当ブログは麻雀の運要素を考えるブログで、基本的に麻雀は70%以上が運の勝負であるという考えのもと記事を書いています。
しかし、プロ雀士の方が『麻雀は70%実力勝負だ』とか『麻雀は実力と運が半々』などと発言することもあり、麻雀というゲームを本当に理解出来ているのかと不思議に感じてしまいます。
ということで、麻雀が運要素が高いゲームであることを、ここで簡単に説明することにしました。
インターネットの4人麻雀で、1人だけ麻雀のルールを知らない素人が入って適当に牌を切っていたら、他の3人はどう思うでしょうか?
『打ち筋が読めない』と思う人は当然いるでしょうし、『物凄く高い手が入ってるのか?』と考える人もいるかもしれません。
中には適当に切っていると気付く人もいるかもしれませんが、100%の確信は持てないと思います。
情報が開示されていないゲームでは、悪い手を示しても相手が勝手に複雑な思考を巡らせたり、却って行動が読みづらかったりするので、完全に悪い手とはならないのです。
これが情報が開示されている将棋や囲碁だったら、早い段階で確実に相手が素人であることに気付けます。
麻雀も実際に打っていたら所作や点棒のやり取りで気付くでしょうが、ネット麻雀ではそんな場面を見ることは不可能です。
こういった部分が、麻雀の運要素が高いことに繋がってきます。
また、麻雀では実力がないことが勝ちに繋がるというケースもあります。
自分がネット麻雀『雀魂』の金の間という5段階ある卓レベルの3番目の場所で行った麻雀を例に、実例を示しましょう。(具体的なことは失念しているので大まかに覚えている内容となります)
南3局、自分は南家で45000点のトップ、上家(親)が25000点で2着、他の2人は15000点程度の持ち点という状況で、ドラの5ピンが4枚(赤ドラを含めドラ5)入る好配牌を掴みます。
その手から序盤で3ピンをポンし、
②②⑤⑤⑤⑤⑥3577
という手配状況となりました。(○数字はピンズ、通常のアラビア数字はソーズ)
ここで3ソウを捨てれば、鳴きも含めて受け入れの広いイーシャンテンですし、3ピンのポンと5ピン4枚持ちで4ピンが溢れやすいことから、ピンズは⑤⑤⑤の刻子と⑤⑥の順子両面待ちに分けたほうが良さそうです。
しかし、自分はここであえて5ピンのカン(暗槓)を選択します。
その意図は、ピンズの染め手気配を示しながらソーズ待ちのタンヤオ手にすれば出和了りしやすいことが1割と、残りの9割はドラを5枚を見せて相手に降リの選択をさせることにあります。
この局で1番警戒すべきは親に和了られることです。
現状は2着と20000点差のトップですが、親に連チャンされると一気に差が縮まり逆転もありえ、特に振り込みは最悪で、満貫を振り込めば一気に逆転されてしまいます。
逆にこの局の親さえ流してしまば、自分のトップはかなり濃厚となるのです。
他者からすると、自分の手は混一色・ドラ5が見える手で、役牌が1つでも絡めば倍満、対々和や清一色が絡んでくれば三倍満までも考えなければなりません。
2着の親が倍満を振り込めば一気にラスまで落ちしますし、他の2人は飛んでラス確です。
ですので、よほどの手でなければ誰も攻めることが出来ません。
ここは自分の手が和了れなくとも、唯一のライバルである上家の親が流れ、なおかつ1人テンパイで点差を更に4000点広げることが出来るなら万々歳なのです。
そのため、若干の手の崩れがあっても他者が警戒せざるを得ない赤ドラを含めたドラのカンを選択したわけです。
しかし結果は誰も降りずに攻め続け(ピンズも字牌も切られ続け)、下家は立直までしてきました。
自分も理想通りにソーズの両面待ちですぐにテンパイしたのですが、結局、下家に放銃してしまいます。
下家はどんな良い手で押してきたのかと思ったら、手役はリーチ・タンヤオのみで、裏ドラが2枚乗って満貫の8000点という理解に苦しむ手配だったのです。
