麻雀から運要素を減らすことについて

麻雀の競技性
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麻雀は運要素が高すぎるため、競技として扱うのがとても難しいゲームです。
もし麻雀を競技として扱うのなら、この運要素を減らす必要があるでしょう。

ここで大事になるのが、麻雀の運要素がどれくらい高いかという話です。

この件は、とつげき東北さんという方が研究結果を発表しており、半荘1回における勝敗は76%が運によって決まるということです。
競技麻雀ではルールの影響(トビなしや数え役満なし等)により若干運要素が下がるかもしれませんが、いずれにせよ半荘1回の結果は7割程度運で決まるものと思われます。
このような意見に対し、他の競技も運で勝負が決まっている思う人がいるかもしれませんので、野球を例に少し説明します。

例えば、甲子園の地区予選で1回戦負けする野球チームと、国際大会の日本代表の野球チームである侍ジャパンが試合をすれば、ほぼ100%侍ジャパンが勝つはずです。
このことは誰でも容易に想像できると思います。
侍ジャパンの選手が日本最高峰のプロ野球選手であることは説明するまでもありませんが、一方で甲子園の地区予選で1回戦負けするチームも、野球の基本的なルールや戦術を理解し、それなりに練習も積み基本的なプレーを行うことも問題がないはずです。
この野球の話を麻雀に置き換えて考えてみます。

麻雀のルールを理解し基本的な打牌ができ、ネット麻雀やフリー雀荘などでたまに麻雀を打つという人と、麻雀のトッププロと戦ったらどんな結果になるでしょうか?
おそらく、トッププロはかなりの割合で負けてしまうでしょう。
基本的にどんなスポーツでも、軽く楽しんでいる程度の人とその道のプロが戦えば、プロ側がほぼ100%勝ちますが、麻雀ではプロは素人に対し普通に負けてしまいます。
4人対戦という麻雀の特異性を取り除き、単純に2人の順位勝負にしてもおそらく結果はそう変わりません。
この弱い人でも強い人に勝てるというところが、麻雀の勝負が76%運で決まると言われる所以です。
当然、頭脳競技である麻雀とスポーツを完全に置き換えることはできませんが、いずれにせよ麻雀というものが世間にある競技と呼ばれるものに比べ極めて運要素が高いゲームであることは間違いありません。

この問題を是正するには、半荘最低400回出来れば1000回ほど行い、運の平準化を行う必要があります。
しかし、競技麻雀の団体が行うリーグ戦の半荘回数は、1年間で40半荘前後になります。
これでは運要素の平準化は望めず、現状の競技麻雀団体は運の良さを争っているに過ぎません。
とは言え、400回1000回の半荘をリーグ戦のスケジュールである1年間で行うの不可能です。
競技麻雀団体が1年間で出来るのは半荘回数は、せいぜい100回ぐらいではないでしょうか?

それ以外の部分で運要素を下げる場合は、麻雀のルールそのものを変更するしかありません。

これはかなり難しい作業ですし、現在のリーチ麻雀の概念を大幅に変えてしまうかもしれませんが、競技として麻雀をするのであれば、この努力を怠ってはいけないと思います。
ということで、次回からは具体的に麻雀のどのルールを変えて運要素を減らしていくかを書いていきたいと思います。

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コメント

  1. 一発勝負オーナー より:

    僕が考えるルールとしては、配牌を全員16枚取る。
    暗槓したければ、3巡の間も自分が捨てる番の前にやった上で1枚ツモって捨てる。
    3巡が終わったら、東家から順にポンか大明カンをやりたい牌が河にあれば全部やる。
    さらに次にチーしたい牌もあればやる。
    ここまで終わるまでは2枚不要牌を捨てれば上がれる形だったとしても上がれず、リーチと加カンは次のツモ後以降から出来る。
    リーチを掛けたければフリテンでも出来るだけ良い待ちに取るか、一旦単騎に待ちにした上でフリテンを解消して掛ければ良い。
    当然天和、地和、ダブルリーチはありません。
    嶺上開花も役としては無くて良いでしょう。

    また、台湾では海底牌のツモを拒否出来るそうです。
    振らないことが重要でリーチとノーテン罰符がある日本式の麻雀では、拒否すればツモる権利は下家に移り、全員拒否すれば1枚手前で流局、ただしリーチ者はリーチを掛けたリスクとして拒否は出来ない。
    リーチのリスクが高まるので、残りのツモが1~3枚の時でもリーチの宣言が出来る。
    とした上で採り入れればよりゲーム性が高まるのではないだろうか?

  2. 一発勝負オーナー より:

    >僕が考えるルールとしては、配牌を全員16枚取る。

    の後に
    最初の3巡の間は手牌を13枚に減らすためにツモらず、全員捨て牌だけする。

    が抜けてました。

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