情報を精査し新たな記事を書きましたので、以下のリンク先の記事をご覧ください。
2021年10月に狭山市に現れたニホンザルの情報は、以下のページからご覧ください。
首を突っ込んだついでなので、このサルの問題を深く考えてみたいと思います。
まずは、下記の説明を補足する地図を御覧ください。
①:狭山市沢、4月7日に目撃情報
②:狭山市堀兼、4月8日に目撃情報
③:狭山市加佐志、4月28日に目撃情報(飛び地のため場所の特定不明)
④:狭山市入曽地区、8月10日に目撃情報(飛び地のため場所の特定不明)
⑤:所沢市小手指・狭山ヶ丘付近、6月7日に鳴き声を聞いた人あり
⑥:所沢市所沢新町、8月12日に目撃情報
⑦:ふじみ野市桜ヶ丘、8月16日に目撃情報
⑧:富士見市上沢、8月18日に目撃情報
狭山市では今年の4月7日にサルの発見情報がありました。
まず見付かった場所は沢(地図①)という地区で、翌日の4月8日には堀兼(地図②)でも発見されます。
そしてその20日後の4月28日、加佐志(地図③)という地区で再びサルが発見されます。
この加佐志には飛び地があり、どこで発見されたかの分かりませんが、もし南側の飛び地で発見されたのなら前回の記事で示した『くぬぎ山』という森林地帯のすぐ近くなので、この森などでサルがしばらく定住していた可能性も考えられる状況です。(※調べなおした結果、飛び地ではない場所でした)※狭山市の野生動物発見情報は大雑把な地域でしか発表されないので場所の特定が難しい。
このサルが後に捕獲されたという話は聞きません。
ここまで人里に侵入したサルが秩父の山まですんなり帰ることは難しいでしょうから、死んでない限り狭山市近辺のどこかで生息していることとなります。
そして、8月10日に再び狭山市の入曽地区でサルの発見情報が入りました。
入曽は北入曽と南入曽があり、南には大きな飛び地があります。
どこが発見場所かは分かりませんが、南入曽の南側(地図④)には『北中・水野の森』という大きめの森があり、ここならサルがしばらく暮らしていくことも可能のように感じます。
この間(4月28日から8月10日まで)の3ヶ月半は狭山市近辺でサルの目撃情報は挙がっていないようで、4月と8月の目撃情報は別のサルによるものに思えるのですが・・・
しかし、この間を埋めるツイートを発見しました。
へうげものに御座います😌
関係無い話しを致します😌
あの……
所沢の小手指、狭山ヶ丘付近で……………
………猿っていますかね?😅
昨日の夜鳴き声がした気が😅
幻聴でしょうか?😅笑#へうげもの#南相馬#ラーメン#入間市#所沢市
— へうげもの (@hyougemono7) June 7, 2021
これは6月7日のツイートで、北中・水野の森からすぐ近くにある所沢市の小手指や狭山ヶ丘付近(地図⑤)でサルの鳴き声を聞いた人がいるそうなのです。
この近辺にも森があり、4月に発見されたサルがこの辺りをうろついていた可能性があります。
つまり4月7日に発見されたサルが、8月10日までずっと狭山市近辺で暮らしていた可能性がかなり高いと思われるわけです。
その後、8月12日に所沢市の所沢新町(地図⑥)でサルの発見情報があるのですが、この地区も南側の南入曽からすぐ近くに位置しているので、北中・水野の森近辺にサルがしばらく潜んでいたと考えることは極めて自然の発想です。
その後、ふじみ野市(地図⑦)や富士見市(地図⑧)で見付かったサルも同じ個体である可能性が高く、春に山を下りてきたサルが狭山市近辺でずっと生息していた可能性は捨てきれません。
現状、狭山市内で複数のサルが同時に見付かったという情報はなく、このサルはあくまで迷い込んだ個体なのでしょうが、それでも狭山市内に日本に6種類しかいない中・大型野生哺乳類の1種であるニホンザルが定住しているとなると、狭山市民にとってはなかなかインパクトのあるニュースになるかと思います。
ただ最初の発見場所(狭山市沢)を考えると、『ひょっとして智光山公園(狭山市の入間川北にある自然公園)にある動物園から逃げ出したサルなのか?』という疑惑も残り、真相はますます闇の中なのかもしれません。
サルの移動ルート予想
最後にサルの移動ルートの詳細な予想を示します。
※以下の記事も参考にしてください。
【移動ルート1】
①秩父山地から加治丘陵へ
②橋を渡って圏央道を超える
③加治丘陵から河岸段丘斜面の森に沿って東へ
④西武池袋線の線路伝いに国道16号、霞川、国道463号を超える
⑤入間市駅の北側を通り稲荷山公園北にある森に侵入
⑥崖沿いの森をひたすら東に進み狭山八幡神社へ
⑦狭山駅北側の住宅地通り更に東へ
⑧高架下のトンネルを潜って西武新宿線南側の畑地帯へ移動
⑨畑や森伝いに東に進み狭山市沢へ(4月7日の発見地点)
⑩更に東に進んだ後、畑伝いに南下し堀兼へ(4月8日の発見地点)
⑪更に南下し『くぬぎ山』という比較的大きな森林地帯へ
⑫南狭山変電所の南側にある森へ移動(4月28日の発見地点?)