なぜこんなことが起きたのかというと、それは相手が自分の手しか見ていない初心者だったからです。
雀魂の金の間は、ある程度麻雀の打てる人もいますが初心者レベルの人もそれなりにいるので、無謀な攻めをする人も多数います。
麻雀では、初心者だからこそ和了れる(あるいは勝てる)という例が多々あります。
スポーツや頭脳系競技では、実力がないから勝つみたいなことは通常起こらないのですが、麻雀ではそれなりの確率で起こり運要素を高める要因になっているのです。
もっと言えば、麻雀はトッププロ3人とルールを知らない素人が戦っても、素人が勝つ可能性があります。
ルールを知らない素人は和了ることが出来ないので、半荘で1着になることは不可能ですが2着になることは可能です。
1着の人に3着や4着の人が振り込むケースがあるので、何の考えもなく打っていても2着になることは普通にあり得ますし、連続で2着になることも十分考えられます。
2回戦勝負では、以下のような着順になることもあるでしょう。
対局者 | 1回戦 | 2回戦 | 平均順位 |
---|---|---|---|
プロ1 | 1着 | 4着 | 2.5着 |
プロ2 | 4着 | 1着 | 2.5着 |
プロ3 | 3着 | 3着 | 3着 |
素人 | 2着 | 2着 | 2着 |
この結果は、ルールを知らない素人が着順的にトップになったということですが、これは非現実的なことではなく十分有り得る話です。
麻雀の大会の決勝戦で2半荘で勝負をしているケースも見受けられますが、それはルールを知らない素人でも勝てる勝負で決着を付けているということに他ならないわけです。
将棋や囲碁といった他の頭脳競技でも、サッカーやテニスといったスポーツでも、ルールを知らない素人とプロが戦ったらプロが完膚なきまでに圧勝します。
野球なんて、まともにやったら1000000000000対0ぐらいになるかもしれません。(野球ではルールを知らない素人がアウトをほとんど取れないのでプロ側の攻撃が永遠に終わらないと想定される)
にもかかわらず、麻雀ではルールを知らない素人が勝てる要素が多分にあるのです。
これこそが麻雀の運要素が高い理由で、麻雀の勝負が70%や50%も実力なんてことはあり得ず、せいぜい30%しか実力は反映されないというのが科学的な事実なのです。
麻雀の運要素が高くなる理由は多々ありますが、今回取り上げた部分で言えば、4人勝負であることと点数を他プレヤーとやり取りしていることが大きいと言えます。
4人勝負であることは麻雀の競技上どうしようもない部分ですが、点棒のやり取りは加点方式(和了った点だけ加点する方式)に変えたほうが良いのかもしれません。
加点方式だと、マイナスすること(点棒を渡すこと)がないので初心者が好成績を上げることはほぼ不可能になり、麻雀の運要素は減る可能性があります。
そもそも点棒のやり取りは麻雀をギャンブルとして成立させるためのもので、競技化する際に採用するルールではなかったようにも感じます。
以上、麻雀の運要素が高いことについて簡単に説明しましたが、どうしても納得がいなかいプロ雀士の方がいたら、麻雀の初心者3人相手に100連勝ぐらいしていただきたいと思います。
- Mリーガーになる方法(女性編)
- 海外の麻雀状況
- 麻雀に必要がないと感じるルールとは?
- 途中流局は必要なのか?
- 成都麻雀を考える② 和了り抜け方式
- 成都麻雀を考える① 字牌のない麻雀
- デュプリケート方式の紹介と問題点
- ゲーム理論の分類から麻雀の運要素を考える
- 麻雀とジャンケンはどちらが運要素が高いのか?
- ゲーム内容の複雑性と運要素
- 赤ドラがあると運要素は高くなるのか?
- 一発裏ドラなしは運要素が低いのか?
- 麻雀は強くなればなるほどつまらなくなる?
- ネット麻雀から考える麻雀の運要素
- 昨今の麻雀ブームはMリーグの影響なのか?雀魂の影響なのか?
