邪道流将棋の極意⑥:最後まで諦めるな!

邪道流将棋の基本
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邪道流将棋は基本的に逆転勝ちの将棋になります。
将棋ソフトによる形勢判断で言うと、マイナス1000点や2000点(歩1枚100点換算)ぐらいの劣勢は当たり前です。
そのため形勢が不利になったからといって、すぐに諦めてしまったら邪道流将棋は成り立ちません。
とにかく詰むまで将棋を続けてください。

この際に必要になることは、相手の玉をひたすらに攻めるということです。
このことは前回も書いていますが、今回はもう少し具体的に説明します。
形勢が悪くなっている段階で、中盤戦術である駒の取り合いをしていたら徐々に形勢が悪化していくだけであることは、初段を目指す人なら理解が出来るかと思います。
そのため逆転勝ちするにはひたすら玉に迫るような攻め方をする必要があります。
そうすることにより、相手がひるんでミスをする可能性が高くなるので、そのミスを突いて一気に詰みまで持っていくことが可能になるのです。
得に有効な作戦が一見分かりづらい詰めろをかけることです。

以下の局面をご覧ください。

後手がこの局面で、駒得を狙って飛車先の歩を突いてしまうと・・・

当然、1手で詰んでしまいます。

初心者の頃にちょっと強い相手と戦う際、よく陥ってしまう詰み形です。
もちろん初段を目指すの人ならこの程度の詰みには気付きますが、いずれにせよ詰めろには気付きづらい形が多数あり、ここには実力を超えた勝負の綾が存在します。
特に大きなミスをすることが当たり前の級位者相手には、無謀とも思えるような詰めろ(気付きづらい詰めろ)をかける作戦はとても有効です。
もちろん詰めろですから、どんなに形勢が不利な状況でも相手のミスが発生すれば一気に逆転勝ちすることが可能にとなります。
そしてこの逆転を起こすためには、玉に狙いを付けた攻めが必要不可欠なのです。
自陣で受け続けてどんどん形勢が不利になっていくような状況下では、相手玉に詰めろをかけることも不可能で、当然逆転勝ちも起こりません。
そのため邪道流将棋では、駒損しようが形勢不利になろうが、常に相手玉に狙いを付けた攻めを意識する必要があるのです。

級位者同士の将棋ではコンピューターソフトによる形勢判断で-9999からの逆転勝利なんてことはしょっちゅう起こっていますので、とにかく最後まで諦めないで将棋を指し続けてください。

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