海外の反応サイトを見ていると、日本人は接客業での過剰なサービスや会社内での付き合いなどで、とてもストレスが溜まっていると思われています。
日本には過労死という問題もあり、『日本=高ストレス社会』とステレオタイプに考える外国人はとても多いのです。
しかし一方で、日本は世界最高レベルの長寿国家となっています。
ストレスが病気を誘発することは広く知られている事実なわけですが、高ストレス社会と長寿国家という事実は明らかに矛盾しています。
この矛盾を解消するには、
1、日本の医療レベルが世界で圧倒的に高い
2、日本人の社会活動以外の生活が長寿に適している
3、日本人の遺伝子が極めて長寿になりやすい
4、日本が高ストレス社会ではない
の、いずれかの事情があるとしか考えられません。
日本の医療レベルは総じて高いでしょうが、他の先進国に比べて圧倒的に高いということはないでしょう。
社会活動以外の生活で主に考えられることは食生活で、日本人は米と魚を多く食べることで知られています。
この日本独自の食生活にが長寿の秘訣なのかもしれませんが、戦後の日本は、1人当たりの米と魚の消費量が下がる一方にもかかわらず平均寿命は年々上がっていいます。
これは医療レベルの向上という点を考慮しても矛盾しており、日本食が長寿に対してそこまで大きな影響を与えているとは思えません。
遺伝子の話は明確には分かりませんが、周辺国や他の長寿国のことを考えれば、日本だけが長寿になる可能性は少ないでしょう。
つまる話が、日本は思ったほどストレス社会ではないということです。
日本人が長寿であるということは紛れもないデータとして現れています。
しかし日本がストレス社会であるということは、明確なデータや裏付けがあるわけではありません。
2つの考えに矛盾があるのなら、データ的に正しいほうを信じるべきなのではないでしょうか?
以上、日本は他の国と比べて過度に高ストレス社会であるという事実はないので、日本に興味がある外国の方は、日本での生活を考えてみてもいいかと思います。
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