日本人はお酒をよく飲む? 世界各国の飲酒事情とロシア人の誤認識

食文化
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以前から何人かの外国人YouTuberが日本人はよくお酒を飲むと指摘をしており、特にロシア人YouTuberがこの話題を盛んに取り上げています。
別に当ブログで書くような内容でもないと思っていたのですが、昨日などは2人のロシア人YouTuber()がこのことについて言及しており、さすがにロシア人がそう考えるよほど理由があるのだろうと思って、各国の飲酒率について調べてみました。

まずは、日本人が本当にお酒をよく飲むのかについてですが、以下のサイトにある調査結果では、50%以上の日本人は、お酒を全く飲まないかほとんど飲まないと答えています。

若者の飲酒離れ「ソーバーキュリアス」に打つ手はあるのか
「若者のアルコール離れ」が言われて久しい。ビールやカクテルテイストのノンアルコール商品は毎年、新商品が発表され、最近では都市部にノンアルコール専門のバーも登場している。ノンアルコール市場は拡大傾向にあり、今後もこの流れは続きそうだ(下図表1

厚生労働省が2018年に行った別の調査では、日本人の飲酒習慣率(週に3日以上飲酒する人の割合)は30%未満となっています。

一方、ロシア人の飲酒に関する最新(2019年)の調査は以下の通りです。

ロシア人のアルコール摂取量が減少
9月11日(ロシアでは「禁酒の日」)に合わせてロシア保健・社会開発省が発表した報告書によると、ロシア人の1人当たりのアルコール消費量は過去10年間、着実に減少し、世界保健機構(WHO) が推奨する年間8リットルまでの制限基準に近づいている。

この調査によると、ロシア人の60%がお酒を全く飲まないか月に1回以下しか飲まないと答えており、日本とロシアの飲酒率はほとんど同じレベルと思われます。
しかし、週に数回お酒を飲むと答えたロシア人は6%しかおらず、こちらは日本よりだいぶ低くなっています。
この調査結果を信じれば、ロシア人が日本人のほうがお酒を飲むと発言することも納得です。

では、他の国の飲酒率も調べてみましょう。

アメリカでは、およそ50%の人が過去30日以内にお酒を飲んだと答えており、こちらも日本と大きく変わらない飲酒率になりそうです。

アメリカ合衆国の飲酒状況をグラフ化してみる(CDC版)(最新) : ガベージニュース
たばこ同様に大人だけのたしなみ、し好品であるとともに、身体にはマイナスの影響を与えることが多いため、昨今の健康志向を受けて飲む人が減っているといわれている「お酒」。今回はそのお酒の飲まれ具合について、アメリカ合衆国の現状を公的機関のデータを基に探ることに

中国では、2011年と少し前に公開された調査結果によると、男性の56%、女性の15%が普段からお酒を飲んでいるそうです。

変わる中国の大量飲酒文化、ミレニアル世代が切り開く健康飲酒の新トレンド | AMP[アンプ] - ビジネスインスピレーションメディア
若者のアルコール飲料離れ、会社の飲み会に来ない部下の増加など、日本では飲酒にまつわるさまざまな変化が起こっている。 ニッセイ基礎研究所のまとめによると、2003年から2014年にかけて、20代の男性の飲酒習慣率は20.2%から10%へ、20代女性は7%から2.8%に減っていることが明らかになったのだ。 飲酒に関する変化...
各国の飲酒について、もっとも分かりやすいデータがありますので以下に示します。

【2018年における15歳以上の人口1人当たり年間アルコール消費量】
1位:セーシェル、20.05L
2位:チェコ、12.93L
3位:ラトビア、12.60L
4位:ウガンダ、12.20L
5位:オーストリア、11.80L
6位:リトアニア、11.49L
7位:ブルガリア、11.42L
8位:フランス、11.24L
9位:アイルランド、11.20L
9位:エストニア、11.20L
11位:ルクセンブルク、10.94L
12位:ドイツ、10.81L
13位:ハンガリー、10.79L
14位:ポーランド、10.62L
15位:セントルシア、10.43L
15位:スペイン、10.43L
17位:ポルトガル、10.37L
18位:スロバキア、10.16L
19位:ルーマニア、10.14L
20位:クロアチア、10.10L
37位:米国、8.82L
51位:ロシア、7.69L
63位:日本、6.82L
74位:中国、5.62L
参照:https://www.globalnote.jp/post-3958.html

このランキングデータでは、日本人よりロシア人のほうがアルコールを消費していますが、大きな差はありません。
中国の順位は上記した調査結果と大きな相違があり、世界最大の人口を誇る中国ではなかなか完全な調査は難しい様子が伺えます。(地域により文化が大きく違ったりする)
ただし世界的に見れば、日本人もロシア人も(中国人も)特別にお酒を飲むということもはなく、お酒をよく飲むのは主にヨーロッパ人のようです。
確かに、ドイツやベルギーなどのヨーロッパ北部ではビールをよく飲むイメージがありますし、フランス、イタリア、スペインなどのヨーロッパ南部ではワインをよく飲むイメージがあります。

結局、ロシア人が日本人のことをお酒をよく飲むと考える背景は、日本人がステレオタイプにロシア人のことをお酒を飲むと考えており(ウォッカのイメージが影響?)、その過剰な反発としてロシア人は日本人のほうがお酒を飲むと必要以上に発言しているものと思われます。
また、会食時などにお酒を飲む人が目立ち、お酒を飲まない人はほとんど気にも止まらないという事情もあり、外国人が慣れない日本の食文化に触れた際、お酒を飲む人が思ったより多かったことに過剰な反応を示し、誤認識をしてしまった可能性も考えられます。
いずれにせよ、日本人とロシア人の飲酒率はほとんど変わらないのが現状です。

ということで、日本人が考えるロシア人もロシア人が考える日本人も思ったよりはお酒は飲まないので、お互い正しい認識をもって接したほうがいいかと思います。(;^_^A

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