日本におけるF1レーサーの認知度は、高校野球のアマチュア選手以下!?

スポーツ・競技
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以前、F1レーサーのフェルナンド・アロンソ選手が来日した際、普通に地下鉄に乗っている写真をSNSに投稿し、海外の反応サイトで大きな話題となっていました。
なぜ話題になったかというと、有名F1レーサーが一般人に混ざって地下鉄に乗っているのに、騒ぎになっていないことに海外の人は不思議に感じたそうです。

『日本人がおとなしく礼儀正しいから騒ぎになっていないのか?』
『日本人はフェルナンド・アロンソ知らないのか?』

F1が人気のある国の人は、日本で起きたこの現象の理由がわからずに、ただただ困惑していました。

フェルナンド・アロンソ選手が日本の地下鉄に乗っても騒ぎにならなかった理由は、(日本人からすると当たり前の話ですが)日本人がフェルナンド・アロンソ選手を知らなかったからです。
現在の日本で、フェルナンド・アロンソ選手の名前と顔が一致する人は、おそらく人口の1%をはるかに下回る人数しかいないものと思われます。
ハッキリ言って、現在の日本においてF1レーサーは、高校球児(高等学校のアマチュア野球選手)よりも遥かにマイナーな存在なのです。

ちなみに、私が名前の分かる外国人のF1レーサ外国人は、

アイルトン・セナ
アラン・プロスト
ナイジェル・マンセル
ジャン・アレジ
ミハエル・シューマッハ
ジェンソン・バトン

の6人だけです。
これ以外にピケが分かるのですが、フルネームはどう頑張っても思い出せませんでした。(調べたらネルソン・ピケでした)
そしてこの中で顔と名前が一致するのはアイルトン・セナとミハエル・シューマッハのみです。
セナはご存知の通りF1レース中に事故死していますし、シューマッハもスキー事故で脳に大きな障害を負い(一時は脳死状態だったと言われている)、人前に出ることは全くなくなっています。
つまり私は、現役・引退を合わせ外国人F1レーサーの誰に会っても、その人がF1レーサーであると気付くことはありません。
これでも私のF1知識は、一般的な日本人より詳しいほうだと思います。

日本では1990年前後にF1が大流行しました。
しかし1994年にアイルトン・セナが事故死したときには、既にその人気は下火になっており、日本のF1人気は一時的なブームに過ぎなかったのです。
その後もF1の人気は下がる一方で、現在の日本においてF1の放送は、有料放送でしか行っておりません。
つまり、F1は日本人が普通に目にすることがない競技(レース)になってしまっているのです。
下手をすると、最近の若い人はF1自体を知らない可能性すらあります。

いずれにせよ、今日の日本においてF1はそれぐらいマイナーな存在です。
以上のように、国ごとにメジャーなスポーツ、有名なスポーツ選手には大きな違いがあり、自国以外で起きるスポーツにまつわる話には違和感を感じる現象も多々あるかと思います。
ということで、次回は日本におけるスポーツ選手の知名度について詳しく書いていこうかと思います。

日本における海外スポーツ及び外国人スポーツ選手の認知度
前回、日本におけるF1レーサーの知名度の低さの話をしましたが、今回はF1レーサー以外のスポーツ選手の知名度についても考えていきたいと思います。 考える定義は『もし日本の街中を歩いていて騒ぎになるような外国人の選手はいるか?』という...
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