恐竜以外の地上最強絶滅動物ランキングTOP20

哺乳類
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絶滅した動物として人々が最大に興味を惹いているのは恐竜でしょうが、今回はあえて恐竜以外の絶滅した地上最強動物トップ20を紹介したいと思います。(どうしても10種に絞れなかったので、いつもの倍となるTOP20の紹介としました)
恐竜の全盛期よりも前の動物は古すぎて生態がよくわからないので、基本的に恐竜絶滅後に誕生した動物を対象としています。
例のごとく、似通った種の動物は1種のみの紹介です。
ちなみに自分は、恐竜を含め人類が誕生する前に絶滅した動物にはあまり強い興味がありません。(;^_^A

※絶滅動物ということで画像は基本的に想像図となります。特に毛色や柄はほぼ100%想像です。

20位:メイオラニア

【学名】
Meiolania
【全長】
約2m(甲長約1m)
【体重】
約400kg
【分類】
爬虫網
カメ目
メイオラニア科
メイオラニア属
【食性】
草食
【生息域】
オーストラリア~ニューギニア島
【生息年】
1000万年前~1万年前

ガラパゴスゾウガメより一回り大きい史上最大のリクガメで、頭には角、尾にはトゲトゲという現在では考えられないような攻撃能力満載なカメだった。

19位:エピオルニス


photo credit:Aepyornis maximus 01 L.D. by Acrocynus

【学名】
Aepyornis
【高さ】
最大3m
【体重】
400kg~500kg
【分類】
鳥網
エピオルニス目
エピオルニス科
エピオルニス属
【食性】
草食
【生息域】
マダガスカル
【生息年】
6000万年前~400年前

最大の鳥類といえば700年前までニュージーランドに生息していたジャイアントモア(ダチョウ目モア科)が有名で、実際に高さはジャイアントモアが1番なのだが、体重ではこのエピオルニスの最大種であるエピオルニス・マクシムス(Aepyornis maximus)に軍配が上がり一説には鳥類の歴史上で最重種と言われている。
このエピオルニスの凄いところは17世紀まで生息していたことで、当然、今回紹介する中でもっとも最近まで生息していた動物となる。(最大種のマクシムスは約1,000年前に絶滅)
近年(2018年)、同じマダガスカルに存在したより巨大な種をボロンベ・ティタン(学名:Vorombe titan)として分類(ボロンべ属へ)の変更がなされ、この種は最大700kgを超えていたとされるが、分類を含めまだ論争が残っている。

18位:ギガントピテクス


photo credit:Gigantopithecus by Concavenator

【学名】
Gigantopithecus
【身長】
約3m
【体重】
300kg~540kg
【分類】
哺乳網
霊長目(サル目)
ヒト科
ギガントピテクス属
【食性】
草食性の強い雑食
【生息域】
中国南部~東南アジア北部
【生息年】
100万年前~30万年前

史上最大のサルで、創作物では巨大なゴリラのように描かれることが多いが、実際にはオラウータンに近い種と思われている。

17位:ケレンケン


photo credit:Kelenken by FunkMonk (Michael B. H.)

【学名】
Kelenken
【高さ】
最大3.2m
【体重】
約230kg
【分類】
鳥網
ノガンモドキ目
フォルスラコス科
ケレンケン属
【食性】
肉食
【生息域】
南米大陸南部
【生息年】
約1500万年前

巨大かつ最強の鳥といえば、恐竜絶滅後の6600万年前から3400万年前に栄えたディアトリマ(近年はガストルニス属の一種とされることが多い)という大きな体と大きな頭をもった陸生鳥類が有名だが、それ以上に巨大で強かったであろうのがフォルスラコス科の鳥たちで、その中で最大種のケレンケンは陸生鳥類最強クラスを誇ると思われる。

16位:ドロモルニス


photo credit:Dromornis stirtoni by Nobu Tamura

【学名】
Dromornis
【高さ】
最大3m
【体重】
最大650kg
【分類】
鳥網
ガストルニス目
ドロモニス科
ドゥロモルニス属
【食性】
草食
【生息域】
オーストラリア
【生息年】
800万年前~3万年前

