様々なゲーム(競技)の運要素を考える

麻雀の競技性
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前回の記事で麻雀とトランプゲームの大富豪(大貧民)の運要素について比較してみたので、他の様々なゲームの運要素についても考えてみたいと思います。

将棋

将棋は先手のほうが若干有利なのですが、その差は小さくプロ棋士の対局では先手が52~53%の勝率を収めるそうです。
先後の決め方は運要素の高いもの(振り駒やじゃんけん)なため、ここに運要素が関わってきます。
ただ、後手を得意にする人や後手に有利な戦法が見つかったりすることもあるため、人によっては後手のほうを好んだり後手のほうが勝率が上がるようなこともあるようです。
いずれにせよ、将棋の運要素は相当低いと言えます。

囲碁

囲碁は普通に進めると先手が有利なため、コミというハンデで先後の有利不利を調整しており、先後を決める際の運要素がゲーム自体の運要素に関わることは大きくありません。

野球

1試合でみた場合、野球の勝敗は先発するピッチャーが関与する割合が大きすぎるため、先発ピッチャーの出来不出来という不確定要素で勝敗が決まってしまう傾向が強く、他のチームスポーツに比べると運要素が高くなっています。
また、毎回満塁にしても最終的に点を取れなければ意味がなく、逆にホームラン1本で他に1度も塁に出なくても勝てる可能性もあるため実力が反映していない部分が多いようにも感じます。
この塁上にランナーが残る残塁という現象は、麻雀でテンパイしたのに和了れない様子に似ているかもしれません。

個人(打者)の成績で考えた場合、野球は同じ場所に打っても結果がスリーベースヒットになることもあればトリプルプレーになることもあるわけで、これも運が関わっていると言えます。
投げられたボールを完全にコントロールして打ち返すことは不可能に近く、どこに飛ぶかは運任せのところがあるわけです。
打つ側に運が関わっているのですから、当然投げる側の結果にも運が関わっています。
以上のように野球はスポーツの中では運要素が高いように感じますが、プロリーグの試合数はかなり多く(日本の場合144試合)、運要素の是正は十分されていると言えます。

サッカー

サッカーは、極端に点が入らないスポーツとして知られています。
そのためラッキーでも1点入ってしまえば実力が劣っているチームが勝つ可能性が高く、野球同様にスポーツの中では運要素が高いと言えます。
しかし、W杯の結果をみると大抵は強いチームが勝っているので、そこまで運要素は高くないのかもしれません。
攻撃のほとんどが無駄になる様子は、野球の残塁同様にテンパイまでいっても和了れない麻雀に似ているように感じます。

ボウリング

ボウリングは運要素が高いということはありませんが、ストライクになるかならないかなどのピンアクションは運によるところが大きいように感じます。
同じところに同じように投げても、ストライクになることもあれば7ピンと10ピンが残るスプリットになることもあるわけで、プロ同士(実力上位者)の1ゲーム勝負では実力が十分に反映されるとは言い切れません。

全日本プロボウリング選手権というボウリングにおけるメジャーな大会では、予選は2日間で24ゲームを行い上位36名が準決勝へと進出、翌日に準決勝12ゲーム行い、計36ゲームのトータル成績上位4名が決勝へ進みます。(レーンコンディションの影響を考え、準決勝まではローテーションを組んで様々なレーンで投げることとなる)
決勝はステップラダー式のトーナメントで戦い(準決勝の3位と4位が戦って勝者が2位と戦い、その勝者が1位と戦う方式)、優勝者決定戦は準決勝1位の人が1勝のアドバンテージ持ちで2勝した者が優勝です。
優勝者は3日間で37ゲームから40ゲームを投げなければならず、運要素の平準化としては十分なゲーム数と言えます。

プロの競技麻雀では40半荘程度で1年のリーグ戦の勝負を決めていますが、麻雀より遥かに運要素の低いボウリングでも1大会で40ゲーム近くこなしているわけですから、競技麻雀の運要素是正がいかに足りていないかが分かります。

バックギャモン

すごろくの元祖であるバックギャモンという頭脳系競技は、サイコロを使うため運要素があるのですが、運と実力の割合は麻雀とは逆に1ゲームで実力7割・運3割と言われています。(麻雀は1半荘勝負で7割が運と言われている)

バックギャモンの大会はポイント制で勝負をします。
バックギャモンには1ポイントから3ポイントまでの勝ち方があり、ダブルという勝負のポイントを倍にするルールなどもありますが、大半は1ゲーム2ポイント以内で勝負が決まるようです。
大会の規模により何ポイントマッチかは変わってきますが、大きい大会の決勝戦などでは25ポイントマッチ(25ポイントを先に獲得したほうが勝ち)とかなりのゲーム数をこなすこととなり、運の要素は十分に軽減されています。

ポーカー(テキサス・ホールデム)

ポーカーはカードを順にめくっていくトランプゲームなので運要素が大きいのですが、国際的な大会もあるテキサス・ホールデムというルールは、麻雀よりも運要素が低いと言われています。(ルールは説明しきれないので各々調べてください)
麻雀では初心者でもそれなりに勝てますが、テキサス・ホールデムでは初心者が上級者に勝つことはかなり難しいのです。
細かいルール設定や何人でゲームを行うかなどにもよりますが、テキサス・ホールデムは1つ1つのゲーム(麻雀における1局)が短時間で終わるため回数による運要素の是正効果でトータル的に運要素が低くなり、同じプレー時間で比べるなら確実に麻雀より運要素は低くなります。

花札(花合わせ)

花札の基本的なゲームである花合わせというルールは、ある程度の戦略術はあるものの、カードをめくっていくゲームなので勝負のほとんどは運で決まります。
しかし1ゲームが5分もすれば終わるので、回数による運要素の是正は簡単です。

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