韓国系の海外の反応サイトで、日本の野球選手である大谷翔平と韓国のサッカー選手であるソン・フンミンのどちらがスターなのかということが議題になっていました。
そこでは、ソン・フンミン選手のほうが有名であるという質問の答えになっていない意見で話が収まっていたようです。(^_^;)
有名かどうかで言えば、大谷翔平選手よりもソン・フンミン選手のほうが有名に決まっています。
野球は決して世界的なスポーツではなく、世界最高峰のリーグであるイングランドのプレミアリーグで得点王を獲得したソン・フンミン選手のほうが知名度が高いはずです。
ただ、韓国人に限らず、サッカーが世界で圧倒的な人気と考える人が多すぎる気がしてなりません。
このことは前々から疑問に感じていたので、まずはこのことから考えていきたいと思います。
世界で最も人口の多い中国において、サッカーの人気は中途半端なものとなっています。
人気がないことはありませんが、ヨーロッパのような熱はなく、このことは代表選手の実力を見ても明らかです。
世界で人口が2番目あるいは既に中国を抜いて1位になっているとも言われるインドでも、同じような状況です。
そして現在最も世界への影響力がある国のアメリカでも、サッカーの人気がそれほどでもないことは有名な話となっています。
この3カ国で人気が中途半端という時点で、サッカーが世界で圧倒的な人気ということには相当の疑問符が付いてしまうのです。
これに加え、オセアニア(オーストラリア含む)地域でもサッカーはあまり人気がないですし、東南アジアでもヨーロッパ程の人気は得ていません。
日本や韓国、台湾ではサッカーよりも野球のほうが人気となっています。
つまりサッカーが圧倒的に人気を得ている国は、ヨーロッパ、南米、アフリカ、西アジアの地域に限られているのです。
このことは競技人口にも現れており、球技における世界の競技人口ランキングは、
1位:バレーボール(約5億人)
2位:バスケットボール(約4.5億人)
3位:卓球(約3億人)
4位:クリケット(約3億人)
5位:サッカー(約2.6億人)
と、サッカーは中国で人気の高い卓球やインドで人気の高いクリケットにすら負けています。
国際競技団体の加盟国数(香港などの国でない地域を含む)でみても、
1位:バレーボール(222カ国)
2位:卓球(220カ国)
3位:バスケットボール(214カ国)
4位:サッカー(211カ国)
5位:ハンドボール(204カ国)
と、サッカーは1位ではありません。
男子に絞ればサッカーの順位は上がるのですが、いずれにせよサッカーが世界で圧倒的な人気という考えは間違っている可能性が高くなっています。
そもそもF1などのカーレースは競技人口が極めて少ないのに高い人気を得ているわけで、競技人口の多さが人気にどれほど影響するのかもよく分かっていない状況です。
これらのことを踏まえて、大谷翔平選手とソン・フンミン選手のどちらにスター性があるかを考えていきます。
別のスポーツの選手を比べることは難しい作業です。
例えば、
サッカーの『ディエゴ・マラドーナ』とF1の『アイルトン・セナ』はどちらが上か?
バスケットボールの『マイケル・ジョーダン』とゴルフの『タイガー・ウッズ』はどちらが偉大か?
なんて、簡単に判断出来るものではありません。
しかし、ソン・フンミン選手は上記した4人のスポーツ選手と並び称されるレベルでしょうか?
上記した4選手は各スポーツで歴史に残るような選手ですが、ソン・フンミン選手は、現役のサッカー選手に限ってもTOP10にすら入らない可能性が高くなっています。
メッシ、C・ロナウド、ネイマール、エムバペなどの現在トップレベルのサッカー選手に比べ、ソン・フンミン選手の格がかなり落ちることは明白です。
どんなにメジャーな競技でも、自国以外の上位10人にも入らない選手は、その競技のマニア以外は誰も知らないレベルになってしまいます。
前々回のリオ・オリンピックの100m走やマラソンで5位だった選手を覚えているなんて人は、よほどのスポーツマニアしかいないはずです。
一方、大谷翔平選手は、間違いなく野球の歴史に残る選手です。
世界最高峰のメジャーリーグにおいて、ピッチャーとバッターの両方で同時に活躍した選手は野球創成期の時代を除き皆無に等しく、比較されている人が野球の神様と称されるベーブ・ルースという時点で、特出した選手であることが分かります。
そして大谷翔平選手は、既にベーブ・ルースすら超えているという話も出ているのです。
有名な競技でそこそこの活躍をするよりも、多少マイナーな競技でも特出した活躍をしたほうが後世に名を残す可能性が高くなります。
セルゲイ・ブブカは棒高跳びという決してメジャーでない競技の選手でしたが、現役時代に圧倒的な記録を残し、100m走で銀メダルや銅メダルを獲得した選手よりも遥かに名が知れ渡っています。
オリンピックの100m走で5位になるよりも、やり投げと円盤投げの両方でメダルを獲得するほうが絶対に話題になり世界の注目を集めるわけで、スター性があると言えるのです。
まとめると、
・サッカーは思ったほど人気が高くない
・ソン・フンミン選手は歴史に名を残すレベルのサッカー選手ではない
・大谷翔平選手は野球の歴史に名を残す選手である
・有名な競技でそこそこ活躍するよりも、多少マイナーな競技で特出した活躍をしたほうが話題になる
ということで、ソン・フンミン選手よりも大谷翔平選手のほうがスター性があることは明らかだと思います。
この考えに国籍などは一切関係なく、個人的に大谷翔平選手は、スポーツ選手としてソン・フンミン選手と比較することが失礼なレベルにまで達していると思います。