ドゥロモルニス属最大種の『Dromornis stirtoni』は史上最大クラスの鳥類で、上記したエピオルニスやジャイアントモアと違い大きな頭や嘴をもち、より強力であったと思われる。

15位:ディプロトドン

【学名】
Diprotodon
【体長】
約2.5m
【体重】
約2.8t
【分類】
哺乳網
双前歯目(カンガルー目)
ディプロトドン科
ディプロトドン属
【食性】
草食
【生息域】
オーストラリア
【生息年】
160万年前~46,000年前

オーストラリア史上最大の陸生哺乳類で、史上最大の有袋類。
外見的特徴を一言で表すと強大なウォンバット。

14位:ドエディクルス

【学名】
Doedicurus clavicaudatus
【体長】
3m~4m
【体重】
約2t
【分類】
哺乳網
被甲目(アルマジロ目)
グリプトドン科
ドエディクルス属
【食性】
草食
【生息域】
南米大陸南部
【生息年】
200万年前~7,000年前

巨大なアルマジロで、尻尾の先に太いトゲがありモーニングスターのようになっている。

13位:アルシノイテリウム


photo credit:Arsinoitherium-afr by roman uchytel

【学名】
Arsinoitherium
【体長】
約3m
【体重】
約1.5t
【分類】
哺乳網
重脚目
アルシノイテリウム科
アルシノイテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
北アフリカ~アラビア半島
【生息年】
3,500万年前~2,300万年前

巨大な2本の角をもったサイのような動物・・・と思われるが、目単位で絶滅しているためどんな動物だったかはよく分かっていない。

12位:ウインタテリウム


photo credit:Uintatherium Royal Tyrrell Museum by Andreone93

【学名】
Uintatherium
【体長】
3m~4m
【体重】
約2t
【分類】
哺乳網
恐角目
ウインタテリウム科
ウインタテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
北米大陸
【生息年】
4,500万年前~3,700万年前

頭に6本(3対)の角と口に2本の牙という強烈な見た目をした巨大草食動物。

11位:アンドリューサルクス


photo credit:Andrewsarchus model by Boris Dimitrov

【学名】
Andrewsarchus
【体長】
3.5m~4m
【体重】
180kg~450kg
【分類】
哺乳網
メソニクス目
トリイソドン科
アンドリューサルクス属
【食性】
肉食
【生息域】
モンゴル付近
【生息年】
4,500万年前~3,600万年前

最大クラスの肉食性哺乳類。
原始的な大型肉食哺乳類であるため、狩りなどはまだ上手くなかったと思われる。

10位:メガラニア


photo credit:Varanus priscus BW by ArthurWeasley

【学名】
Varanus priscus
【全長】
5m~7m
【体重】
約1t
【分類】
爬虫網
有鱗目
オオトカゲ科
オオトカゲ属
【食性】
肉食
【生息域】
オーストラリア
【生息年】
約4万年前

史上最大のトカゲで最大7mに達する。(ただし全長の大半は尻尾である)
メガラニア属からオオトカゲ属への分類変更がされたので、呼び名が変わるかもしれない。

9位:マカイロドゥス

【学名】
Machairodus
【体長】
2m~3m
【体重】
100kg~400kg
【分類】
哺乳網
食肉目(ネコ目)
ネコ科
マカイロドゥス属
【食性】
肉食
【生息域】
ユーラシア大陸~北アフリカ
【生息年】
1,000万年前~500万年前

最大クラスのサーベルタイガー。
サーベルタイガーといえば、10,000年前まで生息し現生人類とも共存していたスミロドンが有名だが、マカイロドゥス属の中で後期に誕生した『Machairodus horribilis』は、それ以上の大きさを誇る。
※ただし近年ではスミロドンの一種(模式種)である『Smilodon populator』がより巨大だった可能性も示唆されている。

8位:メギストテリウム


photo credit:Megistotherium osteothlastes by Apokryltaros

【学名】
Megistotherium osteothlastes
【体長】
約4m
【体重】
約500kg
【分類】
哺乳網
歯肉目
ヒアエノドン科
メギストテリウム属
【食性】
肉食
【生息域】
アフリカ
【生息年】
約2300万年前

