手)の勝率が55.1%と、将棋(先手52%)やチェス(先手54%)に比べて先後の有利不利に差があるため、今後は囲碁のように先後のハンデルールなどが設けられるかもしれません。
ただ、オセロには盤を大きくするというルール上の最終手段が残っているので、今後は10路盤オセロ(グランドオセロ)などが普及する可能性もあります。

五目並べ/連珠

五目並べは先手の有利性が極めて高く、100年以上前には先手必勝としてゲームの解析が済んでいます。
連珠は、五目並べの先手有利を解消するためにルール変更を加えたもので、現在では15路の盤を使い、黒(先手)は『三々』や『四々』と呼ばれる必勝形が禁じ手(打ったら負け)とされ、『長連』と呼ばれる6個以上黒石を並べることも禁じ手とされています。(参照図
このルールになるまでも連珠は何度もルール変更を行っているのですが、それでも先手有利の解消には至らず、先手後手を選択する部分にルール変更が加えられることになりました。
しかしこれが複雑で、頭脳系ゲームが好きな人ですら匙を投げてしまうようなレベルで私もイマイチ理解していません。

以上のように、連珠は競技化を目指して先後の優劣をなくそうとルール変更した結果、分かりやすくて誰でも出来るという五目並べの良い部分が失われ、普及面で相当なマイナスとなっているようです。
実際問題、現在の日本で連珠という名前を知っている人すらもそう多くないと思われます。

ちなみに、コネクト6と呼ばれる同時に2つの石を置く六目並べは先後の優劣がほとんどなく個人的にお気に入りです。

麻雀

最後に麻雀(日本の麻雀)の話をします。
↓麻雀のルール変更に関しては以前も記事にしています。

麻雀の歴史とルール遍歴
当ブログでは、現在における麻雀ルールの運要素が高すぎるので、競技化するのであればもっと運要素を下げたルールに変更すべきだという考えのもと記事が書かれています。 こういった意見について、既に定まっているルールを変えるなんて不可能だと...

日本の麻雀で起こった特徴的なルール変更は、何と言っても戦後間もない頃に普及したと言われるリーチの採用です。(リーチと同時にドラも普及した模様)
しかし麻雀に関する文献によると、戦後の麻雀ブームよりも戦前の麻雀ブームのほうが盛り上がっていたとのことなので、リーチというルールが麻雀の普及に役立ったというわけでもないようです。
その後、日本の麻雀では、裏ドラ、一発、場ゾロ、赤ドラなどのルールが採用されていき、現在では若干の揺らぎはあるもののほぼ統一したルールで麻雀は打たれています。
ただ、麻雀のルール変更はギャンブル性を高めるためという側面が極めて強く、現在の日本において麻雀は競技や遊戯よりもギャンブルに特化して行われることが多くなっています。

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