新型コロナの感染を抑えるキーポイントは西洋人による変容の受け入れか?

生活・健康
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現在、ドイツなどを中心にヨーロッパ各国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、第一波やデルタ株による最初の感染拡大以上の感染者数となっています。
お隣の韓国でも、新規の感染者が過去最高を更新しました。
これに加え新たな変異株『オミクロン株』も発生し、世界が再び新型コロナウイルスの恐怖に包まれているようです。

一方、日本は新型コロナウイルスの感染者が大幅に減り、落ち着きを取り戻しています。
この世界と全く別の動きを見せる日本の新型コロナウイルスの状況は国際的にも注目され、当然、海外の反応サイトでも大きな話題となっています。

ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再拡大した最大の理由は、以前書いた通りワクチン接種を理由に元の生活に戻したことが原因でしょう。
新型コロナウイルスの対策や過程として考えられた、

集団免疫の獲得
ワクチンの開発
治療薬の開発
ウイルスの弱毒化

などは、どれもどうやって元の生活に戻るかという発想から生まれています。
そして実際にワクチン接種を理由に元の生活に戻した国々では、一気に感染爆発が起こっているのです。

新型コロナウイルスは、抗体期限や変異の速さ、その他様々な特性を見ていると、どうやらこの世から消えてなくなるようなウイルスではないと思われます。
つまり人類は季節性インフルエンザ以上の危険なウイルスと、永遠に付き合っていかなければならない可能性が高いわけです。
そのため新型コロナウイルスの対策は、元の生活に戻るという発想ではなく、いかに変容した生活を受け入れられるかというになるかと思います。
こういった観点に立って日本の状況を考えると、日本はワクチン接種後もマスクを着用し、飲食店では間切りを設置、レジに並ぶ際のソーシャルディスタンスを行うなどといった対策を自主的に続け、新型コロナウイルス後の変容を受け入れた部分が大いにあるわけです。
一方、西洋各国では元の生活を取り戻すという発想でマスクを外し、過度なスキンシップを再開した人もいることでしょう。

日本人は伝統文化をよく守る一方で、西洋文化を逸早く取り入れ、食べ物などもどんどん日本風に改良して自分たちのものとしています。
この両極端な日本の社会性が、今回の新型コロナウイルスでは良い方向に動いたようです。

中国で発生した(と思われる)新型コロナウイルスも、今や感染拡大の震源地はヨーロッパなどの西洋国家です。
西洋文化の中には、マスクをつけること必要以上に嫌がったり、過度なスキンシップ(握手、ハグ、フレンチキス)行うなどといった感染症を広げかねない文化があります。
こういった文化に対し、西洋人がどこまで変容を受け入れられるかが、今後の新型コロナウイルスを感染を抑えるキーポイントになってくるように思います。

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