日本人のウクライナに対する知識の低さについて

国際的問題
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以前、日本(日本語)で活動するロシア人YouTuberが多くいるという記事を書きましたが、実はロシアの隣国であるウクライナからも多くの人が日本に来てYouTube活動を行っています。

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そのウクライナ人YouTuberが、声を揃えて日本人はウクライナのことを全然知らないと嘆いているのですが、この意見に私は相当の違和感を感じざるを得ません。
ということで、ここで日本とウクライナの関係を色々と探っていきたいと思います。

日本人なら『機動戦士ガンダム』(1979年放送開始)というアニメを知っている人は多いことでしょう。
この機動戦士ガンダムに『オデッサ』という言葉が登場することを知っている人も多いはずです。
アニメの中では、『オデッサ・デー』という1年戦争(物語の中核をなす争い)における最大の地上戦が行われるのですが、この『オデッサ』こそがウクライナの第3都市の名前なのです。
そして、1986年に『チェルノブイリ原発事故』という大規模な原発事故が起きたことも知っている人が多いはずですが、このチェルノブイリもウクライナの都市となっています。

人で言えば、1980年代から1990年代にかけて棒高跳びの世界記録を何度も更新し、未だにその世界記録が更新されていない『セルゲイ・ブブカ』もウクライナ人です。(今年の9月に記録を更新されてました)
格闘技ブーム全盛の際にロシアンフックを武器にK.O.の嵐を築いた『イゴール・ボブチャンチン』も、実はロシア人ではなくウクライナ人でした。
イタリアサッカーが世界最高峰だった頃のACミラン(セリエA)や、成金主義で有力選手を集めまくっていた頃のチェルシー(イギリス・プレミアリーグ)に所属していた『アンドリー・シェフチェンコ』もウクライナ人で、サッカー好きなら知らない人がいないレベルの選手と言えます。
そして彼が元々在籍していたディナモ・キエフの本拠地『キエフ』こそがウクライナの首都なのです。

このように、ウクライナには日本にも馴染み深い出来事や人物が多数あります。
そもそも日本の相撲界で最高峰の成績を誇り、『巨人・大鵬・卵焼き』と呼ばれるほどの人気を誇った大鵬関も父親はウクライナ出身でした。
以上のように、私はウクライナが昔から日本に馴染み深い国と思っていたので、ウクライナ人YouTuberが言う『日本人はウクライナのことを全然知らない』という意見に強い違和感を感じるわけです。

もし日本人が本当にウクライナのことを全然知らないというのなら、それは日本人の知ろうとする能力が著しく欠如しているとしか考えられません。
なぜなら、ウクライナはヨーロッパ最大(面積)の国なのです。
いくらなんでもヨーロッパ最大の国の知識がゼロというのは、人として恥ずかしすぎます。

このように、ウクライナはヨーロッパ最大の国で有名人も多数いるのですから、日本人はもう少しウクライナについての知識を得る努力をするべきかと思います。

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