新型コロナウイルス(SARSコロナウイルス2)の進化を考える

その他生物
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ウイルスは動物ではないのですが(生物であるかも曖昧)、今回は現在世界中で話題となっている新型コロナウイルスについて“進化”という観点から考えていきたいと思います。

現在、新型コロナウイルスと呼ばれている『SARSコロナウイルス2』による死亡率は2.5%程度だそうですが、この2.5%の人に感染したSARSコロナウイルス2は死滅したものと思われます。
なぜなら、宿主が亡くなってしまうとウイルスは存在できなくなってしまうからです。
ですので、ウイルスが生き残るには宿主を死なせないようにしなければなりません。
どうするかというと、毒性を弱める(死亡率を下げる)のです。
俗に言う“ウイルスの弱毒化”というものです。

ウイルスは人間など生物と比べものにならないほど速い速度で進化していくので、弱毒化という進化も思いの外に早く行われる可能性があります。
特にコロナウイルスはこの傾向が強いと言われているので、現在猛威を奮っているSARSコロナウイルス2も、発生から数年で普通の風邪と変わらない程度まで弱毒化する可能性があるかもしれません。
現状、世界には7種類の人に感染するコロナウイルスが存在していますが(内1つはほぼ根絶)、その内の4種類は普通の風邪と認識されています。
SARSコロナウイルス2も、最終的にはこのような普通の風邪と認識されるウイルスになるものと思われます。
そもそも他のコロナウイルスも、発生当時はSARSコロナウイルス2のように人類にとって驚異的なウイルスだったのかもしれないのです。

そう考えると、現在の状況を必要以上に恐れる必要はないように思えます。
しかしこれはあくまで楽観論であり、SARSコロナウイルス2が強毒化して猛威を振るう可能性もないわけではありません。
現状ではSARSコロナウイルス2に著しい弱毒性は起こっておらず、ワクチンや特効薬ができるまではマスクをしたり手を洗うなど、基本的な感染症対策を徹底する必要があるでしょう。(日本のSARSコロナウイルス2が弱毒化しているように見えるのは、感染初期段階で検査体制が整っていなかったため)

以上、ウイルスについての深い知識は持ち合わせていないので、これ以上の感染拡大も含めて、これぐらいで勘弁していただきたいと思います。(^_^;)

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