日本人はなぜ痩せているのか?というアメリカ人の疑問に対する単純明快かつ唯一の答え

人体・医学
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海外の反応サイトを見ていると、

『日本人はなぜあんなにも痩せている人が多いのか?』

と疑問に感じる外国人、特にアメリカ人が多いようです。
WHOによると、アメリカ人成人の肥満率は31.8%で世界24位、日本人は4.4%で166位と、両国には肥満率に大きな差があることがわかります。

このことに対し、海外の反応サイトにあった実際の意見などを参考にしながら、項目ごとに個人的な見解を示したいと思います。

人種的問題

東アジアから南アジアまでの地域では、日本人と同様に概ね痩せている人が多く、太りやすさに人種的な問題があるのではないかと疑問に感じる人も多いようです。
しかしよくよく考えてみると、アメリカ人は同じヨーロッパ系の白人であってもヨーロッパ人よりも太っているケースが多く、アフリカ系の黒人でも同じ傾向が見て取れます。
太りやすさが人種的な問題であるのならこのようなことが起こるはずはないので、太る太らないに関して人種的な問題はさほど大きくない考えるべきではないかと思います。

運動量の違い

日常的に運動をするかしないかが、肥満に対して大きな影響を与えることは言うまでもありません。
かと言って、日本人が異常に運動してアメリカ人が異常に運動をしないなどという事実は認められません。
日本人もアメリカ人もほとんどの人は平地に居住しているため、日常生活における運動量に大きな影響があるとも思えませんし、標高などにも大きな違いはないでしょう。
よって運動量に極端な差が出るとは思えず、運動量であれ程の肥満率の差を生むとは思えません。

気候的問題

極地近辺や赤道直下なら差も出るでしょうが、日本とアメリカの気候の差でここまで大きな肥満率の差が出ることはないでしょう。

食文化

海外の方は日本食を無条件的にヘルシーだと考える人も多く、日本人が痩せている要因を日本食に求める傾向が強くあります。
ということで、日本食の代表である2つの食品について考えてみたいと思います。

米食文化の影響

日本人の主食といえば白米ですが、日本と同じ米食文化を持つ人は痩せている人が多いため、パン食文化であるアメリカの人は米食に痩せる秘訣に求める人も多いようです。
しかし日本人なら当たり前のように認識していると思いますが、白米はダイエットに効果のある食品ではなく、むしろ太りやすい食べ物です。
なので米食が日本の肥満率の低さに大きく影響しているとは考えにくいと思われます。

魚食文化の影響

白米と同様に日本食を代表する食品といえば魚であり、肉食(獣肉食)が多いアメリカ人は魚食が痩せる原因になっていると考える人もいます。
確かに青魚に入っている脂肪は太りにくいと言われていますが、現在の日本は肉食が進んでいますし、そもそも魚食の影響だけで日本とアメリカの極端な肥満率の差を説明するのは難しいと思われます。
現在の代表的な日本食である『寿司』は上記で挙げた白米と魚を使った代表的な料理で、外国人の多くの人はこの寿司をヘルシーな料理と認識しているようです。

しかし当然ですが、白米の占める割合の高い寿司はヘルシーな料理などではなく、当然ダイエットの効果もありません。
そして、そもそも日本人はそんなに寿司は食べる民族ではありません。
寿司の代表である握り寿司は極めて難しい技術を要する食品なため、日本の一般家庭で握り寿司が出てくるはまずないのです。
更にもう1つの代表的な日本食である『天ぷら』も、油で揚げてるのですから当然ですが痩せやすい食品ではなく、むしろ太りやすい食品と言えます。
以上のように、日本食はさしてヘルシーではありませんし、特に海外で紹介される日本食についてはラーメンも含めむしろ太りやすい食品がほとんどを占めていると言えます。

さて、前置きはここまでとして、日本とアメリカ肥満率の違いに対する答えをズバリ言いたいと思います。

それは単純にアメリカ人の食べる量が多いのです。

まずはこちらの動画をご覧ください。

マクドナルドにおけるアメリカと日本のドリンクサイズを比較すると、

Sサイズ:日本300ml、アメリカ470ml
Mサイズ:日本360ml、アメリカ620ml
Lサイズ:日本590ml、アメリカ887ml

と、アメリカのほうがかなり大きいことがわかります。
当然、ハンバーガーやポテトのサイズもアメリカのほうがかなり大きくなっています。
このようにアメリカでは単純に食べる量が多く、日本人とアメリカ人のカロリー摂取量には明らかに差があるのです。

【1日の平均摂取カロリー】
日本:2726kcal
アメリカ:3682kcal

このカロリー摂取量の差は食事の内容だけでは説明しきれず、アメリカ人は日本人に比べ食べる量が単純に多いことを示しています。
そして食事の量が肥満に対して最も影響があることは説明するまでもありません。
実際にスーパーなどで売られている加工食品を見てもアメリカのものはとにかく大きく、たくさん食べることを前提とした商品作りがされていることがわかります。
もはやアメリカは、文化的にも社会構造的にもたくさん食べることを前提としており、太るのは当然といえる状況となっているのです。

アメリカ人の肥満率の問題は、日本人からすると、

『そんだけ食べれば、そりゃ太るよ』

という一言で済まされる問題なのです。
ということで、アメリカの方は痩せたいのなら食べる量を単純に減らせばいいかと思います。(^_^;)

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