クモやクモの仲間(サソリ、ビネガロン、ヒヨケムシ、ウデムシなど)の中で最強レベルのものたちをまとめてみました。
日本のクモ
まずは日本を代表するクモを紹介です。
ジョロウグモ
photo credit:IMGP0251 by isado
- 【学名】
- Trichonephila clavata
- 【大きい個体の体長】
- 30mm
- 【分類】
- ジョロウグモ科
- 【生息域】
- 北海道以外の日本、朝鮮、台湾、中国
網を張って獲物を捕らえるタイプのクモで、日本で最大クラスの大きさを誇ります。
カバキコマチグモ
photo credit:Kabakikomachigumo by Papakuro
- 【学名】
- Cheiracanthium japonicum
- 【大きい個体の体長】
- 15mm
- 【分類】
- フクログモ科
- 【生息域】
- 日本全土
日本でもっとも強力な毒を持つクモ。
ただし噛まれても死に至るようなことはありません。
世界のクモ
世界には超がつくほどの強烈なインパクトを持つクモが多数存在します。
ルブロンオオツチグモ
photo credit:Theraphosa blondi by snakecollector
- 【学名】
- Theraphosa blondi
- 【大きい個体の体長】
- 100mm
- 【分類】
- オオツチグモ科
- 【生息域】
- 南米の熱帯雨林地帯
世界最大クラスのクモで、代表的なタランチュラの一種。
クロドクシボグモ
photo credit:Wandering Spider (Ctenidae) (Id ?) by berniedup
- 【学名】
- Phoneutria nigriventer
- 【大きい個体の体長】
- 80mm
- 【分類】
- シボグモ科
- 【生息域】
- ブラジル
80人もの人間を殺せるという毒を持つという、もっとも強力な毒グモ。
※別名:ブラジリアン・ワンダリング・スパイダー
シドニージョウゴグモ
photo credit:Atrax robustus by Tirin
- 【学名】
- Atrax robustus
- 【大きい個体の体長】
- 40mm
- 【分類】
- ジョウゴグモ科
- 【生息域】
- オーストラリア北部
人間にとっては最高クラスの強力な毒を持っているのですが、その毒は主要な外敵に対しても捕獲対象に対しても効果がないという意味のよくわからない毒グモ。
ドクイトグモ
photo credit:Brown Recluse. by graftedno1
- 【学名】
- Loxosceles reclusa
- 【大きい個体の体長】
- 12mm
- 【分類】
- イトグモ科
- 【生息域】
- 北アメリカ大陸
体は小さいですが、死者まで出ているという強い毒を持っているクモ。
ダーウィンズ・バーク・スパイダー
photo credit:Tinga_2012 05 20_0982 by HBarrison
- 【学名】
- Caerostris darwini
- 【大きい個体の体長】
- 18mm
- 【分類】
- コガネグモ科
- 【生息域】
- マダガスカル島
体長18mm程度と見た目は大したことのないクモですが、作り出す糸は強力で、強度は同じサイズのケブラー繊維の約10倍をも誇り、その糸で作る巣の大きさは最大横幅25mにも及びます。
クモの仲間
クモの仲間とは、基本的にクモ網に含まれるクモ目以外の、ウデムシ目、カニムシ目、クツコムシ目、コヨリムシ目、サソリ目、サソリモドキ目、ザトウムシ目、ダニ目、ヒヨケムシ目、ヤイトムシ目のことを言います。
サソリ目
一般の人が強力な虫類と聞いておそらく1番最初にイメージすると思うサソリたちの紹介です。
ダイオウサソリ
- 【学名】
- Pandinus imperator
- 【大きい個体の体長】
- 200mm以上
- 【分類】
- コガネサソリ科
- 【生息域】
- 東南アジア
世界最大のサソリで、第一脚には大きなハサミを持ちます。
ただし毒性はそれほど強くないので、人間にとってはそれほど恐ろしいサソリではありません。
オブトサソリ
photo credit:Deathstalker (Leiurus quinquestriatus) 5 by מינוזיג
- 【学名】
- Leiurus quinquestriatus
- 【大きい個体の体長】
- 75mm
- 【分類】
- キョクトウサソリ科
- 【生息域】
- 中東、ヨーロッパ
人が死ぬほど強い毒を持ったサソリ。
動きも早く、また気性が荒く攻撃的なため、人にとって最も危険なサソリの一種となります。
※別名:デスストーカー
サウスアフリカン・ジャイアントファットテール・スコーピオン
photo credit:Parabuthus transvaalicus (male) by Alexander Tietz
- 【学名】
- Androctonus australis
- 【大きい個体の体長】
- 100mm以上
- 【分類】
- キョクトウサソリ科
- 【生息域】
- 南アフリカ
毒の強力さはオブトサソリに劣りますが、毒の注入量が多いため最高レベルに危険なサソリ。
※別名:ジャイアント・デスストーカー
サソリモドキ目
サソリモドキはサソリとクモの間の子みたいな外見をした生物で、日本にも九州の南部や沖縄に生息しています。
ジャイアント・ビネガロン
photo credit:Vinegaroon (Mastigoproctus giganteus) by Charles & Clint
- 【学名】
- Mastigoproctus giganteus
- 【大きい個体の体長】
- 85mm
- 【分類】
- サソリモドキ科
- 【生息域】
- アメリカ南西部
最大のサソリモドキ。
サソリのような毒針はないですが、肛門腺から酢酸・カプリル酸の混合物を噴射することがあります。
ヒヨケムシ目
ヒヨケムシは日本に生息しない生物で、活発に捕食行動を行うことが知られています。
ヒヨケムシ
photo credit:Strong bite, but cross-eyed. by Zach_Beauvais
- 【学名】
- Solifugae
- 【大きい個体の体長】
- 150mm
- 【分類】
- ヒヨケムシ目
- 【生息域】
- 熱帯地域
鋏角が異常に発達しており10本足に見える生物。
あまり研究は進んでいないようで強さのほどは不明ですが、特に毒などは持っていることはないようです。
※別名:キャメル・スパイダー
ウデムシ目
ウデムシは夜行性で朽ち木の隙間や洞穴などに生息するため、人間とほとんど関わりがない生物です。
ウデムシ
photo credit:Whip spider by ggallice
- 【学名】
- Amblypygi
- 【大きい個体の体長】
- 45mm
- 【分類】
- ウデムシ目
- 【生息域】
- 熱帯地域
腕にあたる第一脚がとても発達していて、この腕を使って獲物を狩ります。
強さのほどは不明。
ダニ目
一概に小さく、非常に多様性のある動物。
とても小さいためあまり研究が進んでいませんが、病気を媒介する生物であることが知られている。
マダニ
photo credit:Tick on the job by John Tann
- 【学名】
- Ixodidae
- 【大きい個体の体長】
- 4mm
- 【分類】
- マダニ科
- 【生息域】
- 世界中
強烈な吸血動物で、普段の大きさはせいぜい3mmから4mm程度なのですが、寄生した動物の血を10日間も吸い続け体長10mm、体重は200倍にもなるという強烈なグロテスク生物。
近年、人に対し重症熱性血小板減少症候群という病気を引き起こすとして危険視されています。
おまけ
最後に『ルブロンオオツチグモ』の大きさが分かる動画を紹介します。(*_*)
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