まず最初に言っておきたいのですが、今回のタイトルは問題を提起するためにあえて過激なタイトルをつけているだけで、私自身が『アメリカ人=バ〇』と短絡的に考えているわけではありません。
当然、アメリカ人はノーベル賞などの受賞者も多く、天才が多数いることも知っています。
しかしながら、アメリカに留学したことのある人などの多くが、アメリカ人をバカだと思った経験があるそうで、各種メディアなど(SNS等)でもこの手の発言は確認することができます。
以前書いたの記事で、アメリカ人の地理感覚の乏しさを指摘しましたが、世界地図を広げて国当てクイズをするとアメリカ人はあり得ないような間違いをよくします。

このことは、よく海外の反応サイトでも取り上げられている事実で、以下の動画でも確認することができます。
この動画の中で最後の少年以外のアメリカ人は、国の位置が1カ国もわからないという結果になっています。
更に、アメリカ人の半分はニューヨークの位置がわからないという話もあり、日本では以下のような本も出版されています。
また、アメリカ人は暗算などの計算も非常に苦手で、この手の経験談はすごくよく聞きますし、私自身にも体験があります。
かつての日本では『そろばん』が習い事の定番で、計算や暗算を覚えることが重要視されていました。
現在の日本でも九九は小学校の2年生でほぼ強制的に暗記させられますし、レジのつり銭ぐらいの簡単な計算なら、ほとんどの日本人が暗算で計算することが可能です。
しかし、アメリカ人は足し算や引き算などの簡単な暗算すらもできないケースがよくあります。
そして、アメリカ人の知識に関することでもっとも驚くことは、『天動説』を信じている人が多いことです。
天動説とは、太陽を含めた星々は地球を中心に回っているという考えで、現在の科学では完全に否定されています。(実際は地球が太陽の周りを回っている。)
しかし2014年にアメリカ科学振興協会という団体が調べたところ、アメリカ人の26%は、いまだに天動説を信じているのだそうです。
アメリカ人がどこまで本気で天動説を信じているのかはわかりませんが、アンケート上は、ほぼ1/4のアメリカ人が天動説を信じているとの結果で、これは世界的に見ても著しく高い割合になります。
天動説を信じるアメリカ人多い原因は、キリスト教にあります。
中世のキリスト教では天動説が強く支持されていて、地動説を唱えたガリレオ・ガリレイはキリスト教における宗教裁判で有罪となり、生涯軟禁生活を送りました。
このような経緯から、キリスト教の原理主義者は未だに天動説を支持しているのです。
日本時間で昨日開票されたアメリカ連邦議会議員の中間選挙でも、キリスト教福音派の動向が注目されていましたが、彼らは戦争や飢餓といった人の生き死にの問題よりも、聖書の中に書かれてる人工中絶や同性愛を禁ずることのほうが大きな問題であると主張しています。
このキリスト教福音派がアメリカの中でいつのまに政治力を持つようになり、中世におけるキリスト教の価値観ような彼らの考えが、アメリカ全土にまで影響を与えています。
そもそもの話ですが、聖書の中で同性愛は明確に否定などされていないはずです。
聖書の中では否定されているのは男色だけで、実際にキリスト教の影響を受けるヨーロッパの国でも同性婚を認める国が増えてきています。
しかし、アメリカではキリスト教原理主義が過度に信仰されているので、聖書の中にほんの少しだけ書いてるようことでも過大解釈し、自分たちの価値観に合わせ大きな政治的な主張にしてしまいます。
一方、聖書の中にある『酒におぼれてはならない』という部分はあまり過大解釈せずに、キリスト教徒でも普通にお酒を飲んでいます。
結局は自己都合で聖書を解釈しているということです。
更にキリスト教原理主義者はアメリカの教育現場にも介入し、この世の全てのものは神によって作られたとされる『創造論』を学校で教えることを推進しています。
当然ですが、創造論は非科学的な話であり、人間はアダムとイブから生まれたのではなくサルから進化したのです。
しかし実際にアメリカの教育現場では、進化論ではなく創造論に基づいた教育を行っている学校も多数あるのが現実です。
このような非科学的なことを信じていたら科学的な価値観は浸透せず、それに伴った学問も発展しないのではないでしょうか?
宗教を否定する気はないですが、以上のような部分がタイトルにあるような『アメリカ人=バカ』と他国の人が考える要因に繋がっているのではないかと思います。
以上、バカも宗教への信仰も限度を超えれば問題が生じると指摘させていただきたいと思います。
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コメント
21世紀で天動説信じてるって正気かよ・・・
世界地図における他国の位置などは関心の問題でしょうし、天動説についても地球に対する科学的関心よりも宗教的関心の問題かと思います。私が気になるのはポリコレです。ポリコレの方々の多くが先進性を自己の評価にしているのですが、ローマ教皇でさえ他の宗教の存在を認めているご時世に自分達の価値観以外を認めないポリコレの主張には驚きしかありません。そしてポリコレの主張にはEU加盟国による死刑廃止なども含まれています。死刑廃止の是非は別としても、それを正義であり先進性とするポリコレのあり方こそに異常を私は感じます。