以前、外国人が感じる日本の夏についての記事を書きましたが、今回はこの問題についてもう少し深く探っていきたいと思います。

日本の夏は、一部の地域を除き湿度がとても高いことは誰しもが理解しているはずです。
多くの人が日常的に使うドライヤーの風は100℃近くになりますが、100℃のお湯に入れば人は大やけどを負い死んでしまいます。
つまり、同じ温度でも湿度が高さにより人が感じる暑さは全然別のものになるということです。
この湿度が外国人が日本の夏を暑いと思う根本的な理由となっていることは、もはや説明するまでもないでしょう。
ただ、日本の夏が暑い理由にはもう1つの根本的な原因があります。
多くの人は地域ごとの気温データを見比べる際、最高気温と最低気温のデータを見ると思います、実際に大事なのは平均気温です。
例えば、同じ最高気温35℃・最低気温25℃でも、
35℃が23時間で25℃が1時間
35℃が1時間で25℃が23時間
では人が感じる暑さは全然違います。
早い話が、最高気温が高くても夜になれば気温が下がり、その時間が長ければそこまで厳しい暑さにはならないということです。
しかし日本の場合は、世界最大の人口密集地帯である東京を中心とした大都市圏に集中して人が暮らしているため、夜になっても家庭から出る排熱が多く最低気温が下がりづらい環境にあります。
それ加え、日本にはもう1つ夜の気温が下がりづらい原因があります
それがまた湿度に関わる話なのです。
冬にエアコンで温めた部屋はエアコンを止めたらアッと言う間に寒くなってしまいますが、お風呂に溜めたお湯は、かなり長い時間温かさを保つことからも分かるように、水分は熱を長く蓄えやすいため湿度の高い地域は日中に蓄えた熱の影響により夜になっても気温が下がりづらい傾向があるのです。
日本よりも赤道に近い砂漠地帯などでは最高気温が40度を超える地域も普通にありますが、夜は意外に涼しくなります。
砂漠は当然雨が少なく、更に砂自体が自然の乾燥剤の役目を果たしており湿度がとても低いためです。
一方、日本の夏は海(太平洋)から湿度の含んだ風が吹き込み、それが山にぶつかることで大量の雨が降ります。
更に国土の70%以上が山地の日本では土や草木にも多くの水分を溜め込まれるため、雨が降らない日も湿度の高い日が続いてしまいます。
結局、日本の夏は湿度の高さにより気温以上に暑さを感じ、その湿度により夜も気温が下がらないという二重の問題で気温のデータ以上に暑さを感じるわけです。
いくら日中の気温が高くても夜に気温が下がっていれば体力が回復されるので、ある程度は快適に過ごせるのですが、朝から晩まで暑いと1日中体力を奪われ続けるため、アフリカや中東などの日本よりも夏の最高気温が高い地域出身の人でさえも日本の夏は暑いと感じるのです。
以上、日本に住む外国人は熱中症に気をつけましょうという話でした。(;^_^A
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