日本の漫画・アニメと韓国のK-POP、海外で影響力が高いのはどっち?

経済問題
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韓国系の海外の反応サイトで、日本の漫画やアニメと韓国のK-POPはどちらが海外での影響力が高いのかという話がされていました。
そこで韓国の方が漫画やアニメは波及効果が低いからK-POPのほうが影響が高いと主張していたのですが、この意見には日本人として強い違和感があります。
漫画やアニメ作品はゲーム化されて大きな収益を上げることも多いほか、キャラクターグッズとしての波及効果がとても高くなっています。

現在、海外におけるK-POPの人気が凄まじいことは紛れもない事実です。
今のK-POPを代表する防弾少年団(以下、BTS)は、2019年6月から2020年6月までのコンサートで5万ドル(500億円以上)の収入があったとされています。
新型コロナウイルスの影響がなければ、この数字は更に増えていたでしょう。
コンサート以外の売り上げを考えると、BTSが1年間で稼ぎ出す金額は1000億円を超えるかもしれません。(近年(コロナ前)の音楽業界では、音楽ソフトなどの売り上げよりもコンサートなどによる売り上げのほうが大きくなってきているらしいが)
これに加え、グループ及びメンバー個人による広告料などもかなりあるでしょうから、BTSの稼ぎ出すお金は凄まじいものがあります。

一方、2020年公開作品の世界1位を記録した鬼滅の刃は、世界における興行収入が約517億円以上にのぼっているそうです。
これにテレビアニメの広告料、単行本やソフトウェアの売り上げが加わるのですが、鬼滅の刃は2021年の日本国内だけで、DVDが63.3万枚、ブルーレイが45.9万枚、単行本は最終巻の1冊だけで517.1万部の売り上げを誇っています。
更にゲームやらキャラクターグッズやらの売り上げも合わせたら、鬼滅の刃が1年間で稼ぎ出すお金もBTSに負けていない規模であることが分かります。

鬼滅の刃における売り上げの大半は日本国内によるものですが、大事なことは、K-POPに占めるBTSの割合と日本の漫画・アニメに占める鬼滅の刃の割合は全然違うということです。
鬼滅の刃は近年まれに見るヒット作ではありますが、日本の漫画やアニメにはガンダムやドラゴンボールなどといった古くから人気のある作品、進撃の巨人や呪術廻戦などといった近年ヒットした作品、セーラームーンやプリキュラなどといった少女向けの作品、ドラえもんやアンパンマンなどといった子供向けの作品、その他諸々数え切れないほどの人気作品が存在しています。
ONE PIECEに至っては世界でもっと売れた漫画として知られています。
これらの作品が様々な商品展開を行い、莫大な売り上げを上げるのが日本の漫画・アニメの世界なのです。

K-POPにもBTSに準ずるような人気を得ているBLACKPINKなどがいますが、日本の漫画・アニメ作品などと違って、世界でお金を稼ぎ出す人やグループの数はそこまで多くありません。
そもそも流行り廃りに敏感な芸能の世界で、そこまで数多くの人およびグループが同時に人気を得ることは難しいと思われます。
また、小さい頃に見ることの多い漫画やアニメは影響が長い期間に渡って残る傾向があり、ガンダムやドラゴンボールなどが未だに人気がたかいこともそのためです。
世界の映画界においても、売り上げが高い作品はアメコミヒーローやスター・ウォーズなどといったキャラクター色の強い作品がほぼ独占状態となっています。
K-POPを含むアイドル文化も近年は長期間に渡って人気を得る傾向が強くなっていますが、人間である以上は老化が避けられないので、キングコングやゴジラのように50年以上も高い人気を維持することはまず不可能です。
このような事実を踏まえると、やはり日本の漫画やアニメのほうが韓国のK-POPよりも海外での影響が大きいと思います。

正直、何をもって冒頭の韓国人が日本の漫画・アニメよりもK-POPのほうが波及効果が大きいと考えたのかよく分かりません。
漫画やアニメが身近でキャラクター商品が至るところにある日本人と違って、韓国人は漫画やアニメの波及効果の凄まじさを実感できていないのかもしれませんが、日本のキャラクターは『ポケモンGO』1つで5500億円稼ぎ出すようなレベルなので、さすがに日本の漫画・アニメよりK-POPのほうが波及効果が高いという主張には無理があります。

K-POPが海外で人気を得て自慢したい韓国人の気持ちも分かりますが、現実離れした理論で日本を卑下することは、世界で活躍するようになったK-POPアーティストのためにもやめたほうがいいかと思います。

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