オスとメスの見た目が全然違う動物の一覧(性的二形・性的二型の例)

哺乳類
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ライオンは雄にだけタテガミがあり、クジャクは雄だけが綺麗な色をしている・・・こんな雄と雌で見た目が違う『性的二形』の動物たちを画像つきで紹介します。

性的二形(性的二型)とは?

性的二形(せいてきにけい、英: sexual dimorphism)とは、生物における多型現象の一つで、性別によって個体の形質が異なる現象を指す。

引用:性的二形 – Wikipedia

性的二形あるいは性的二型とは、同じ種のオスとメスで生殖器や育児に関する器官を除いた部分に、明確な違いが現れることを言います。
以下、性的二形が現れる代表的な動物たちを紹介します。

性的二形の特徴がある哺乳類

ライオンの例(たてがみの有無)

オスの成獣は頭部から頸部にかけて鬣が発達する。

引用:ライオン – Wikipedia

ライオンのオスには、メスにはない鬣(たてがみ)という長い毛が首から顔にかけた生えます。
ネコ科動物の中で、ここまでハッキリと性的二形が現れるのはライオンのみとなります。

ライオンのオス

ライオンのオスには鬣がある。

ライオンのメス

ライオンのメスには鬣がない

ヘラジカの例(角の有無)

雄の成獣は箆のように平たい角を持つことが和名の由来。

引用:ヘラジカ – Wikipedia

ヘラジカのオスには立派な角が生えますが、メスには角が生えません。
これはヘラジカだけではなく他のシカ科動物でも同じで、トナカイ以外のシカ科動物はオスだけに角が生えます。

ヘラジカのオス

ヘラジカのオスには角が生える。

ヘラジカのメス

ヘラジカのメスには角が生えない。

アジアゾウの例(牙の有無)

メスは上顎の門歯(牙)が口外に出ない。

出典 アジアゾウ – Wikipedia

アジアゾウのオスは牙が口外に露出していることが多いが、メスの牙は口の外には出ません。(オスでも牙が口の外に出ないこともある)
ちなみにアフリカゾウの場合はメスでも口外に露出する例が多いようです。

アジアゾウのオス

アジアゾウのオスは、牙が口腔外に露出するほど長い。(短い牙のオスもいる)

アジアゾウのメス

アジアゾウのメスは、牙が口腔外に露出しない。

マンドリルの例(大きさの違い他)

体長オス約81cm、メス56cm。尾長9cm程度。体重約27kg、メス約12kg。メスはオスの半分程度の大きさである。

引用:マンドリル – Wikipedia

マンドリルのオスは大きさ(体重)がメスの倍ほどある他、顔の色や飾り毛の色が鮮やかで、鬣もメスより量が多くかつ長くなります。

マンドリルのオス

マンドリルのオスは、顔の色や飾り毛の色がメスよりも鮮やかになります。

マンドリルのオスとメス


photo credit:Mandrill family – Artis Royal Zoo by Kitty Terwolbeck

マンドリルのオスとメスは大きさの違いがハッキリしている。
※左がオス、真ん中がメス、右は子供。

ゾウアザラシの例(大きさの違い他)

雄の体長は平均3.8mであり、雌の平均である2.5mよりもかなり大きく、身体の大きさに関する雌雄間の差が非常に大きい。体重は雄が平均1,800kg、雌は平均650kg。

引用:キタゾウアザラシ – Wikipedia

ゾウアザラシはオスとメスの体格差が極めて大きくなります。
また、ゾウアザラシの特徴である長い鼻も、オスの方がより長くなります。

ミナミゾウアザラシのオスとメス


photo credit:Southern Elephant Seals by Falkland Islands

ミナミゾウアザラシの大きさには、オスとメスで明確な違いがあります。
※奥がオスで手前がメス。

キタゾウアザラシのオスとメス


photo credit:Northern Elephant Seal (Mirounga angustirostris) by David Merrett

キタゾウアザラシのオスの鼻はとても長くなる。
※奥がオスで手前がメス。

イッカクの例(牙の有無)

イッカクの雄の特徴は1本の非常に長い牙である。この牙は歯が変形したものである。イッカクの歯は上顎に2本の切歯があるのみであるが、雄では左側の切歯が長く伸びて牙となる。牙は、上唇を貫き、前方に突き出す形となる。

引用:イッカク – Wikipedia

クジラの仲間であるイッカクのオスには名前の通り角状の1本の長い牙が生えますが、メスは基本的に長い牙はありません。

イッカクのオス


photo credit:Нарвал в российской Арктике by пресс-служба ПАО “Газпром нефть”

イッカクのオスには口腔外に伸びる1本の牙がある。
※稀に2本の牙がある個体もいるらしい。

イッカクのメス

イッカクのメスには口腔外の伸びる牙はない。
※ただしメスでも牙が生える場合があるらしい。

性的二形の特徴がある鳥類

インドクジャクの例(羽色の違い)

