麻雀を覚えて少し経つと、高い手を目指すことに面白みを感じる人が多くなると思います。
しかし、麻雀は強くなればなるほど速度と守備に徹するようになり、打点は無視されがちになります。
守備の技術に面白さを見出すことも可能で、実際に野球やサッカーも投手戦やスコアレスドローのような試合に面白さを感じる人もいるのでしょうが、やはり点が入らない試合は全体的な盛り上がりに欠けてしまうのです。
成績が公開されている雀魂で、ネット麻雀界最強の呼び声が高いアサピンこと朝倉康心プロ(雀魂の名前は奥さんの名前を利用した『あゆぴん』)の成績を見ると、半荘3046回で役満は四暗刻3回(内1回は四暗刻単騎)しか和了っていませんでした。(2023年1月14日現在)
国士無双や大三元のような完成しやすい役満も1回も和了っておらず、二盃口すらも1度も和了っていないのです。
これは、高い手を目指さずに現実的な和了りを徹底して目指した結果と思われます。
もちろん前回の記事で示したラス回避が優先されるという雀魂の昇降級システムが強く影響しているのでしょうが、守備の技術のほうが実力が示しやすいというのはリーチ麻雀の根本的な考えとなっています。
しかし、高い手を目指すことを止めてしまうことは麻雀の面白さを相当失っているように感じ、このことは運要素とは別に前々から問題に感じていました。
それでなくても実力者になればなるほど運要素の高い麻雀で実力を示す部分を失っていくのに、速度と守備に徹したら打ち方の差がほとんど起こらず、押し引き判断ぐらいでしか実力を示せなくなります。
ただでさえ回数の是正が不完全な競技麻雀において、これは致命的な欠陥に繋がりかねません。
以上の理由から、私は運要素の是正と共にスピードに特化しつつある現在の麻雀に歯止めをかけるべく、麻雀ルールの改正案を考えていきたいと思います。
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