同じ科のヒアエノドン・ギガス(ヒアエノドン属)と共に史上最大の純肉食哺乳類ではないかと思われる動物。

7位:ティタノボア


photo credit:Titanoboa 1 by Ryan Quick

【学名】
Titanoboa cerrejonensis
【全長】
10m~15m
【体重】
1t以上
【分類】
爬虫網
有隣目
ボア科
ティタノボア属
【食性】
肉食
【生息域】
【生息年】
6,000万年前~5,800万年前

史上最大のヘビで、胴回りも太く現在最大のヘビであるオオアナコンダと比べても遥かに巨大なヘビだったと思われる。

6位:ホラアナグマ


photo credit:Ursus spelaeus by Sergiodlarosa

【学名】
Ursus spelaeus
【体長】
2m~3m
【体重】
350kg~1000kg
【分類】
哺乳網
食肉目(ネコ目)
クマ科
クマ属
【食性】
雑食
【生息域】
ヨーロッパ~アジア西部
【生息年】
20万年前~24,000年前

ホッキョクグマ以上の大きさを誇る史上最大のクマ。
ヒグマなどと同じで大型亜種がおり、最大のものは1000kgを超えていたとされる。

5位:メガテリウム


photo credit:Megatherium americanum by Sphenaphinae

【学名】
Megatherium
【体長】
6m~8m
【体重】
3t~4t
【分類】
哺乳網
有毛目
メガテリウム科
メガテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
南米大陸
【生息年】
500万年前~1万年前

一言でいうと巨大なナマケモノ。
ナマケモノなんて強いわけがないだろうと思うかもしれないが、このメガテリウムは最大体長8mとゾウ並みの大きさ誇り、相当の強さがあったものと思われる。
近縁種に同程度の大きさとなるエレモテリウム(Eremotherium)がいた。

4位:エラスモテリウム


photo credit:Elasmotherium model by Boris Dimitrov

【学名】
Elasmotherium
【体長】
4m~5m
【体重】
3.6t~4.5t
【分類】
哺乳網
奇蹄目(ウマ目)
サイ科
エラスモテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
ユーラシア大陸
【生息年】
258万年前~11,700年前

大きな角をもったサイの一種。
現生のサイと違い鼻先からではなく額から角が伸び、ユニコーンのモデルとも言われている。

3位:パラケラテリウム


photo credit:Indricotherium by ABelov2014

【学名】
Paraceratherium
【体長】
7m~8m
【体重】
11t~20t
【分類】
哺乳網
奇蹄目(ウマ目)
ヒラコドン科
パラケラテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
ユーラシア大陸
【生息年】
3,600万年前~2,400万年前

サイの近縁種とされるが、巨大なウマのような見た目をしている。
大型のマンモス類やナルバダゾウ(ゾウ科パレオロクソドン属)と並び史上最大の陸生哺乳類。

2位:アジアステップマンモス(松花江マンモス)


photo credit:Mammuthus trogontherii122DB by Creator:Dmitry Bogdanov

【学名】
Mammuthus sungari
【体長】
4.7m~5m
【体重】
17t~19t
【分類】
哺乳網
長鼻目(ゾウ目)
ゾウ科
マンモス属
【食性】
草食
【生息域】
モンゴル付近
【生息年】
400万年前~1万年前

最大クラスのマンモスで上記のパラケラテリウムやナルバダゾウ(ゾウ科パレオロクソドン属)と並び史上最大の陸生哺乳類。
※画像は通常のステップマンモスの想像図です。

1位:デイノスクス

【学名】
Deinosuchus
【全長】
10m~12m
【体重】
2.5t~5t
【分類】
爬虫網
ワニ目
クロコダイル科
デイノスクス属
【食性】
肉食
【生息域】
北アメリカ大陸
【生息年】
8,000万年前~7,300万年前

今回紹介する中で唯一恐竜時代に生きていた動物で、史上最大のワニ。
水辺では大型の肉食恐竜をも凌ぐ強さを誇ったとみられる。
噛む力は最強の恐竜とされるティラノサウルスと同程度だったらしい。

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