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コメント
私は韓国人です。野球をする国のうち、きちんとしたリーグを運営する国も米国、韓国、日本、台湾程度で、残りの国もキューバ、ベネズエラのようにアマチュア野球を楽しむ水準だ。つまり、きちんと野球をする国家は全世界4カ国程度であり、それでもアメリカでも野球の人気は枯れている。イギリスと西南アジアで人気のクリケット世界1位選手について誰か知っていますか?それと同様に野球の大谷についてもアメリカ、日本を除いては世界中の人々は誰なのかも知れず興味もない。サッカーの場合、アフガニスタン難民村でもアマゾンジャングルでもヨーロッパ、アジア、オセアニア、北米すべての所で認知度が圧倒的なスポーツだ。サッカーと野球は比較にならないスポーツだ。ソン・フンミンは世界中の数億人のサッカー人口の中でバロンドール11位を獲得した選手だ。野球をする人口が世界中でどれくらいになるのか?サッカーの1000分の1もダメだと思う。
当ブログでは以前にもほぼ同様の記事を書いていて、そこではプロスポーツチームの資産価値を示しました。
結果は以下の通りで、
1位:ダラス・カウボーイズ(NFL)、57億ドル
2位:ニューヨーク・ヤンキース(MLB)、52.5億ドル
3位:ニューヨーク・ニックス(NBA)、50億ドル
4位:FCバルセロナ(ラ・リーガ)、47.6億ドル
5位:レアル・マドリード(ラ・リーガ)、47.5億ドル
サッカーチームよりも上に、アメリカンフットボールとバスケットボールと野球のチームがランキングされています。(20位圏内のランクインは、アメフトが8、サッカーが6、バスケが3、野球が3)
該当記事では選手の年俸についても、野球界最高のマイク・トラウト選手よりも高いサッカー選手はメッシ選手、C・ロナウド選手、ネイマール選手の3人しかいないと指摘しています。(いずれも当時の状況)
このことは様々な問題(試合数など)が絡んでいますが、もし野球の人気がまるでないというのなら、野球界にこれほどのお金が集まるなんてことが起こるでしょうか?
以上のことを踏まえるに、野球は世界的に見てもそれなり人気のあるスポーツなのです。
サッカーが世界で1番人気のスポーツであることは間違いないでしょうが、記事本文でも書いた通り、他のスポーツを寄せ付けないほどの人気というわけではありません。
このように、サッカーが野球と比較対象にならないほど大きな人気を得ているという考えは相当疑わしいのです。
このことは韓国人に限らず日本人の多くも考え違いをしているものと思われます。
そして今回の議題で言えば、私は大谷翔平選手とメッシ選手やC・ロナウド選手と比べているわけではありません。
ソン・フンミン選手の年俸はプレミアリーグに限っても30位前後で、サッカー界全体で見ると50位圏にすら入っていないのです。
一方、大谷翔平選手は今シーズン終了後にメジャーリーグ史上最高額の契約を結ぶことが予想されています。
いくらサッカーの人気が野球よりも高くとも、トップ50位にすら入らない選手と至上最高(年俸)の選手を比べれば、さすがに競技の人気を超越すると考えるべきなのではないでしょうか?
ここのサイトの人はちゃんとデータを示すから強いんよ。
感覚でしか物を語れない某国の人間は信用ならん。
ソン・フンミンがスターとして通用するのは、
韓国と所属しているチームのファンのほんの一部だけ。
そして、決定的なのは同業のプロ選手からの評価が高くない事。
ソン・フンミンなんて韓国人しか知らねーよ
ちなみにアメリカ人は大谷を知らないし、イギリス人は三笘を知らない
YouTubeのインタビュー動画でやってたよ
確かにその通りかと思います。
以前にオランダ人の女性と話をしていた際、サッカーのことを何も知らずにアヤックス(オランダの名門サッカーチーム)の話をしてもいまいちピンと来ていなかったことがありました。
その際に、ヨーロッパの人なら皆サッカーを観ているなんてことはないとはないんだなと思い知らされました。
そもそも自国に当てはめてみると、私ですらJリーグの得点王なんて全然知らないですし、おそらく去年のJリーグ得点王の名前を言える日本人なんて1割もいないのが現状でしょう。
野球(日本で1番人気があるスポーツ)のルールを理解していない日本人女性もザラに存在しているはずです。
おそらく韓国でも同じような状況なのではないでしょうか?
ですので、イギリス人(イングランド出身者)ですらソン・フンミンを知らないという話も頷けます。
もちろん大谷選手や三笘選手も日本で思っている以上に現地の人は知らず、私自身も大谷選手のことを知っているアメリカ人の割合がかなり低いことは理解しています。
インタビューの話があったので言及しますが、以前に大谷選手とソン・フンミン選手を比較した記事を書いた際、実は100人の人に対しソン・フンミンを知っているかのインタビュー方式でアンケート調査を行っていました。
結果があまりにも衝撃的(真実味がないよう)だったので公表しませんでしたが、実は1人の人もソン・フンミン選手のことを知らなかったのです。
こんなアンケートやインタビューは聞く場所によっていくらでも操作できるので、あまり参考にならないのかもしれませんが、自分として自身のアンケート調査でソン・フンミン選手のことを誰1人知らなかったという事実があるので、韓国の方がよく行うソン・フンミン選手の知名度が日本を含め世界的に高いという主張には承服しかねるものがあるわけです。