日本の新型コロナウイルス対策、特にPCR検査の少なさに海外から批判が続出しているとの報道がありました。(コロナ対応に海外から批判続出 政府、発信力強化に躍起)
このことは、海外の反応サイトでも度々話題になっています。
実際問題、人口当たりのPCR検査数が日本は先進国の中で極めて少ないことは事実です。
しかしこれは日本の問題であり、日本国内では大いに議論があっていいかと思いますが、海外からとやかく言われる問題ではありません。
それとも、日本の新型コロナウイルス対策を批判している国が、PCRの検査キッドや検査キッドを作るための材料を日本に融通してくれるとでも言うのでしょうか?
そんなことはせずに、世界各国で検査キッドの材料争奪戦をしているのが実態なのではないでしょうか?
本来、批判されるべきは検査数ではなく、感染者数を抑えられない国なはずです。
上記のニュースで日本を批判していた国(のメディア)は、アメリカ(ニューヨークタイムズ)、イギリス(ガーディアン、BBC)、韓国(ハンギョレ新聞)などの国々ですが・・・・
(韓国はまだしも)アメリカとイギリスは新型コロナウイルス感染者の死者数が1位と2位の国であり、感染を抑えることに失敗した代表国と言えます。
日本は検査数が少ないとはいえ、死者数からみればアメリカやイギリスに比べて感染者数の抑え込みに成功しているはずで、このような国から文句を言われる筋合いはありません。
そもそも世界中に新型コロナウイルスを広げたのはヨーロッパです。
新型コロナウイルスの発祥は中国でしたが、現在の国別感染者数、世界各国の感染発症時期などを見れば、中国よりヨーロッパが原因でウイルスが世界に広がった可能性が高く、今日の日本で流行している新型コロナウイルスもヨーロッパ由来であるとの分析結果が出ています。
以上のように、イギリスなどは日本を批判する暇があったら自国や周辺国の問題について考えたほうが有意義と言えます。
日本のメディアなどでも、アメリカやヨーロッパ各国のPCR検査数を提示しながら日本のPCR検査数の少なさを問題視していますが、新型コロナウイルスの対策に明らかに失敗している国を参考にして何の意味があるというのでしょうか?
こういったことは、日本が未だに西洋偏重主義から抜け切れていない証なのでしょうが、日本の地震対策について韓国が批判したり、日本の犯罪率についてアメリカが批判していたら誰だっておかしいと気付くはずで、アメリカやイギリスが日本の新型コロナウイルス対策を批判することに意味があるとは思えません。
現在は100年に1度クラスの感染症拡大で世界中が混乱中とはいえ、もう少し物事を冷静に捉えるべきかと思います。
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