前回の記事でAI技術の発展と麻雀ソフトの実力向上についての話をしましたが、このAI技術や麻雀ソフトの発展は麻雀の運要素是正にも大きく寄与するかもしれません。
今回は、私が考えたその方法について説明していきます。
まず、ある程度のルール変更にも対応出来る麻雀ソフトを多数作り、コンピューター上で自動的に10万半荘とか100万半荘という膨大な回数を戦わせて、
ものすごい強いソフト
そこそこ強いソフト
少し弱いソフト
ものすごく弱いソフト
のように実力を明確化させます。
この4つのソフトを様々なルールで再び膨大な回数戦わせ、どういった結果が出るかを調べるのです。
例えば、
赤ドラの有無でどれぐらい運要素が変わるのか?
ドラを全部なくしたら、どういった影響が出るのか?
などについて素早く調べることが可能になるはずです。
更には、リーチをなくしてみたり、役の翻数を変えてみたりと麻雀の運要素是正に対し様々なアプローチが可能になるかと思います。
人間の対戦では時間がかかって不可能なことも、コンピューター内の対戦ならどんどん結果を得ることができ、運要素が低い麻雀ルールの模索に役立つはずです。
当ブログでは今まで自分が運要素の低い麻雀のルールを頭の中で考えてきましたが、正しいのか間違っているのかの検証は出来ていません。
AI技術や麻雀ソフトの発展は、この問題点を解決してくれると思います。
そして、感覚的なものではない膨大な対戦データによる裏付けが明確になれば、ギャンブルやエンタメ思考が強くなる一方の競技麻雀界も対応を迫られるのではないでしょうか?
こういった調査について、自分に麻雀ソフトを制作する能力があれば1番いいのですが、残念ながら私にそのような能力は備わっていません。(T_T)
そもそも膨大な対戦結果が必要になる調査を個人で行うには時間も費用も難しいので、この調査は是非IT会社に行ってほしいものです。
そしてそのIT企業は、麻雀界の最高峰のリーグ戦を称する『Mリーグ』を実質的に運営しているサイバーエージェントしかないと思います。
サイバーエージェントが麻雀というゲームに対し本気ベ向き合ってくれれば、私がこんなブログを書く必要もなくなると思うのですが・・・
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