⑬入曽運動公園南東の森へ移動
⑭西武新宿線を超え、南入曽車両基地の西にある『北中・水野の森』という比較的大きな森へ移動
⑮ 南下し小手指車両基地近くの森へ移動(6月8日に鳴き声を聞いた人あり)
~しばらくの間、この辺りの森林地帯(北中・水野の森)を根城にしていた可能性あり~
⑯森を出て入曽辺りをうろつく(8月10日の発見地点)
⑰畑伝いに東に進み所沢市所沢新町へ(8月12日の発見地点)
⑱下富通り沿いの森を伝って東へ
⑲関越自動車道を超えるトンネルを潜ってふじみ野市桜ヶ丘へ(8月16日の発見)
※太字は発見情報などから考えた確実性のある情報で、細字は地形やサルの行動心理を考えた予想です。
以下の記事参照。
【移動ルート2】
①畑伝いに南下後、砂川堀沿いを東に進み弁天の森へ
②更に東に進み東武東上線を超え富士見市上沢へ(8月18日の発見地点)
③住宅街をうろつき、ららぽーと富士見のすぐ近くまで移動(8月18日の発見地点)
④僅かな森と畑を頼りに南下し水谷小学校近辺へ(8月19日の発見地点)
⑤国道463号線を超え新河岸川と柳瀬川の合流地点付近へ(8月20日の発見地点)
⑥新河岸川沿いを一気に南下し朝霞市大字田島へ(8月20日の発見地点)
⑦断続的にある森を伝い南東へ
⑧橋で外環自動車道を超え僅かな畑地帯を頼りに東京都板橋区赤塚城跡の森へ移動(8月21日に近辺で目撃)
⑨地下に潜っている国道17号バイパス超え、首都高5号線沿いの緑地帯を頼りの東へ
※太字は発見情報などから考えた確実性のある情報で、細字は地形やサルの行動心理を考えた予想です。
【移動ルート3】
①もはや頼れる緑地帯もなくなり住宅街を彷徨うように板橋区役所付近へ(8月23日の発見地点)
②上石神井川をくぐり国道17号を東に超え、板橋区加賀へ(8月23日の目撃情報)
③上石神井川沿いを東に進み北区滝野川へ(8月24日の発見地点)
④東に向かい飛鳥山公園へ
⑤飛鳥山公園南東の歩道橋を渡り荒川区西尾久へ(8月25日の発見地点)
⑥住宅街を南下し北区田端新町へ(8月26日の発見地点)
⑦人気のない時間を狙って線路(高架)の西側へ移動
⑧線路沿いを南下し台東区の上野公園南へ(8月28日の発見地点)
~久しぶりの森林地帯に安心したのか、しばらく上野公園・谷中霊園辺りをうろついていた模様~
※太字は発見情報などから考えた確実性のある情報で、細字は地形やサルの行動心理を考えた予想です。
【移動ルート4】
①線路沿いを北上し田端駅近辺へ(9月1日の発見地点)
②線路沿いを西に進み駒込駅付近へ(9月1日の発見地点)
③北上し再び飛鳥山公園付近へ(9月2日の発見地点)
④線路沿いを更に北上し赤羽西へ(9月4日の発見地点)
⑤西へ進み板橋区高島平へ(9月6日の発見地点)
⑥更に西に進み埼玉県和光市白子へ(9月7日の発見地点)
⑦白子川沿いに南西に進み東京都練馬区大泉へ(9月8日の発見地点)
⑧地下に潜っている外環道を渡り埼玉県新座市の市営墓園へ(9月9日の発見地点)
※太字は発見情報などから考えた確実性のある情報で、細字は地形やサルの行動心理を考えた予想です。
【移動ルート5 多摩地区侵入編】
①黒目川あるいは黒目川南の森林地帯を伝って西に進み東京都東久留米市学園町へ(9月10日の発見地点)
※太字は発見情報などから考えた確実性のある情報で、細字は地形やサルの行動心理を考えた予想です。
これ以上の情報は、以下の記事でご覧ください。
コメント
勉強になる記事ありがとうございます。
10月24日にまた狭山市内に猿が出たようなので解説お願いします。