東アジアの格闘技は実用性のないものばかり? 東アジアで発祥した格闘技の実用性を考える

スポーツ・競技
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東アジアの格闘技は実用性がないものばかりじゃないかという疑問が、海外の反応サイトで話題となっていました。
自分は発売間もないころから格闘技通信という格闘技の専門雑誌を買っていましたし、実際に総合格闘技も本格的に行っていたので、この手に疑問に答えるにはもってこいの人物です。
というわけで、以下で東アジア各国の格闘技における実用性について考えていきます。

中国の格闘技

まず中国の格闘技について考えます。

中国の武術と言えばカンフー(功夫)で、特に嵩山少林寺の少林拳が有名です。
中には、『カンフー=少林拳』と思っている人も多いことでしょう。(ちなみに少林寺拳法は少林拳を学んだ日本人によって作られた日本生まれた武術である)
この少林拳は、現在では戦うための武術というより一種のショーのようなものに進化しており、実際に観光客相手に武術的な曲芸を見せることを生業としている人が多くなっています。
そのため、実戦で使えない武術と思われても仕方ありません。
しかし中国のカンフーは幅がとても広く、詠春拳の達人であったブルース・リーなどはかなりの実力を持ち合わせていたことは間違いないでしょう。
※ちなみにジャッキー・チェンは京劇(日本でいう歌舞伎のようなもの)出身で、武道家というわけではない。
その他に有名な中国武術と言えば太極拳ですが、今では健康体操のような扱いになっていることは皆さんもご存知かと思います。

韓国の格闘技

続いて韓国の格闘技について考えます。

韓国の格闘技と言えば、空手から波及した打撃系格闘技のテコンドーです。
しかしテコンドーは足技を重視しすぎているため、かなり実用性のない格闘技となっています。
その他にはシルムという韓国式の相撲があるのですが、そもそも韓国国内ですらマイナーな存在なため、外国人の人はほとんどその存在すらも知らないと思われます。

日本の格闘技

そして武道の国とまで言われる日本の格闘技について考えます。

日本には、

・相撲
・柔道
・合気道
・空手

といった海外でも有名な格闘技がありますので、1つ1つ考えていきます。

まず、相撲はクセが強すぎて実用性以前の問題と言えるでしょう。
ルールや選手(力士)の体系から考えても、一般人が何かあったときに使える格闘技とは思えません。

柔道はオリンピックに採用されて以降、国際化の名のもとに見る人に分かりやすいルールに変更され、極端に投げ技重視の“競技”となり、寝技になると、すぐ『待て』がかかってしまいます。
実戦では『待て』などかかりませんから、実用性が低いと思われても仕方がありません。

合気道は、そもそも自分から攻撃をしないという特殊な格闘技です。
合気道の達人が、人を少し触れるだけでバタバタと倒していく映像などを見たことがある人もいるかと思いますが、あくまでパフォーマンスなので深く考えなくて結構です。(;^_^A
いずれにせよ、自分から攻撃することがない合気道が、本当に格闘技術が必要な場面に出くわした際にどこまで通用するかは相当の疑問が残ります。(少なくとも現役時代の自分なら、合気道の武道家に負けることはないと言い切れます)

空手はそれなりに実戦で使えるでしょうし、世界でもかなり有名な打撃系格闘技となっています。
空手は顔面へのパンチをしないことが主流なので、そこに若干の甘さが生じるかもしれませんが、いざ実戦となれば寸止めする必要もないのでは大きな問題にならないでしょう。

以上、東アジアの格闘技について考えてみましたが、確かに実用的ではない格闘技が多いかもしれません。
しかし別の記事でも書きましたが、現在の総合格闘技界で著しい成果を出しているブラジリアン柔術も、本を正せば柔道ですし、日本にも七帝柔道というブラジリアン柔術とそっくりな寝技中心の柔道も残っています。
また実践的な格闘技と言われるロシアのコマンドサンボも、柔道からの影響を強く受けている格闘技です。
以上のことから、原始的な柔道(あるいは柔道以前の柔術)は、実戦でも十分に使える格闘技かと思います。
日本の警察官の捕獲技術に、柔道の技術が取り入れられていることからも、柔道の実用性はある程度証明されていると言えるでしょう。
更に日本には修斗という総合格闘技の統括団体の歴史が30年もあり、UFCの誕生以前から総合格闘技も盛んとなっています。

以上、東アジアの格闘技について考えてきましたが、世界中が格闘技なんて習わなくてもいいくらい安全になれば、それに越したことはないというのが、1人の元格闘家からの意見となります。(;^_^A

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