オスの成鳥は尾羽基部の上面を被う100-150枚の羽毛(上尾筒)が発達する。頭部や頸部は濃青色、体側面は青緑色、腹部は黒緑色の羽毛で被われる。

引用:インドクジャク – Wikipedia

クジャク類のオスは羽根や羽毛がとても鮮やかな色をしているが、メスは地味な色をしている。

インドクジャクのオス

インドクジャクのオスの羽根や羽毛はとても鮮やかである。

インドクジャクのメス

インドクジャクのメスの羽根や羽毛は地味である。

キジの例(羽色の違い)

オスは翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉腫がある。

引用:キジ – Wikipedia

日本の国鳥であるキジもオスの色が鮮やかであり、メスは地味な色をしている。
※その他の鳥類でもオスのみが鮮やかな色をしている例は多い。

キジのオス

キジのオスの羽根や羽毛はとても鮮やかである。

キジのメス

キジのメスの羽根や羽毛は地味である。

オオハナインコの例(羽色の違い)

オスは緑ベースに赤や黄色の差し色が入り、くちばしが赤と黄色の2色。メスは赤、紫、青のくっきりした配色で黒いくちばしをもっています。

引用:オスとメスとでカラーがまったく違う。オオハナインコの特徴、性格、飼い方をご紹介 | ペット生活

オスのみが派手な色をしている鳥類は多いですが、オス・メスとも派手で全く別の配色をしている珍しいインコも存在しています。

オオハナインコのオス


photo credit:Eclectus Parrot (Eclectus roratus) male by Heather Paul

オオハナインコのオスの羽色は緑色ベース。

オオハナインコのメス


photo credit:Eclectus Parrot female 1 by Jim Bendon

オオハナインコのメスの羽色は赤色ベース。

性的二形の特徴がある魚類

ミツクリエナガチョウチンアンコウ(大きさの違い)

全長は雌が最大44cmになるのに対し、雄は最大7.5cmにしかならない。

引用:ミツクリエナガチョウチンアンコウ – Wikipedia

チョウチンアンコウ科の多くの種はメスに比べてオスが極めて小さく(このことを矮雄という)、ミツクリエナガチョウチンアンコウを含む一部の種ではオスがメスに寄生して(メスの体に同化して)繁殖行動を行います。

ミツクリエナガチョウチンアンコウのオスとメス


photo credit:Cryptopsaras couesii (triplewart seadevil) by Dr Tony Ayling

ミツクリエナガチョウチンアンコウのオスとメスは体格の差が極めて大きい。(矮雄)
※矢印の先にいるのがオスです。

性的二形の特徴がある昆虫

カブトムシの例(角の有無)

蛹以降になると雄は頭部と胸部の二箇所に角が現れ確実に判別できるようになる。

引用:カブトムシ – Wikipedia

カブトムシのオスには角がありますが、メスには角がありません。

カブトムシのオス

カブトムシのオスは角がある。

カブトムシのメス

メスのは角がない。
ついでに子供たちの人気もない。(;^_^A

ミノガの例(変態の有無)

成虫が「ガ」の形になるのは雄に限られる。雄は口が退化しており、花の蜜などを吸うことはできない。雄の体長は30〜40mm。雌は無翅、無脚であり、形は小さい頭に、小さな胸と体の大半以上を腹部が占める形になる

引用:ミノムシ – Wikipedia

日本でよく見られるミノムシであるオオミノガは、オスだけが蛾の形となりメスは俗に言うミノムシになります。

ミノガのオス


photo credit:# 0457 – Thyridopteryx ephemeraeformis – Evergreen Bagworm Moth by Andy Reago & Chrissy McClarren

画像のミノガ(Thyridopteryx ephemeraeformis)のオスは、羽の生えた蛾に変態する。

ミノガのメス


photo credit:Evergreen Bagworm Moth (Thyridopteryx ephemeraeformis) “bag” by Andrew Cannizzaro

画像のミノガ(Thyridopteryx ephemeraeformis)のメスは、イモムシ状のまま(俗に言うミノムシ)蓑(みの)の中で生涯を過ごす。

イリオモテボタル(変態の有無)

成熟したオスは他のホタル同様の形態をしているが、発光器はもたない。メスは芋虫状の幼虫の姿のまま成虫になる

引用:イリオモテボタル – Wikipedia

イリオモテボタルは、オスは通常の甲虫の姿をしていますが、メスはイモムシ状のまま成虫になります。

※詳しくは下記のページで紹介されています。
http://48084562.at.webry.info/201105/article_1.html

性的二形の特徴があるクモ

ジョロウグモの例(大きさの違い)

性的二形が大きく、成体の体長は雌で17〜30mmなのに対して、雄では6〜13mmと雌の半分以下である。

引用:ジョロウグモ – Wikipedia

ジョロウグモはオスとメスの大きさがかなり違う。

ジョロウグモのオスとメス


photo credit:Nephila clavata by Adrian Lawrence

ジョロウグモのオスはメスの半分程度の体長で、腹部の大きさがまるで違う。

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