オランダにはエアコンがない? 日本の主要都市とヨーロッパの主要都市の緯度比較

地理・国土
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日本において、今やエアコン(冷房)のない家は相当珍しい部類に入りますが、オランダ在住のYouTuberエラ・フレイヤさんは、オランダにはエアコンのない家が多いと動画で説明していました。

この件と関係する問題として、以前に海外の反応サイトで、ヨーロッパは思ったより北に位置しているということが取り上げられていたことがあります。
そこで、ヨーロッパの主要都市と同じ緯度(北緯)にある日本の都市を以下でまとめます。

ヨーロッパの都市(北緯)日本の都市(北緯)
デンマーク・コペンハーゲン(55度40分)サハリン北端より北
ドイツ・ベルリン(52度30分)サハリン北部
オランダ・アムステルダム(52度22分)サハリン北部
イギリス・ロンドン(51度30分)サハリン中北部
フランス・パリ(48度51分)サハリン中南部
イタリア・ローマ(41度53分)函館市(41度46分)
スペイン・マドリード(40度25分)弘前市(40度35分)

以上のように、ヨーロッパにおける主要都市の多くは日本よりも北に位置しており、まともに緯度の比較をすることすら出来ませんでした。
そこで、逆に日本の都市の緯度を基準にヨーロッパの都市との比較を行います。

日本の都市(北緯)ヨーロッパの都市(北緯)
稚内(45度25分)イタリア・ミラノ(45度28分)
札幌(43度03分)フランス・マルセイユ(43度17分)
仙台(38度16分)シチリア島・バレルモ(38度06分)
東京(35度41分)マルタ島・バレッタ(35度53分)
福岡(33度36分)モロッコ・カサブランカ(33度32分)
沖縄(26度12分)サハラ砂漠のど真ん中

※大阪や名古屋は東京とあまり差がないので省略

なんと、日本の最北端である稚内は、イタリアのミラノとほぼ同じ緯度に位置しているのです!Σ(゚Д゚)
その他、仙台や東京などはなんとか地中海の島に収まりましたが、福岡はもうアフリカ大陸に入っており、沖縄に至ってはもはやサハラ砂漠の中心部まで入り込んでいて比べるような都市がほとんどありませんでした。
日本とイギリスとの比較で言えば、日本本土の北端である宗谷岬よりもイギリス本土の南端であるランズ・エンドのほうが北に位置しており、イギリスはそっくりそのまま日本より北にある国ということになります。
このように、ヨーロッパは予想を遥かに超えて北に位置しているということです。

そもそも、なぜ日本人(日本人以外もだが)はヨーロッパの緯度について誤認識をしている人が多いのでしょうか?
それはヨーロッパの気候にあります。(西岸海洋性気候)
ヨーロッパは北大西洋海流と偏西風の影響で暖かい空気が送られているため、緯度の割に暖かく日本との気候的な差はそこまで大きくないです。
そのため、日本と同じような緯度に位置しているとの勘違いを生んでしまっているわけです。
※ただし、日没や夜明けの時間には日本と相当の差があり、この点では日本とヨーロッパの緯度の違いを感じることが出来る。

オランダはサハリン北部と同じ緯度ということで、いくら暖かい空気が送られてくると言っても日本のようには暑くはならず、エアコンが必要ないのも当たり前な話なのでした。(^_^;)

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