- Mリーグに感じる大きな疑問点
- 麻雀のプロ組織を考える④ Mリーグが出来たことを受けて
- 麻雀のプロ組織を考える③ プロ採用リーグの実施
- 麻雀のプロ組織を考える② 理想的なリーグ戦構想
- 麻雀のプロ組織を考える① タイトル制度の変更
ブログランキング ↑ ↑ ↑ 更新励みになりますので、毎日の応援よろしくお願いします。 | 加点式リーチ麻雀 加点式リーチ麻雀のルール 加点式麻雀の基本ルール 基本はありありルールのリーチ麻雀 点数は加点だけを考慮し点棒のやり取りは行わない ※説明1 親と子の概念はない ※説明1、説明2 点数は1翻1000点とする ※説明3 ダブロン・トリプルロンで和了る... 運要素の改善を含め競技性のある麻雀ルールを考えました! |
コメント
仰る通りです。
麻雀は運9:腕1くらいだと思っています。腕が7割()というプロは確率の計算もできない承認欲求の激しい自信過剰な方で間違いありません。
私は説得する時にこう言います。
「レスリングで吉田沙保里選手に100回挑んで何回勝てますか?私は100回挑んで100回負けます。麻雀は違いますよね?これに反論できるなら腕だと認めましょう。」
これで大体の人は論破できます。
天鳳8段行った知人の話要約するけど、「鳳凰卓レベルだとほぼ運ゲーだが、実力で勝ってると見栄を張りたいので実力ゲーと言ってる」
プロも同じで、自分は高尚な読み合いをしてるんだ!というプライドがあるから実力ゲーと言わざるを得ないんでしょうね
読んでないけど運100%だろ
すべて運だよ
もう嫌
実力になるのはトータルで負けた奴が死刑になるか財産全没収で100戦くらい打ちあう場合だけ
東風1回では無理ラス無理ラスまた無理ラス
R見る限りでは同じ段位の頃の天鳳位と同程度のRだし、俺が下手なわけじゃない、それでも無理ラスはある
今だってそう
馬鹿が馬鹿みたいに振りまくって、でも馬鹿はツモって、はい俺ラス目^^オーラスも即ペンチャンリーチされて他家に振り込まれてはい俺ラス^^
こんなん運1000000%だわ。クソゲーゴミゲー知恵遅れゲー
何で俺こんなゲームやってんだ?
鳳凰卓まで1000戦以上もかけて、さらに勉強してきた時間はその何倍にも及ぶ
俺はいったい何をしているんだ^^?何故こんなクソゴミウンコゲーを^^???
わからねえ、泣きてえ、取り戻せない時間
親が悪いよ
小学生だった俺に麻雀教えやがった、なんてことしてくれたの、返せよ俺の30年
どうすんだよ
もう取り返しつかないよ。できることと言えば麻雀くらい
でもその麻雀も1戦ごとにイッライラ
冷静を装ってもイライライライライライラ
しかも酷いのが、東風で天鳳位になったとして、別に生活できるわけじゃないってこと
俺は本当になんのためにこんなことを???
自分が咲-Saki-の世界に産まれたと勘違いしてしまったのか
つらい
運ゲークソゲー、どうして俺は、こんなものに手を出してしまった
助けて東横桃子ちゃん
あっ、もうゴミね
今のすごいわ
またもラス目の東風ラス親(初っ端からキレーキレーてキレちゃって、それでも冷静でいようとしたけど、135779mからチャンタ見落とし、いやそもそも35779mと23899sの比較でソウズの方が染め手になってたし、染め手でもチャンタでもアガれたのを逃してラス目。もう頭パー、キレてる、キレるだけで正しい勉強してる俺が負ける、はいクソゲーね。死ね、ウンコゲー)
78m11789p2456679s ドラ6m
三色見落とさず2s切ったよ。そりゃ切るでしょ
そしたら3s引き、はい裏目^v^
それでも耐えてたら上家が8s切り
当然のスルー、そりゃ当然、スルーして入ってきた牌は4p、当然のツモ切り、ロン!マンガンです!死ねごみ
チーしてたら下家が切ってラス回避できてましたとさ
いい加減にしとけよ、これが偶然なわけねえだろ
いつもいつもいつも仕込む
役を見落とせばそれで裏目
ちゃんと見てればそっちで裏目
いつもこんなんだ
努力なんて何の意味も無かった。鳳凰民とそれ以下では麻雀に関する知識に雲泥の差がある
でもこの差は何の意味も無かった
ID消えてたからやり直してる上卓でこのザマ。この無理ラス
酷過ぎる
もうすべてが嫌になった
馬鹿でも手が入るクソゲー
弱者を一方的に殴れるボクシングがしたい