海外の反応サイトで、『日本のアニメキャラクターは、どうしておかしな髪の色をしているのか?』ということ議題になっていました。
確かに、日本のアニメキャラクターの髪色は現実離れをしていることが多くなっています。
例えば、
ONE PIECEのロロノア・ゾロの髪色は緑
NARUTOの春野サクラの髪色はピンク
となっていますが、そのキャラクターが日本人であるかどうかに関わらず、人としてまずあり得ないような髪色です。
なぜ、このようなあり得ないような髪色をしたキャラが日本のアニメに多いのかというと、それは日本人という民族が極端に多様性のないことに由来します。
多様性がないのなら、髪の色は逆に同じになるのでは?
と思う人もいるでしょうが、もし仮に日本人をアニメの中でリアルに描いたら、みんな同じような見た目になってしまいます。
アニメのキャラクターは現実と比べ情報が失われて簡素化されているので、人口の98%以上が大和民族の日本人はみんな同じような見た目になってしまうのです。
そのため、どこかでキャラ分けできる描写をしなくてはならないのですが、これを目や鼻だけで行うには限界があります。
例えば、可愛い女性のキャラクターばかり出てくるようなアニメでは、目や鼻や輪郭などの描写にそこまで大きな違いを付けることはできません。
そこで編み出されたのが、髪の色や髪型を変えてキャラ分けする手法だったのです。
特に1990年代中盤以降、現実世界の日本で髪を染めることが流行したこともあり、アニメキャラクターの髪色は一気に多様化していきます。
これをアニメ界では髪色爆発と呼びます。(嘘ですw)
さらにそのことが発展して、髪の色はキャラ付けとしても利用されているようです。
真面目な子は黒髪、萌キャラはピンクみたいな感じです。
また、最近は漫画やアニメが長期化し登場人物が多くなる傾向もあるため、キャラクターに違いを出す作業が大変になっており、髪の色に多様性をもたせる必要に迫られた可能性もあります。
そもそもの話としては、アニメが現実を投影するというより非現実を描くものとして広がった傾向が強いので、現実ではあり得ないような髪色のアニメキャラを作ることに抵抗がなかったとの事情もあるのでしょう。
アニメは子供が観るものだったため、必要以上に見た目の分かりやすさが重要視されたこともあるでしょうし、漫画家やアニメーターの『この色を使ってみたい』という描き手側の欲求のようなものも影響しているのかもしれません。
このように、日本のアニメキャラはいくつかの理由のもと髪の色が多様化し、今では冒頭に紹介したロロノア・ゾロや春野サクラなどの緑やピンクの髪色も、そこまで違和感なく観ることができます。
むしろ登場人物が全員黒髪のアニメのほうが、違和感を感じる日本人は多いのかもしれません。
以上、日本のアニメキャラクターにおける髪の色について考えてきましたが、実世界の日本で緑色やピンク色の髪色にしたら、当然、好奇の目で見られるのでご注意してください。(;^_^A
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